幼稚園の預かり保育って何? 保育園の延長保育、一時保育とどう違うの?
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どんな理由でも幼稚園の預かり保育は受け入れてもらえる?
基本的に預かり保育は利用理由は問われない
幼稚園の預かり保育は仕事以外の理由でも利用することができます。「上の子供の学校行事でお迎えに間に合わない」だったり「パパや祖父母の病院に付き添い」という場合で預かり保育を利用しても問題ありません。また「ちょっとリフレッシュしたいから」というママの息抜きが理由で預かり保育を利用してもOKです。
子供は幼稚園に通うくらいの年齢になると体力がついてきて、遊び方もどんどんアクティブになってきます。子供と遊ぶ時間は楽しいものですが、体力を消耗してしまい疲れてしまうこともありますよね。「来週はゆっくり休みたいから、預かり保育を幼稚園にお願いしたい」など、ママのコンディションを整えるためにもぜひ活用してみてください。
預かり保育の定期利用は就労証明書などの提出が求められる
ただし、月単位で預かり保育を利用する「定期利用」には条件があります。定期利用が必要な就労日数・就労時間であるかなどの確認を取るため、預かり保育の利用申請をする際には仕事の場合であれば就労証明書、入院や出産の場合であればそれを証明する書類の提出が必要になります。証明書は各自で手配をしなければならないため、預かり保育の定期利用を検討しているママは必要な書類について覚えておきましょう。
夏休みや冬休みなどの長期休み時にも預かり保育はお願いできる?
子供の夏休みともなると1ヶ月以上も休暇期間があるため、ママがその期間まるまる仕事を休むということは難しいのが現実です。そういったパパママの事情に合わせて、お盆やお正月を除く長期休暇期間中に預かり保育を実施している幼稚園が増えてきました。長期休暇期間中の預かり保育を行っていない幼稚園に共働き世帯の子供が通うのは不可能なので、入園を希望する幼稚園で長期休暇中の預かり保育を実施しているのかは、必ず確認するようにしてください。
土曜日に預かり保育を実施している幼稚園も増加中
また、土曜日の預かり保育を実施する幼稚園も少しずつ増えてきました。公立・私立を合わせ全体で約2割程度の幼稚園が土曜日の預かり保育を実施しています。今後はさらに増えていくでしょう。入園希望の幼稚園でどのような対応をしているのか、一度調べてみることをおすすめします。
預かり保育の定員がある幼稚園もあるので注意
幼稚園の預かり保育は定員が設けられている場合があります。毎日決まった定員数がある場合もあれば、月単位で利用する子供の予約を優先し、余った人数で1日ごとの利用定員を決めている、といった場合もあります。預かり保育の定員に限りはなく、何人でも受け入れられるという幼稚園もあります。これは幼稚園の方針によってもさまざまなため、預かり保育の予定を立てる際には事前にしっかりチェックしておきましょう。
幼稚園によっては預かり保育=習い事の時間になっている園も
習い事の送り迎えが不要なのでママからは好評
預かり保育の時間を利用して、子供の習い後をサポートしてくれる幼稚園もあります。英語教室や体操教室、サッカーや音楽教室、空手道場など、習い事のバリエーションが非常に豊富な幼稚園もあり、それぞれの幼稚園でいくつか決まった習い事の中から自由に選択できるというスタイルになっています。幼稚園に専門の先生が来て教えてくれることもあれば、園外の教室まで通う場合もあります。
園外の教室に通う場合には幼稚園が送り迎えをしてくれるため、パパママも安心して子供に習い事をさせてあげられますね。習い事はさせたいけれど、仕事をしていると送り迎えができないから通わせるのが難しい、という場合にはとても嬉しいサービスです。習い事には別途費用が掛かりますし、園によっては預かり保育料と習い事費用の両方が必要になる場合もあるので、利用前にはしっかり確認しておきましょう。
幼稚園の預かり保育で対応できない場合は一時保育も検討してみては?
幼稚園の預かり保育の定員が埋まっている、預かり保育で対応してもらえない時間帯にどうしても子供を預けなければいけない事情がある、などの場合は一時保育という制度が頼りになります。詳しくは下記リンク先の記事をご覧いただきたいのですが、一時保育は事前に登録や面談が必要であるなど、困ったときにすぐに頼ることができる制度ではありません。
また、一時保育を行っている施設によって、事前に必要な手続きが違うため「一時保育をお願いするかも」と考えているパパママは、事前に自宅周辺で一時保育を行っている施設を調べ、利用にはどのような手続きが必要なのかを確認しておきましょう。注意して欲しいのは、一時保育は病児保育ではないこと。病気の子供を預ける場合は病児保育になるので、そちらも事前に周辺の施設を確認するようにしておきましょう。
まとめ:預かり保育は働くママの心強い味方
女性の社会進出や働き方の多様化により、子供の教育・保育スタイルもどんどん変わってきました。そして、少しずつではありますが、幼稚園にもママをサポートしてくれる取り組みが増えてきました。これまでのような「仕事をするなら保育園」という偏った選択ではなく、たくさんの中から選べるというのは嬉しいですよね。そのためにも、日頃から情報を集めておくことが大切です。
幼稚園の預かり保育も時間や日数の制限などにより、まだまだすべてをサポートすることが難しい面もあります。それでも、パパママの助けになってくれることは間違いありません。幼稚園利用のパパママは、それぞれの生活スタイルに合わせて預かり保育をぜひ活用してみてください!