子連れ海外旅行はいつからOK? おすすめの国・持ち物など子連れならではのポイントを解説
目次
子連れ海外旅行デビューの成功は事前準備がカギ!
海外旅行は楽しい反面、大人だけでも想定外の事態に出くわすもの。子連れだとその可能性はさらに上がります。そんな時にパニックにならず冷静に対応するためには、行き先選びや持ち物はもちろん、どういう事態が起こる可能性があるのかシミュレーションしておくことが大切です。
子連れ海外旅行はいつから行ける?
飛行機に乗ること自体は0歳の赤ちゃんでも問題ありません。全日空や日本航空の規定では、生後8日目以降から飛行機に搭乗できるとあります。しかし、海外に行くには、赤ちゃん本人のパスポートが必要です。どんなに急いでも、パスポートを取得するには10日から半月ほどかかります。また、新生児は生活のリズムが整っていないため、いつもと違う環境は赤ちゃんの負担になる場合もあります。帰省の場合は別ですが、旅行で行く予定の方は子供の生活リズムが安定してくる1歳以降が、親子ともに負担が少なくてよさそうですね。
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子連れ海外旅行先の選び方
大人も子供も楽しめる旅行先はどのように選べばいいのでしょうか。
フライト時間と時差
旅行先を選ぶ際には、子供の年齢に合った場所を考えましょう。赤ちゃんから4歳位までは飛行時間4時間以内の場所がおすすめ。長い時間おとなしく座っていられるようになってきたら、飛行時間7時間以内の場所に範囲を広げてみましょう。小学生以上になれば、7時間以上のフライトでも問題ありません。また、フライト時間とともに考えなければいけないのは時差の問題です。生活リズムが崩れやすい子供は、大人以上に時差の影響を受けて体調を崩してしまうことがあります。子供の年齢を考えながら、なるべく時差の少ない行き先を探しましょう。
旅先での遊び方
子供と一緒であることを念頭に置いた上で、旅行先での過ごし方を考えましょう。家族でのんびり過ごすのか、テーマパークや動物園などを訪れるのかなど。子供にも旅行先で何がしたいのか意見を聞きながら、家族みんなが楽しめるように計画を立てましょう!
【フライト時間別】子連れ海外旅行におすすめの国
子連れ海外旅行におすすめの国をフライト時間別にまとめました。
国名 | フライト時間(直行便) | 時差 | おすすめ旅行日数 | 遊び方 |
---|---|---|---|---|
韓国 | 2.5時間 | なし | 2泊3日 | テーマパーク・ショッピング |
サイパン | 3~4時間 | 1時間 | 2泊3日 | ビーチ |
グアム | 約4時間 | 1時間 | 2泊3日 | ビーチ・ショッピング |
香港 | 約5時間 | 1時間 | 3泊4日 | テーマパーク |
ハワイ | 7~9時間 | 19時間 | 5泊6日 | ビーチ・ショッピング |
シンガポール | 7.5時間 | 1時間 | 4泊5日 | テーマパーク |
オーストラリア | 7.5~9時間 | 2時間 | 5泊6日 | ビーチ・テーマパーク |
4時間ほどで行けるおすすめの旅行先
子供がまだ小さい場合には、日本から比較的近い国がおすすめです。
韓国
日本から2時間半ほどで行ける身近な海外で、大人向けの週末弾丸旅行も人気があります。韓国を代表するテーマパーク「ロッテワールド」に子供は大興奮間違いなし! 屋内なので天候に左右されることなく、1日中遊べます。
サイパン
サイパンは日本から直行便で3~4時間ほどで行ける南国リゾート。サイパンの海は透明度が高く、浅瀬でのシュノーケリングも人気です。運がよければ、イルカやマンタの群れを間近に見ることができるかもしれません。パラセーリングやバナナボートなど家族向けのアクティビティも多く、またグアムやハワイほど観光地化されていないため子供とのんびり過ごしたい方にぴったり。
グアム
日本人にとって馴染みの深い南国リゾート。グアムは治安がよく、ほとんどのホテルやお店で日本語が通じるので、初めての海外旅行先として人気があります。子供向けのプールが充実しているファミリー向けのホテルが多いのも魅力的ですね。子供は海やプールで思いっきり遊び、大人は観光やショッピングと、楽しめます。
4~7時間ほどで行けるおすすめの旅行先
子供が飛行機でご機嫌でいられるようになったら、少し足を伸ばしてみましょう。
香港
エネルギッシュな印象の香港。街中には世界でも珍しい2階建てのオープントップトラム(路面電車)が駆け巡り、街の様子を眺めているだけでもわくわくが止まりません。香港ディズニーランドを始め、オーシャンパークという遊園地や動物園、水族館などが1つになったテーマパークなど、子連れにおすすめのアミューズメントスポットが豊富です。
ハワイ
日本人が選ぶ海外旅行先の王道。日本人観光客が多いハワイは、多くのホテルや観光地で日本語が通じるので何かあった時でも安心。フラダンス体験など子供向けのアクティビティも充実しています。ただフライト時間が比較的長く、時差も大きいため、子供の体調には配慮が必要でしょう。
飛行時間7時間以上のおすすめの旅行先
小学生以上になると、飛行時間が7時間以上かかる国に行くことも可能です。
シンガポール
世界遺産でもあるマーライオンが有名なシンガポール。マリーナベイ・サンズのプールやユニバーサル・スタジオ・シンガポール、ナイトサファリなど家族で楽しめるアミューズメントスポットが満載です。多民族国家であるシンガポールには中華をはじめ、あらゆる料理がそろうので食べるところには困りません。
オーストラリア
オーストラリアはフライトこそ長いですが、時差も1時間と少なく、自然を満喫したい家族にうってつけの国です。おすすめは世界最大の珊瑚礁地帯グレートバリアリーフ。美しい海と珊瑚礁が織りなす絶景は、子供にも大人にも忘れられない思い出になるでしょう。
次のページでは、子連れ海外旅行のホテル選び方、子連れ海外旅行の持ち物を紹介します。