子供におすすめな時計ってどれ? 子供向け知育時計10選&手作り方法も紹介
こども用の時計は「知育時計」がおすすめ
子供にアナログ時計の読み方を聞かれても、教え方が難しく困ってしまったママも多いのではないでしょうか。そんな時は「知育時計」を使ってみましょう。「知育時計」を使えば時計の概念や読み方を教えやすくなりますよ!
知育時計とは?
知育時計とは、アナログ時計が読めるようになる工夫が施されている子供用の時計です。通常のアナログ時計とは文字盤が違っていて、「何時」「何分」が見てすぐに分かるような仕様になっているのが特徴です。子供が分かりやすいように長針と短針を区別しやすかったり、大きな字で読みやすくなったりという工夫もされていますよ。
知育時計のメリット
大人では当然のように分かっていても子供にとっては抽象的で理解が難しい時間の感覚。教える時に子供が自分で見ても読み方が分かるように工夫されている知育時計を使えば、自然に時計の読み方を学べます。時計が読めるようになると「早く〇〇しなさい」ではなく「〇時までにお支度してね」「〇時になったらお片付けしようね」と伝えられるようになりますね。これは具体的に指示されるので子供は自主的に動きやすくなり、規則正しい生活習慣を身に付けることにもつながるのです。また知育時計はキャラクターものやカラフルで明るい雰囲気に作られているので、楽しくオモチャのような感覚で触れ合えるのもメリットですね。
知育時計の種類
知育時計には大きく分けて壁掛けタイプと置き型タイプの2種類あります。
知育時計の種類1:壁掛けタイプ
リビングや子供部屋など子供が過ごす時間が長い場所に設置するのがおすすめです。おしゃれなデザインのものが多いので知育時計としてだけではなく、時計が読めるようになった後も長く使い続けることが可能ですよ。
知育時計の種類2:置き型タイプ
手にとって近くで時計を見られるので、時計を読む練習を始めたばかりの子供におすすめ。目覚まし時計としての機能を備えているものが多いので、一人で起きる練習ができるなど生活習慣を身に付けることもできますね。
おすすめの壁掛け知育時計5選
ここでは、ママに人気の壁掛け知育時計をご紹介します。インテリアにもなるおしゃれな時計もありますよ。
くもん出版「スタディクロック」
短針と「時」の文字が赤、長針と「分」の文字が青になっているので、針と同じ色の数字を読むだけで時計が正しく読める知育時計。直径31cmと大きめなので、壁に掛けて遠くから見ても読みやすいですよ。対象年齢は3歳からで、とても見やすく分かりやすいと評判の良い時計です。秒針は猫とねずみが追いかけっこをしているかわいいデザインですよ。
MAG「知育時計 よーめる」
文字盤の色味を抑えて作ってあるので、通常の掛け時計としても使えるシンプルな知育時計です。針の動きが分かりやすいように、1秒ごとに進むステップ秒針になっていますよ。落下しても割れにくく透明感のあるアクリル樹脂全面カバーなので、子供部屋にも安心して使えますね。
無印良品「じぶんで読める時計 掛時計」
シンプルな家具が人気の無印良品が手がけた知育時計なので、インテリアにも馴染みやすいデザインです。「分」の目盛りもしっかり入っていますが、主張し過ぎないのでスッキリしています。直径20.3cmとややコンパクトな時計なので、子供部屋などにもぴったりですよ。
インターフォルム「電波掛け時計 ストゥールマン」
文字盤はとてもシンプルで見やすく、あたたかみがある木製フレームの時計です。最大の特徴は短針の先に空いた小窓から、24時間表記も学べること。「3時」を「15時」と言うこともあるというのが、一目見て分かるようになっています。インテリアにも馴染みやすいデザインで、正確な時間を刻む電波時計なので長く使えますね。
セイコークロック「掛時計 KX617W」
文字が大きくカラフルな色合いなので、子供の興味を引き楽しく学べる知育時計です。中央には「〇じ」という表記や、1時間ごとに色分けされているなど子供が見てすぐ分かるように工夫されています。スイープセコンドを採用しているので、カチコチと秒針の音が鳴らないのも嬉しいポイントですね。
おすすめの置き型知育時計5選
いろいろな機能が付いている置き型知育時計のおすすめをご紹介します。
くもん出版「スタディめざまし」
針と同じ色の数字を読めば正しい時間の読み方が分かるKUMONの知育時計です。目覚ましとスヌーズ機能が付いているので、朝一人で起きる練習もできちゃいますね。カラフルな色合いなので、入園や入学のお祝いにもおすすめです。
セイコークロック「掛置兼用時計 ドラえもん CQ319W」
スタンドが付いているので掛けても置いてもどちらでも使えるようになっているドラえもんの知育時計。文字盤の周りには丸いマグネット式のプレートが付いていて、プレートの片面には「分」表示、裏面には生活習慣のイラストが書かれています。時計の読み方をおやつやお風呂などの生活時間と関連させて覚えられますよ。いろいろなドラえもんの仲間が出てくるので楽しみながら時間を学べると人気の時計です。
レムノス「ふんぷんくろっくウィズカラー フォーテーブル」
「色の効果で、自分の時間をつくるのがうまくなるアナログ時計」をコンセプトに作られたデザイン性のある時計です。色を効果的に使ってちょっとした作業ができる15分を1コマとし、子供自身でスケジュールを管理できるように導くことを意図として作られています。カラーは4色あり、スタンドは取り外せるので壁掛け時計としても使えますよ。
セイコークロック「知育目覚まし時計 KR887L」
時針と分針が目盛りと同じ色なので、読みやすく分かりやすい知育時計です。目覚まし機能付きで、アラーム音は2種類あり音量も調節することができます。スヌーズ機能やライトも付いているので、寝室に置くのにぴったり。カラーはブルーとピンクの2色ありますよ。
インターフォルム「ストゥールマン ベル」
おしゃれなカタチと針の色がアクセントになっている北欧テイストの時計です。文字盤はシンプルながらも、数字が見やすく分目盛りがあるなど知育時計要素もしっかりとありますよ。短針の先には小窓があり、24時間表記がわかるようになっています。カラーは3色あり、置いておくだけでインテリアのアクセントにもなりますね。
知育時計を作ってみよう!
100均などで売っている時計を使って、手軽に安く知育時計を手作りする方法もあります。難しい作業はいらないので、誰でも簡単に作れちゃいますよ!
準備するもの
- 時計
- 文字盤
- ハサミ
- カッター
- 両面テープ
文字盤をダウンロードする
知育時計を作る時に必要な文字盤を無料でダウンロードできるサイトをご紹介します!
文字盤を選ぶ時は分目盛りが1から59までしっかりある、時と分の数字が色分けされているなど子供がパッと見て分かりやすいものにしましょう。文字盤にはさまざまな色があるので、子供が好きな色の文字盤を選んであげてくださいね!
シンプルな時計を準備
文字盤がカラフルなものが多いので、時計はシンプルなものを選ぶことをおすすめします。ダイソーやセリアなどの100均やニトリなどにいろいろな色や大きさの時計があるのでチェックしてみてくださいね。時計を選ぶ時は、長針と短針が見やすく分かりやすいものが知育時計に向いていますよ。
知育時計の作り方
- 文字盤を印刷して切った後、裏側に両面テープを貼る。
- 文字盤の真ん中に穴をあける。
- 用意した時計のカバーをとって、秒針、短針、長針を外す。
- 文字盤を貼りつける。
- 外した針とカバーを戻せば出来上がり!
用意する時計にもよりますがカバーを外す時に工具なしで作れちゃうものもあるので、細かい作業が苦手なママでも手軽に作れます。
おしゃれな知育時計にするアイデア
文字盤を貼っただけでも知育時計としては十分ですが、シンプルな時計にもうひと工夫してみるのもいいですよ。
文字をカラフルに!
マスキングテープを使って、文字をカラフルにするのもおすすめです。子供が好きな色を選んであげるといいですね。
わかりやすいようにアレンジ
短針、長針の先に「ふん」「じ」と書いた紙を貼ったり、読み方をかいてあげるとわかりやすくなります。
他にもあります
- フェルトを使って柔らかい雰囲気に
- アクリル絵の具で文字と針を好きな色に塗る
- 子供が好きなイラストを描く、貼る
などアイデアは無限にあります! 手作りだからこそできるオリジナルアレンジをしてみてくださいね。
時計が読めない子供への教え方
子供に時計の読み方を教える時に難しいポイントが、長針と短針で読み方が違うことですよね。長針は一周が60分なのに対して短針は一周が12時間という、大人にとっては当たり前の時計のルールが子供には難しいのです。ここではなるべく子供に分かりやすく時計の読み方を教える方法をお伝えします。
短針→長針→秒針の順に教えていく
まずは分かりやすい短針から教えていきます。「短い針が1のところにあると1時って読むんだよ」など子供が理解しやすい言葉で、1~12時まであることを伝えるましょう。「1~2の間に針があるときは全部1時なんだよ」など、数字と数字の間に針がある時のこともしっかり教えてあげてくださいね。短針が理解できたら長針を教えます。まずは長針が12にきたら「〇時」と教え、理解したら長針が6のときは「〇時半」ということを教えましょう。「〇時」と「〇時半」が定着したら、次は「分」です。目盛りに長針を合わせて「ここは15分と読むんだよ」と「分」は目盛りを読むのだと教えます。この時子供が混乱してしまうのが、文字盤に大きく書かれた数字。3と書いてあるのに15と読むのはなぜ? と分からなくなってしまうのです。ここでつまずいてしまう子供が多いので、「時」と「分」の違いを根気よく教えてあげるようにしてくださいね。短針が1周すると1時間進むことも伝えましょう。最後に教えるのは秒針です。目盛りを読むのは短針と変わりませんが、読み方が「秒」になることを教えましょう。秒針が1周すると1分になることも伝えてくださいね。
生活の中で意識的に声がけする
時計の読み方は一気に覚えられるものではありません。日常生活の中で毎日少しでもいいので、時間の声掛けをしましょう。「3時になったからおやつにしようね」「8時だから寝る時間だよ」など声掛けと時計を見せることを習慣にするといいですよ。また、声掛けする時間はなるべく決まった時間にすることがポイント。繰り返し同じ時間を声掛けする方が子供も分かりすく、少しずつ時間の概念を理解できるようになりますよ。
実際ママたちはどう教えた?
- そろそろ時計が読めるようになって欲しいなと思い、子供が好きなキャラクターの時計を買ってあげたら大喜び。「〇時になったら買い物行くよ」など声をかけると時計を見て確認するようになり、そこから少しずつ時計の読み方を理解してくれました。
- 時計の読み方を教えようと絵本を買ったのですが、定着しませんでした。その後知育時計を買ってみると生活と結びつけて少しずつですが時計を読めるようになりました。最初から知育時計を買えばよかったです。
- 「もうちょっとで6時だから夕飯にしよう」など生活の中で声かけをするようにしました。すると子供から「もうちょっとで3時にだからおやつにしようよ」と時間についての言葉が出るようになりましたよ。
- 子供が好きなテレビがあるので、「時計がこういう形になったら〇〇がはじまるよ」など子供が興味を持てる時間を意識して声を掛けました。すると自然に子供が時計の読み方を理解して覚えてくれましたよ。
まとめ
知育時計についてご紹介してきましたが、いかがでしたか。今はデジタル時計の普及によってアナログ時計を読めない子供が増えてきているそうです。時計を読めるようになることは、生活習慣を身に付けること、子供が自分で考えて行動することにつながります。子供が自分で時計を見て動いてくれたら、忙しい朝もスムーズに進みママは大助かりですよね! ぜひ生活の中に知育時計を取り入れてみてくださいね。