子供が喜ぶ絵描き歌をいくつ知ってる? 親子で楽しめる絵描き歌集
絵描き歌を知っているとこんな時に便利
子供にとって、退屈に耐えることは苦痛なものです。病院の待ち時間や渋滞中の車中、飲食店で料理ができるまでの間など、動くに動けない状況で子供が飽きて困ってしまった経験がある人も多いのではないでしょうか。そんな時、特別な道具がいらない絵描き歌をいくつか知っていると待ち時間を楽しい遊びの時間に変えることができますよ。もちろん、普段からの遊びにも絵描き歌はおすすめです。親子で繰り返し遊ぶうちに、子供が自分でも歌ってお絵かきできるようになれば、子供の遊びのバリエーションも広がります。
絵描き歌はこんな所でも楽しめる
お絵描きというと、紙と描く物があればどこでもできる便利な遊びです。しかし、必ずしもそれらを使わなくてもできてしまいますよ。例えば、
- 結露した窓に
- お風呂の曇った鏡に
- 土や砂の地面に、指や木の枝で
- 毛足の長いカーペットやソファなどをなぞって
- パパママのスマホでお絵かきアプリなどを使って
といった場面です。
親子で楽しめる絵描き歌
ここからは具体的な絵描き歌をご紹介します。おじいちゃんおばあちゃんに教えてもらったような懐かしいものから、現代の子供たちが楽しんでいるキャラクターまで、知っているものはいくつあるでしょうか。
定番の絵描き歌
「ぼうがいっぽんあったとさ」で始まる、絵描き歌といえば思い浮かべるであろう『かわいいコックさん』。その他、ひらがなの組み合わせで描く『へのへのもへじ』『つるさんはまるまるむし』、「いっちゃんが~」で始まる『数字で作る絵かきうた』など、昔ながらの絵描き歌が滋賀県甲賀市のHPで図解されています。
面白い絵描き歌
ひらがな1文字1文字を、形と書き順から絵描き歌にしてしまった絵本です。イラストとリズムのある文体で楽しくひらがなに取り組めます。それだけではなく、中には「い→いぬがうんちをいっぽんしたよ まだまだでたよ もういっぽん」や「つ→つるりとひかる つるっぱげ」など、とてもインパクトのある文章もあり、盛り上がること請け合いです。
簡単な絵描き歌
簡素な図形と、「丸いお耳」「にっこりおめめ」などのストレートな言葉で、小さい子にもわかりやすい絵描き歌です。どのようなバランスになっても可愛い動物が描けるので、気軽にできますね。
難しい絵描き歌
少し変わり種の絵描き歌もご紹介します。Amazon Alexaのスキル(アプリのように追加できる機能)のゲームで、1万通りから毎日変わる歌を聞いて思い思いに描いてみる、正解のない絵描き歌遊びです。スマートスピーカーをお持ちでなくてもAlexaアプリをインストールしたスマートフォンで遊べます。
キャラクターの絵描き歌
言葉に合わせて手を動かすといつのまにか絵が描けてしまうのが絵描き歌の楽しいところです。子供に馴染みのあるキャラクターを自分で描けたらきっと大喜びでしょう。公式に動画が公開されていないものについては歌詞と簡単な解説をつけましたので参考にしてみてください。
うーたん
NHK「いないいないばあ! 」の番組内でも時々放送される、うーたんの絵描き歌です。無邪気なうーたんの声のイメージと相まって可愛らしく描けそうですね。
- コップ=胴体
- おまめ=ボタン
- そとにもこぼれて=足
- おさら=顔の輪郭
- おいなりさん=両手、ころりん=口
- のりまき=目
- あんぱん=頭のマラカス…
のステップでうーたんの完成です。
ノンタン
易しい言葉でイメージしやすく、にっこり笑うノンタンのお顔が出来上がります。
- とんがりおやま=耳、いっぽんばし=耳の間の頭の輪郭
- おべんとばこ=残りの顔の輪郭
- さんかくおにぎり=耳の内側のピンク色の部分
- やきそばさんぼん=両ほほのひげ
- もやしいため、にらいため=にっこり細くなった両目
- あめだま=鼻
- にっこりわらって=笑った口で完成です。
ムーミン
ムーミンバレーパークがオープンし新作アニメが放送されるなど、再注目中のムーミン。昔のTV放送で流れていた絵描き歌が、難易度が高いという噂です。雰囲気のある歌詞と愉快な曲調ですが、ムーミンらしくバランスよく描くのが難しそうです。チャレンジしてみてはいかがでしょうか。斜め横を向いた角度で描いていきます。
- おおきなそらまめ=耳下からあごにかけての輪郭
- たまごがふたつ=両目の輪郭
- けむしがさんびき=両眉と、頭頂部(耳の間)の輪郭
- とんがりぼうしがみっつ=両耳と、手前側の耳の内側の部分
- ぼうしのしたにひもがにほん=手前側の耳下~肩のライン、奥側の肩のライン
- やつでのはっぱ=手前側の手
- たまごをくろくごしごしごし=黒目を描き入れる
- ムーミンじゃないか=口をバランスよく描いて完成
ドラえもん
手順はやや多めですが、そこは大人世代にもお馴染みのドラえもんですから、パパママの手もすいすい動いてしまうかもしれませんね。
- まるかいてちょん=両目
- お豆=鼻、根が出て=鼻の下の線
- うえ木ばち=顔の輪郭ふたつ
- 6月6日=両手(『かわいいコックさん』と同じ要領ですね)
- UFO=首の鈴、あっちいってこっちいって=首輪の線
- おっこちて=胴体の両脇の縦線
- お池が2つ=両足
- お池にお船=お腹の白い部分と四次元ポケット
- お空に三日月=にっこり笑った口
- ひげをつけたら……完成です!
親子で楽しめる絵描き歌:おまけ
しまじろう
未就学児が大好きなしまじろうの絵描き歌です。冒険に行くようなわくわくする歌ですね。
ポケモン:ポケモンパペット劇場 パペモン #26「えかきうた」
大人から小さい子供まで大好きなピカチュウの絵描き歌です。
ポケモン:イーブイえかきうた
ピカチュウをしのぐ程の人気と言われるイーブイも絵描き歌で描けてしまいます。食べ物が出てきて馴染みやすいですよ。
くまモン:くまモンのえかきうた~みんなでかいてみようver.~
熊本ならずともいろいろなところで目にする、人気のご当地キャラクター。スイカやトマトといった特産品が出てきて親しみやすく、意外と簡単ですよ。のんびりした曲調も親子で歌うのによいですね。
親子で絵描き歌を作ってみよう
いろいろな絵描き歌を楽しんだあとは、ぜひ親子でオリジナルの絵描き歌を考えてみてください。できあがりの姿をイメージしてからどんな言葉に見立てて線を描いていこうか考えるのもよいでしょう。例えば、描けると嬉しいけれど公式な絵描き歌が存在しない「しょくぱんまん」などはいかがでしょうか。
逆に、絵描き歌でお馴染みの “丸”や“棒”、“山”や“お池”といったフレーズを思いつくまま口にして描いてみて、何に見えるかな? と見立てて考えるのも楽しそうです。数字やアルファベットなどを基にしてみるのも、遊びながら文字に親しむことができてよいですね。
まとめ
子供が待つことにちょっと飽きてしまった時、道具がなくても遊べるのが絵描き歌です。多少絵が苦手だったとしても、声を出して手を動かすだけでお絵かきを楽しむことができます。昔ながらの絵描き歌に先人の文化を感じたり、知っているキャラクターが自分の手から描き出される喜びを感じたり。暇つぶしだけではもったいないかもしれません。親子のコミュニケーションツールとして活用してみてくださいね。