節分はいつ? 豆まきの由来は? 子供と楽しく豆まきする方法ご紹介
目次
節分とは? 節分はいつなの?
節分とは季節の変わり目に行われる年中行事の一つです。元々は、立春、立夏、立秋、立冬の全てで行われていましたが、現在の節分は2月の立春の前日となっています。「鬼は外、福は内」と言いながら豆を投げ、年の数だけ豆を食べる、そんな経験をしたことのある方は多いことでしょう。
イワシの頭を玄関に付けたことのある人もいるかもしれません。節分の夜に響く子供の声は、とても可愛らしいものですよね。節分は全国で行われ、とても身近な行事ですが、その内容は地域によって違います。由来や意味を知って、子供と一緒に節分を楽しんでみましょう。
節分に豆まきをする理由は?
なぜ節分には豆をまくようになったのか、その意味をご存知でしょうか。日本では昔から、豆が神聖なものだと考えられてきました。また、鬼は「隠(オヌ)」が語源とされ、目に見えない何か恐ろしいものを意味します。つまり、病気や災い全てを表す、厄そのものだと言っても良いでしょう。季節の境目には厄が溜まりやすいとされているため、神聖な豆を使って、厄払いをしているのです。春は豆まきの季節でもあるため、より重要とされています。
節分の豆まきで落花生をまく地域があるって本当?
節分に使う豆といえば、炒った大豆を思い浮かべますよね。しかし、北海道や東北、九州の一部は落花生を豆まきに使っています。雪深い地域であるため、大豆よりも落花生の方が豆を集めやすいからと言われています。
九州も落花生の生産が盛んなため、節分の豆まきに落花生を用いるようになりました。これらの地域が落花生を使うようになったのは、比較的最近のことです。落花生の栽培が進むにつれ、徐々に大豆から落花生へと変化していきました。
豆まきの由来や意味を子供と知ろう! おすすめ絵本4選
節分について、子供にどう教えればよいか分からない、というママは多いのではないでしょうか。そんなときには、絵本を活用してみましょう。絵本は分かりやすく、昔話や由来を教えてくれます。子供だけでなく、ママやパパにとってもためになること請け合いです。そこで、豆まきの由来を知るためにおすすめの絵本を4冊ご紹介します。ぜひ節分の日に手に取って、読んでみて下さい。
おにばらいの まめまき
美人の女の子「おふく」は、鬼にさらわれ結婚させられてしまいます。そこで怪力自慢の「あにさ(お兄ちゃん)」は、鬼の住処を訪れ、見事おふくを取返します。しかし、なおも追ってくる鬼。あにさは、鬼を追い払うため一計を案じます。可愛らしい絵柄が魅力です。鬼の姿もコミカルに描かれおり、初めての鬼の出てくる絵本としても安心です。
鬼といりまめ
雨が降らず、「おふく」とその母さんは困っていました。このままでは稲が枯れてしまいます。そこに鬼が現れ、おふくとの結婚を引き換えに雨を降らせてくれると約束します。思わず母さんは、「おふくを嫁にやる」と鬼に約束してしまいます。正に昔話といった絵本です。しかし、語り口は柔らかく、分かり易く伝統について知ることができます。
おにのおめん
おにいちゃんが書く鬼のお面に、興味しんしんのさとしくん。おにいちゃんにお面を付けて貰い、可愛い鬼の出来上がりです。可愛らしい兄弟の、節分の過ごし方が素敵です。兄弟で子供がいる場合には、思わず笑ってしまう絵本でしょう。節分の由来ではありませんが、懐かしい「節分の過ごし方」を追体験してみませんか?
ちいちゃんとまめまき
だいちゃんが保育園でまめまきをしています。それを見たちいちゃん、自分も豆まきをしたくなりました。鬼のお面を作って、ピーナッツを投げて。いつの間にか、だいちゃんも参加しています。柔らかい絵のタッチで、鬼にも優しいちいちゃんが描かれています。家族で過ごす節分の日常は、こんな感じなのだろうと思わせてくれます。
節分の豆まきを子供と楽しくする方法
鬼は怖いものですが、笑いの絶えない家には近寄らないとも言います。そこで、行事をこなすのではなく、色々な方法で節分を楽しんでいきましょう。これから、より節分が楽しくなる方法をご紹介していきます。しかし、楽しみ方は人それぞれです。紹介するものだけではなく、それぞれが楽しいと思える方法を探してみて下さい。
子供の歳の数だけ豆を一緒に数える
節分には、年の数だけ豆を食べることが伝統となっています。昔は数え年の数でしたが、現在は実年齢の数が一般的です。ぜひ、子供と一緒に豆を数えてみましょう。子供の数、パパやママの数、みんなで数えることで、単調な「数える」作業が、楽しくなって行きます。どれだけ一緒に生きてきたか実感することができます。1年に1つずつ増える子供の豆を見て、今までの思い出を深く感じることができますよ。
鬼のお面を一緒に作る
大きな画用紙や紙皿に、鬼の顔を書いてみましょう。子供の自由な感性に任せれば、予想以上の豪快な鬼が現れるかもしれません。絵に沿って切り取り、ゴムを付ければ「お手製鬼のお面」の出来上がりです。ママ作、パパ作と並べて、しばらく飾っておくのも良いですよ。
福の神も登場してみよう
豆をまいて、鬼が逃げ帰ったら、今度は福の神に登場してもらいましょう。パパが鬼に扮していたならば、福の神に早変わりです。「福の神が来たよ」と言いながら子供を抱っこすれば、大喜び間違い無しです。
まいた豆を競争して拾う
豆は小さく、外でも中でも色々な所に入り込み、見つけにくいものです。豆まきは楽しくても、その後の掃除は考えるだけで嫌になってしまいますよね。そこで、その掃除を遊びにしてしまいましょう。兄弟やパパ、ママ、家族全員が参加して、誰が一番豆を集められたかの競争です。一位になった人には、景品を用意しても良いかもしれません。部屋もキレイになって、正に一石二鳥です。
余った豆はきな粉にして再利用
豆まきをして、年の数だけ食べたとしても、どうしても豆は余ってしまいます。そこで、作るのが簡単なきな粉にして再利用してみましょう。豆をフライパンで乾いりして、ミキサーで粉々にすれば、きな粉の完成です。好きな量の砂糖を混ぜて、お餅に付けるなどして楽しんでみて下さい。
まとめ:節分の豆まきの意味を知って無病息災を祈ろう
節分は年中行事の一つです。その意味を知らないと、「伝統だから」と何となく過ごしてしまいがちです。しかしその意味を知れば、大事なものだと分かります。絵本を読んで意味を知った後は、楽しみ方を考えましょう。笑いながら家族の健康と安全を祈ることで、厄も逃げていきますよ。