料理やお弁当の作り置きレシピ本、初心者に人気なのはこの15冊!
目次
作り置きのレシピ本が注目されている理由
本屋さんではさまざまな作り置きのレシピ本が売られ、その種類の多さから関心の高さが伺えます。まとめて作っておけば、時短になりますし便利ですよね。でも作り置きレシピが注目されている背景にはどのようなものがあるのでしょうか。単純に時短だけなのか、それとも別な理由があるのか、レシピ本が注目されていえる理由について探ってみたいと思います。
家庭の核家族化
総務省の調査によると、日本は2008年に12,810万人という総人口のピークを記録しました。しかし、日本の人口は2008年以降は徐々に下降し、少子化と高齢化の2つが問題視されています。総人口の減少に伴い、祖父母と世帯を共にする二世帯住宅が当たり前だった時代から、夫婦と子供2人の核家族化が進んできたという経緯も実は家事に大きな変化をもたらすことになったのです。
2世帯で生活をするということは、食事の準備など祖父母の協力が得られますが、核家族となると家事全般が夫婦2人の仕事になることに。限られた時間の中で家事をやりくりするとなると、一度に大量の料理を作ることで、時間と労力をカットすることができます。つまり、作り置きレシピは、利便性を高める大事な要素になっているのです。
ワーキングママの増加
さらに社会は少しずつ変わり、女性の社会進出も活発になり、仕事をしながら子育てを行うワーキングママも増加してきました。仕事が終わり、お迎えに家事・育児と同時進行でこなさなければいけません。効率的に夕食の準備をすすめるための作り置きが求められています。
調理法の進化
料理には家電が必要不可欠です。ご飯を炊くには炊飯器が必要ですし、パンを焼くにはトースターを使います。家電製品は年々進化を遂げ、調理法も多様化してきました。電子レンジも多機能なものが搭載され、蒸す・焼く・煮るといった工程が家電によって調理可能な時代になったのもひとつの要因です。材料を入れてボタンを押すだけで、圧力調理が可能なものや、自家製パンを作ってくれるホームベーカリーなど。
調理家電を使って数日分の作り置きをし、帰宅後は電子レンジで温めて食べるだけなら、家事の負担を大きく減らすことができます。このような背景から作り置きレシピは需要が高まり、レシピ本に限らず、動画でも調理法を簡単に見られる時代になってきたのです。改めて考えてみると、いろいろな背景から作り置きレシピが生まれたことが分かります。
料理の作り置きの際に注意すべきポイント
数日分をまとめて作り、あとは冷蔵庫で保存しておく作り置きですが、便利な反面、注意しなければいけないこともあります。どのような点に気を付けつけたらいいのか、具体的な内容についてご紹介したいと思います。
料理の作り置き時のポイント1:新鮮な物を加工する
炒める・蒸す・焼く・揚げるなどの工程を経ておかずを作っていきますが、数日後に食べる分も一度に作るため、新鮮なものを利用するのがポイントです。冷蔵庫または冷凍庫で保存しますが、新鮮なものでない場合、調理後であっても食中毒のもととなる菌が繁殖してしまう可能性も否めません。当日買ったものや、旬のものなど、新鮮な素材を調理するようにしましょう。
料理の作り置き時のポイント2:加熱はしっかりと
作り置きのおかずは、電子レンジで温めなおして食卓に並ぶので、温かいものを食べることができます。後で温めなおすということが頭のどこかにありますが、調理をする際にはしっかりと加熱するのが鉄則です。揚げ物の場合は、切って中身を確認することや、火が入りやすいように切り方を均等にするなど、火がしっかり入るような切り方の工夫も意識しましょう。
料理の作り置き時のポイント3:冷めきってから冷蔵・冷凍する
中までしっかり火を通したら、冷めてから冷蔵庫または冷凍庫で保管します。これは、冷める前に冷蔵庫に入れてしまうと熱で雑菌が繁殖してしまうためです。特に豚肉や魚介類には食中毒の原因となる細菌やウイルスが含まれています。これらは中心の温度が75℃以上で1分間加熱すると死滅します。少しでも食中毒のリスクを回避するために、必ず冷めてから冷蔵庫に入れます、冷める間は火を使っていないので他の家事をして、冷めたのを確認してから保存するようにしましょう。
初心者におすすめの作り置きのレシピ本ベスト5
ここからは、初心者でも簡単に作れるおすすめのレシピ本を紹介したいと思います。
やさしい作り置き
こちらの「やさしい作り置き」は簡単な味付けで、火や包丁を使わないもの、そして食材ひとつでできるものなど、簡単なレシピがたくさん紹介されています。
しかも、写真付きで見やすく図解しているので、初心者におすすめです。「やさしい作り置き」で、作り置きデビューをしてみてはいかがでしょうか。
組み合わせ自由自在 作りおきおかず374
こちらのレシピは、タイトルの通り374種類の作り置きおかずが作れる優れもの。おかずと食材からレシピをピックアップできるので1週間分の作り置きにチャレンジしてみたい人におすすめです。さらに、まとめて作りたい人や、ちょこちょこ作りたい人向けなど、ライフスタイルに合わせた調理法の紹介に、気になる保存方法まで網羅されています。Amazonのカスタマーレビューでは5つ星を何人も投稿するほど、満足度の高い内容になっています。あなたなら何種類のおかずを網羅できるでしょうか。
誰にでもできる簡単なコツでいつものおかずがごちそうに Yuuのラクうまベストレシピ
Instagramでフォロワー数が49万人越えの料理ブロガーYuuさんのレシピ本です。こちらの本の特徴はというと、鶏肉や豚肉、そして野菜など幅広いラインナップでその数はなんと172品を紹介しています。本で読んでInstagramで画像をチェックするなど、他のレシピ本とは違った楽しみ方ができます。
準備はたった1分! 家政婦makoのずぼら冷凍レシピ
食材を袋に入れて揉むだけで味付け完了、食べる時はレンジでチンする簡単調理。準備は約1分で完了と驚きのレシピも。包丁やまな板いらずで、洗い物も最小限に抑えられるというのも嬉しいですね。料理が苦手な人、ずぼらな人、忙しい人にもおすすめです。
沸騰ワード10×伝説の家政婦シマさん 週末まとめて作りおき! 平日らくらくごはん
テレビにも出演経験多数の家政婦シマさんの作り置きレシピです。3時間で1週間分の作り置きができるレシピは必見。簡単レシピに、うまみを引き出すコツや、野菜を脱水するコツなど、料理をおいしくするポイントなども紹介されています。
次のページではお弁当におすすめの作り置きのレシピ本、冷凍できる作り置きのレシピ本、どれか1冊だけを厳選するならコレ!というレシピ本をご紹介します。