ベビーシッターって子供が何歳まで利用できるの? 平均費用と他の家庭での利用例
目次
ベビーシッターとは?
急な仕事が入ってしまった時や外出先に子供を連れていけない時など、保護者が不在の時に代わりに子供の面倒を見てくれる人です。必須の資格はありませんが、保育士や幼稚園教諭などの資格を持っている人もいます。自宅だけではなく指定する場所でのシッティングや発熱などの病児対応、産前産後のサポートなど最近はサービスが多様化しています。
ベビーシッターを利用できる人、条件は?
0~12歳の子供を持つ家庭が対象のことが多い
ベビーシッターと聞くと乳幼児のお世話というイメージがあるかもしれませんが、多くの会社は0歳から12歳までが利用対象となっています。生まれたばかりの赤ちゃんは預かってもらえる場所が少なく、どうしたら良いか悩んでしまう家庭もありますよね。出産後の育児・上の子のお世話や家事をサポートするサービスから、塾や習い事の送迎など赤ちゃんから小学生まで希望に合わせたサービスを提供してくれます。
子供の急な病気などで保育園へのお迎えと自宅でのお世話でベビーシッターを利用したい家庭もあると思います。病気の子供のお世話をしてもらえるのかは、サービス提供会社によって違います。病児保育とベビーシッターを兼ねたサービスを提供している会社もあるので、子供が病気になったときにベビーシッターを利用したいという方は、あらかじめ病児保育も対応しているのかを調べておきましょう。
ベビーシッターの料金相場
ビジターと会員で時間あたりの利用料に差がある
ベビーシッターの利用を考えた時にどのくらいの料金がかかるのか気になりますよね。多くの会社は定期的にベビーシッターを利用する方向けの会員料金と、単発で利用する方向けのビジター料金を設定しています。公益社団法人 全国保育サービス協会の実態調査報告書によると日中の利用料金の平均は会員1,795円/時、ビジター2,244円/時となっています。早朝や夜間は300円〜600円ほど割高になり、交通費は一律または実費で別途必要となります。
地域によってベビーシッターの料金は異なり、東京の基本料金の平均は2,064円/時ですが東京以外は1,678円/時となります。ビジターは入会金や年会費はかかりませんが、利用料金が少しお得になる会員になる入会金が20,000円〜30,000円、年会費が10,000円ほどかかる会社が多いです。月に50~60時間以上ベビーシッターを利用する家庭なら、会員になった方がお得になるかもしれません。福利厚生サービスで補助券や割引券を利用できる場合もあるので、勤務先が導入されているか確認してみましょう。
東京都民は年間60時間までベビーシッターの補助が受けられる
東京都に住んでいるパパママは「とうきょうママパパ応援事業」という制度を利用し、年間60時間までベビーシッター利用料金の補助が受けられるのはご存知でしょうか? 補助を受けられる金額は1時間当たり2700円で、第一子の場合は年間60時間までの支援ですが、第二子以降は年間180時間の利用補助を受けられます。
なかなか自由な時間を確保できないママがほとんどだと思いますので、こういった制度を利用し、買い物に出かける、ゆっくりできる時間を確保するなどを考えてみてはいかがでしょうか。週末は家事に追われている共働き家庭のママの利用もおすすめです。
どんな時にベビーシッターを利用しているの?
ベビーシッターを利用する理由の約8割が仕事で、その中の5割程度は通常の通勤時に利用しています。昨今話題となっている保育園の待機児童問題で、職場復帰の時に保育園などの預け先が決まらずサービスを利用している方もいます。
急な残業や休日出勤の必要がある場合や、子供が病気の時に病児対応があるところで単発で利用できるのはワーキングママにとって心強いですね。仕事以外ではママが病気になってしまった時や冠婚葬祭・学校行事などの社会的理由で利用する場合もあります。
どうして一時保育ではなく、ベビーシッターを利用するの?
ベビーシッターと似た、子育て世帯向けのサービスでは、一時保育があります。一時保育だと平均すると8時間あたりの利用料金が8時間で2,000円~5,000円と、ベビーシッターに比べると格段に手頃な価格で子供を預かってもらえます。では、多くママはなぜ一時保育ではなく、ベビーシッターを利用するのでしょうか?
一時保育は利用するまでのハードルが高い
一時保育については下記の記事で詳しく解説しているので、詳細は省略しますが、一時保育は利用する前に登録手続きや面談が必要となります。さらに利用前月の決まった日時に利用申し込みをする必要があり、申し込んだとしても希望者が多い場合は必ず一時保育が利用できるとは限りません。子供が病気のときは一時保育ではなく、病児保育に預けなければいけないなど、急な仕事や幼児で子供を預けなければいけないパパママには一時保育は決して利用しやすいサービスではないのです。
おすすめのベビーシッターサービス提供会社10社を紹介
いざベビーシッターサービスを利用したいと思っても、たくさんあってどこに申し込めばいいか悩みますよね。そこで、おすすめのベビーシッター会社を特徴と合わせて紹介します。
ハニークローバー
日経DUALベビーシッターランキングで2年連続1位を受賞したのがハニークローバーです。勤務先や宿泊先などあらゆる場所でシッティング可能で、就寝中の子供を見守る宿泊保育や、産前産後に家事も対応してくれる産前産後サポートなど豊富なプランがあります。病児保育は基本全ての疾病に対応していて未受診でも預かってくれます。本社には小児看護師がおり、フォロー体制が整っていて安心です。
スマートシッター
日経DUALマッチング型ベビーシッターサービス1位、キッズデザイン賞受賞など高い評価を得ているのがスマートシッターです。登録シッターの90%以上が保育士・幼稚園教諭などの資格保有者です。利用時のシッターの選び方が特徴的で動画で特技や個性を見ることができて、相性が良さそうなシッターを見つけることができます。保育終了後は対応や保育の内容をレビュー投稿することで、他の方がシッターを選ぶ際の参考になっています。
ポピンズ
日本で初めてナニー(ベビーシッター兼家庭教師)の養成と派遣を始めたポピンズ。高品質なベビーシッターサービスを30年近く提供していて、第1回日本サービス大賞厚生労働大臣賞を受賞しました。急な仕事や子供の病気の時など当日でも対応してくれて、webやスマートフォンで24時間365日受付が可能です。ポピンズ100というシーンやニーズに合わせた100通りもの幅広いプランから選べる楽しさもあります。
明日香
総合保育サポート&サービス会社として、『スタッフ対応満足度・コーディネーターのサポート力・友達に紹介したい』の三冠を達成したのが明日香です。職場やイベント会場など希望の場所でもシッティングをしてくれます。感染症にかかってしまった場合でも対応可能で、顧問医の先生がいるので安心です。マザーリングという子供のお世話と日常の家事を手伝ってくれるサービスもあって、産前産後や仕事との両立で忙しい方が利用しています。
ル・アンジェ
ベビーシッターのほか、家政婦・居宅訪問型保育・保育園事業と幅広く展開しているル・アンジェ。園や小学校への送り迎え・習い事などの同伴が伴うシッティングも利用できます。病児保育があり子供が急に熱などで体調が悪くなってしまった時は、当日10時までの依頼で3時間以内にシッターさんが駆けつけてくれます。病児保育利用の前に病院の受診の必要もなく、通院同行・投薬にも対応してるので緊急時にとても助かります。
わらべうた
26年の歴史があり年間15,000件のシッティング実績があるわらべうた。保育士・幼稚園教諭・看護師など資格保有者が多数在籍していて、専門の研修を実施して教育が徹底されています。病児ケアコースは病中・病後の子供に対応してくれて、かかりつけ医への送迎や園からの急な呼び出しにもお迎え代行してくれます。産前産後利用できるマザーヘルパーコースは、上の子のシッティングにも対応してくれます。
ベアーズ
ベビーシッターのほか家事代行・ハウスクリーニング・料理代行も行なっているベアーズ。教育が徹底されていて、マナー・マインド・家事代行の研修を受け、厳しい基準に合格したスタッフがサービスを提供してくれます。パーティーの準備・装飾やケータリング手配までしてくれるパーティープランや、夫婦のデートを応援するデートナイトプランなど独自のサービスがあります。
ラビットクラブ
30年の歴史を誇りこれまでに10,000件以上の家庭に利用されているラビットクラブ。定期的に利用したい方や急に利用が必要になる方など、ニーズに合わせて6つのコースから選択ができます。全国で展開し24時間365日利用が可能で、万が一の事態に備えて24時間連絡体制が整っています。グループ会社提携の保育プログラムに参加することもできます。
HAS
小学館集英社プロダクションのベビーシッターサービスがHASです。会員制度を取り入れ、本部コーディネーターが自宅で詳しい情報や要望を聞き、利用者に合わせたサービスを提供してくれます。指定する場所でのシッティング、園や塾などの送迎やオプションで利用できる習い事・宿題の補助などの教育サービスがあります。HAS入会で小学館の保育・教育サービスの入会金が無料などお得に利用ができます。
Cradle
ベビーシッターの派遣ではなく紹介をしてくれるCradle。利用者と個人ベビーシッターとの直接契約を、申込から面接までナビゲートしてくれるので安心です。保育料の中間手数料がかからないので料金が割安なのが魅力です。紹介料は初回1回のみで、信頼できるシッターさんと長く付き合いたい人は利用しやすいシステムです。お願いしたい方が見つからなければ料金はかかりません。
まとめ
ベビーシッターに興味を持ちつつも、料金やサービス内容などわからないことが多くなかなか利用できてなかったママもいますよね。共働き家庭や核家族化が進んでいる日本では、これからますますベビーシッターの需要が高くなってきます。実は手軽に申し込みができて、家族のように子育てをサポートしてくれるベビーシッターを利用してみましょう。