産休とは? 期間はいつからいつまで? 出産手当金はいくら? 育休との違いも解説!
目次
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産休の申請方法は?
産休の手続きは勤務先の会社側が行ってくれますが、産前休暇は産休取得者が申し出なければ申請してもらえません。勤務先の担当者から「産前休暇はいつから取得しますか?」と聞かれることもありますが、申請方法は会社によって異なるので早めに確認しておきましょう。
産休の手続きは産前休業(出産予定日の42日前)に入る前に完了している必要があるので、早めに手続き方法を確認しておくと安心です。人事部や総務部が窓口になって申請してもらえることが多くあります。
産休中にもらえるお金や嬉しい制度:出産手当金
産休中は、手当金がもらえたりお金が免除されたりと嬉しい制度があります。出産手当金は、産休中にもらえるお金のことです。産休中は給料の3分の2(67%)の金額が健康保険から支払われます。出産手当金をもらうには一定の条件を満たしている必要があるので、以下に当てはまるか確認しましょう。
- 勤務先の健康保険に加入している
- 産休で会社を休んでいる
- 産休中に勤務先から給料をもらっていない、または出産手当金の支給額より少ない給料をもらっている
- 妊娠4ヶ月(85日)以降に出産した(流産や死産、人工中絶も含む)
産休中に会社から給料が支給される場合は?
支払われる給料が出産手当金の支給額より多いと、出産手当金は受け取れません。支払われる給料が出産手当金の支給額より少ない場合、差額を受け取れます。
アルバイトや派遣社員の場合、出産手当金は支給される?
正社員だけでなく派遣社員や契約社員、パート・アルバイトの人も、パパの扶養家族ではなく勤務先の健康保険に加入している場合に限り、出産手当金の支給対象となります。
退職した場合は出産手当金をもらえる?
産休前や産休中に退職した場合、「退職日までに健康保険加入期間が継続して1年以上あること(任意継続期間は含まない)」「産休中に退社すること」「退職する日に出社していないこと」の条件を満たせば、出産手当金の支給対象になります。
産休中にもらえるお金や嬉しい制度:出産育児一時金
出産育児一時金は、出産費用を軽減するための制度で、ママが働いている・働いていないに関わらず子供1人につき42万円を受け取れます。受け取れる人の条件は以下の通りです。
・健康保険に加入している、または健康保険に加入している人の扶養家族である
・妊娠4ヶ月(12週)以上で出産をした人(早産、流産、死産、人工妊娠中絶も含む)
ただし、妊娠週数が22週未満で出産した場合は、支給額が40万4,000円となります。
詳細は以下の記事で解説しています。
産休中にもらえるお金や嬉しい制度:社会保険料免除
産休中は社会保険料が免除されます。育休中も同様です。社会保険料が免除されている期間は、社会保険料を通常通り支払っていることになるので、将来年金を受け取る際に、産休・育休中も保険料を支払っていたものとして計算されます。こちらも嬉しい制度ですね。社会保険料免除の手続きは勤務先の会社側が行ってくれます。
出産手当金はいつ、どのように申請する?
出産手当金は産休が終わってから会社を通じて申請します。産休に入る前に「出産手当金支給申請書」を会社から受け取り、産休後(実際に出産してから57日目以降)に会社に提出すれば、会社が加入している健康保険組合に申請してくれます。「出産手当金支給申請書」は出産した産院に記載してもらうため、入院時に窓口に提出することが多いです。
以下に出産手当金に関する注意点を3つ挙げたので、参考にしてください。
産休手当金は産休後1~2ヶ月後に振り込まれる
出産手当金は産休明けの1~2ヶ月後に指定口座に振り込まれます。ただし、産前と産後別々に出産手当金を申請することも可能なので、分けて支給して欲しい場合は会社に相談しましょう。
前例がない場合や、産休の手続きに慣れていない会社だと申請に時間がかかり、その分、出産手当金の支給が遅れる可能性があります。気になるママは、産休に入る前に勤務先に出産手当金はいつごろ支給されるのか、確認しておくといいでしょう。
産休手当金は申請しないともらえない
出産手当金は申請をしないと受け取れません。産休明けから育休を取得する方は、出産手当金の申請書類を会社に郵送し、申請してもらうことが多いようです。必要書類はしっかりと揃えて、産休終了後に忘れずに会社に提出しましょう。
専業主婦やフリーランスの場合、出産手当金は支給されない
残念ながら、出産手当金は勤務先の健康保険に加入している人しか受け取れません。専業主婦でパパの扶養家族に入っている場合や、フリーランス・自営業など国民健康保険に加入している場合、出産手当金は支給されないので注意が必要です。
まとめ
産前休暇を取るか取らないかはママが決められますが、体調を優先して無理のないように出産までを過ごしてください。勤務先に妊娠していることを報告したら、会社側が手続きに必要な書類などを揃えてくれることも多いですが、もし不安であれば早めに確認しておきましょう。出産手当金は産休後すぐにもらえるわけではないので、あてにしすぎないようにしてくださいね。