【保育士が選ぶ】2歳・3歳・4歳・5歳におすすめの絵本12選 「学び」につながる絵本を大特集
2~5歳の年齢別絵本の選び方
絵本を選ぶ時は子供の興味に合うものを選ぶのはもちろん大切ですが、年齢ごとに絵本選びのポイントがあります。それぞれの年齢に合う絵本の選び方をまとめたので、絵本を購入する時に参考にしてみてください。
年齢 | 絵本選びのポイント |
---|---|
2歳 | ・絵がはっきりとわかりやすい大きさで描いてある絵本 ・想像力を働かせながら自分でストーリーを作って遊べるものや、わらべ歌の絵本、動物、植物などの観察に繋がるもの |
3歳 | ・絵本を見たり聞いたりできる時間が伸びていく時期なので、今までよりも少し長めの絵本を選ぶ ・絵を見て空想できるようになるので、さまざまなことを空想できる絵のもの |
4歳 | ・実際に自分の周りで起きていることと同じ内容の絵本に興味が出てくる時期なので、日常生活が描かれているものを選ぶ ・子供自身が絵本の主人公の気持ちになりきれる、共感できるもの |
5歳 | ・子供に問いかけるようなメッセージ性のあるものや、主人公の気持ちを表しているものを選ぶと、読んだあとにいろいろと考える時間にも繋がる ・図鑑や数など、学んで考える内容の絵本 |
2歳におすすめの絵本3選
1歳のころよりも絵本の内容をより深く理解できるようになるこの時期に、ぴったりな絵本を選びました。子供と一緒に歌いながら読める絵本や、苦手なものを克服する絵本などがおすすめです。
さいとうしのぶ おべんとうばこのうた
昔からある「おべんとうばこのうた」の絵本です。実際に歌いながら絵本を見せても盛り上がりますし、歌わずに絵本を読むだけでも楽しめるでしょう。園ではこの絵本を歌いながら読み聞かせをすると「もう一回」とアンコールがあるほど人気の一冊です。
くぼまちこ はみがきれっしゃしゅっぱつしんこう!
歯ブラシを列車に見立てて、歯磨きが嫌いな主人公の口の中を磨いていきます。歯磨きは怖くない、楽しいものと思えるような内容で、歯磨きが好きになれない子供の気持ちをよく理解している絵本です。特に、列車が好きな子供は歯磨き嫌いを克服できるようになりますよ。
五味太郎 きんぎょが にげた
金魚鉢にいた金魚が逃げ出して、部屋のあちこちに隠れているのを見つけるおもしろい絵本です。徐々に難易度も上がっていくのがまた子供が楽しめるポイント。ちょっと難しいページも集中して見つけた時は嬉しい気持ちになれます。
3歳におすすめの絵本3選
長い絵本が好きになったり、空想して楽しんだりとたくさんのことを考え始める時期におすすめ。どれも子供の想像力を働かせるものばかりですよ。
シェリー・ダスキー・リンカー おはよう、はたらくくるまたち
かわいい顔のついた車たち10台がみんなで力を合わせ、助け合って大きなビルを建てていく絵本です。友達と協力する大切さや助け合う気持ちを読みながら自然に学べる内容になっています。工事現場にある重機がたくさん出てくるので、重機に詳しくなりそうな一冊です。
佐藤雅彦 もぐらバス
とても珍しい地面の下を走るバスの絵本で、見たことのない地面の下に興味津々、大興奮する子供が多いです。「いつも遊んでいる地面の下ってこんな風になっているのかな?」「もぐらのバスって本当にあるのかな?」「こんなバス停あるのかな?」と思わず空想してしまいます。
エウゲーニー・M・ラチョフ てぶくろ(世界傑作絵本シリーズ)
昔からある名作のてぶくろは、少し難しそうなイメージがありますが、3歳の子供にちょうどいい内容となっています。実際にこの絵本を題材にしたちょっとした劇を3歳児クラスで行うほど、子供にも人気な絵本です。小さい手袋にさまざまな動物が入ってきて「こんなに入って大丈夫なのか」とハラハラドキドキしたり、「中はどうなっているのだろう」と想像してみたりと、楽しく読める一冊です。
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