一人っ子のメリットは? 男の子と女の子の一人っ子それぞれの特徴をご紹介
目次
一人っ子の特徴とは?
一人っ子はきょうだいがいない分、一人遊びが得意になる傾向があります。日頃から一人遊びをする時間があるので自分のペースを大切にする子供に育つでしょう。きょうだいの声に埋もれることなく、親に対して自分の意見を主張できることから、自立心も早くから養われていきます。さらに、きょうだい喧嘩をすることもないので、競争心があまりなくおおらかで穏やかな性格になる子供もいます。
一人っ子の男の子の特徴
- 想像力が豊かになる
- 優しくなる
- 自分の意志を持つ
男の子はきょうだいがいると、どうしてもきょうだい同士で遊ぶことがあり、一人になる時間が少なくなります。その分、一人っ子は、きょうだいや近い世代の子供が家庭内にいないので、想像力でその不足をフォローする遊び方をすることがあります。その結果、想像力が豊かになり、おしゃべりが得意になる子供もいるでしょう。また、きょうだいとの争いもないので優しい子供に育っていきます。きょうだいがいないため、家庭内で自分の意見が通らないことがあまりなく自分の意志をしっかり主張できるようになる子供もいます。
一人っ子の女の子の特徴
- 家族が大好き
- 愛想がいい
- 平和主義
一人っ子の女の子は、とにかく家族のことが大好きで家族全員が仲良しである傾向があります。親の愛をすべて注がれているので「お姫様」と自分のことを思ったり、愛想がいい子供き育ちます。特にママと仲が良く、家事やお買い物を手伝ってくれるようになったりします。そして、きょうだいとの争いもないので平和主義です。
一人っ子の一般的なメリットとは
一人っ子のメリットとして一般的に言われることがある事柄について紹介していきます。
親や祖父母の愛情を独り占めできる
一人っ子は親の愛情はもちろん、祖父母の愛情を独り占めできます。お年玉やお誕生日、子供の日、クリスマスなど、行事のときも自分だけのために両親や祖父母が祝ってくれます。モノや経済面でも苦労が少ないかもしれませんね。
家族での外出が比較的に楽
一人っ子の家庭は外出が比較的楽です。まだオムツや抱っこ紐が必要なきょうだいがいるとママの準備や荷物が増えてしまいますね。外出先でも、きょうだいでトイレに行きたがる、ぐずる、ということもあり、スケジュール通りにいかず疲れてしまうこともあるかもしれません。その分一人っ子の家庭は親がひとりいればぐずったときの対応にも手がじゅうぶんに足りるでしょう。
行動範囲が広がる
一人っ子の家庭はきょうだいのいる家庭よりも、旅行などの行動範囲が広がります。子供の数が増えるとその分それぞれの子供の年齢に合わせたお出かけの場所を探す必要があります。ママの荷物は子供の数に比例して増えていってしまいます。その分一人っ子の家庭は、一人分の荷物で済むし、遠くまで行くこともできるのでお出かけできる場所も増えそうですね。
家庭が経済的に余裕をもてる
一人っ子の家庭は、経済的に余裕を持つことができます。もし、きょうだいがいる家庭であれば大学の入学金や準備費用といった出費が続いてしまうでしょう。きょうだい間での差別は抵抗があるママは、子供の人数に合わせた教育費を貯めていく必要があります。その分、一人っ子は教育費は一人分だけなのできょうだいがいる家庭に比べたら経済的には楽といえます。
一人っ子のデメリットといわれていることを逆説的にとらえてみる
一般的に言われている一人っ子のデメリットを違う視点から捉えてみます。
一人っ子は競争心が育たないのか
先述の通り一人っ子はきょうだいがいない分、競争心はあまりない子に育つかもしれません。しかし、未就学児のうちはお友達と仲良くすることをまずは学んで欲しいですよね。小学生、中学生になっていく過程で競争心を学べるチャンスもあるはずです。一人っ子であるから競争心が育たないという結論には必ずしも結びつかないといえます。
一人っ子はわがままに育つのか
一人っ子のイメージとしてどうしても「わがまま」というワードは出てきてしまいます。確かに両親や祖父母の愛情を独り占めできているので、自分の欲は絶対に叶えられる! という価値観はつくかもしれません。しかし、保育園、幼稚園、児童館に行くことで社会性は身についていくため、一人っ子だからわがままに育つ! というわけではありません。
一人っ子の親が子供のためにできることとは?
一人っ子の親でも、できることはたくさんあります。きょうだいがいないのであれば、親がフォローすることはできるでしょう。
きょうだいのかわりをつとめる
おままごとの延長で取り入れてみてください。お子さんのきょうだいになってみましょう。「お兄ちゃん!手伝って!」や「〇〇ちゃん!お姉ちゃんの言うことを聞きなさい!」と立場を変えてやってみる。そうすると、自分より下の子に譲る気持ちや、順番を守る気持ちが育まれます。
異なる年齢の子供たちと触れ合う機会を作る
地域の子育て支援センターや保育園、幼稚園でのイベントなど、積極的に年齢が異なる子供たちとコミュニケーションをとる機会を増やしてみましょう。異なる年齢の子供がいる社会に混ざると社会性がつきます。全体の輪に混ざった時の振る舞い方やルールを覚えるチャンスがありますので、一人っ子にはとてもいい機会です。
「一人っ子はかわいそう」と言われたときの効果的な切り返し方
一人っ子の親御さんがよく言われるであろう言葉、『一人っ子は可哀想よね』。これを言われると本当にどう返していいかわかりませんよね。そこで、一人っ子は可哀想と言われた時の効果的な切り返し方を紹介します。
「あえて一人っ子にしています」
一人っ子であることのメリットを明確にした上で選択したんだという主張をしっかりとできているので、相手も「そうなんだ」とそれ以上なにも言ってこなくなるはずです。
「なかなかできなくて…」
これを言われてなにかを言ってくる人はいないでしょう。欲しいけどできないという状況ならば、どうしようもありません。何度も言ってくる人に対してはこの切り返し方が有効かもしれません。
「お金があればねぇ」
家庭ごとに経済的事情は違います。教育費以外にもおもちゃ代や日用品など必要な費用は他にもありますので経済的に余裕を持って育てたい、という考え方の人にはこの切り返しで通じるのではないでしょうか。
家族あり方はそれぞれ。目の前にいる子供に精いっぱいの愛情を
一人っ子であろうがきょうだいがいようが、大切に育てスクスクと育っていくことが一番です。家庭によって、子供が何人欲しいか? の考え方もそれぞれ違います。周りからの言葉を気にし過ぎず、目の前のお子さんに精一杯の愛情を注いであげてください。
まとめ
一人っ子のメリット、デメリットや、うまく育てるための工夫について紹介してきました。自分の選択は合っているのか? 一人っ子で幸せにしてあげられるか? 親としては悩みますよね。でも、パパママの笑顔があれば子供は幸せです。自信を持って楽しく育児をしていきましょうね!
一人っ子とそうじゃない子供の違い以外にも、男の子、女の子での育児方法の違いについても気になるママもいるでしょう。の子、女の子での育児方法の違いについては下記記事で紹介していますので、よろしければご覧ください。