寝返りはいつからできる? 赤ちゃんの月齢目安や練習方法は? 注意点も紹介
目次
赤ちゃんの寝返りとは?
赤ちゃんの寝返りとは、新生児の頃から仰向けでねんねするばかりだったのが、赤ちゃんが自分の力でうつ伏せの体勢になる状態を言います。寝返りは赤ちゃんの成長の証であり、自分で移動できる力を得たことになります。赤ちゃんは成長するにつれ、目や首を動かして周囲を見る、手足を屈曲したり持ち上げたりする、体を反らせるなど運動面も発達します。赤ちゃんが背中や腰を自分で動かせるくらいに運動能力が発達すると、寝返りができるようになります。
赤ちゃんの寝返りは、
- 下半身をひねる
- 動きたい方向に腰の重心を移す
- 上半身を回転させて体勢を変える
という流れで行います。成長するに従い、だんだん大人と同じように自然に寝返りができるようになります。
赤ちゃんが寝返りをするのはいつ? しない場合もある?
赤ちゃんはいつ頃寝返りをし始めるのでしょうか? 赤ちゃんによってなかなか寝返りをしない子もいますが、なぜなのでしょう?詳しく解説します。
生後5ヶ月~生後6ヶ月頃に寝返りをするのが一般的
個人差はありますが、一般的に、首すわりが完了した後の生後5ヶ月~生後6ヶ月頃で寝返りをし始める赤ちゃんが多いと言われています。生後5ヶ月~生後6ヶ月の赤ちゃんは、うつ伏せの体勢で顔を安定して上げ、頭を左右に動かせるなど、体がだいぶしっかりしてくるので、寝返りができるようになります。
生後5ヶ月~生後6ヶ月の赤ちゃんは、パパやママなど人の顔を認識できるようになったり、目で見る物との距離感が発達してきたりするなどの成長も見られます。興味のある方向に手を伸ばす仕草も多く見られるようになるので、そうした動作の流れから寝返りにつながる赤ちゃんも多いようです。
寝返りが遅い赤ちゃんもいる
赤ちゃんの体が大きかったり、寝返りしにくい環境にいたりすると、寝返りが遅くなることがあります。体が大きければ、それだけ寝返りをする筋力も必要になります。寝返りしにくい環境とは、柔らかい布団の上にいる、厚着するなど動きにくい服装であるなどが挙げられます。
なかには赤ちゃんが「寝返りをしたくない」と思っている場合もあり、寝返りをする時期は赤ちゃんによりさまざまです。赤ちゃんによって寝返りをしないでハイハイができるようになるケースもあり、寝返りをする時期には個人差があることがわかります。
赤ちゃんの寝返りの練習方法は?
寝返りは絶対に必要なことではありませんが、首がしっかりすわっているのになかなか赤ちゃんが寝返りしないと、パパママは不安になることもあるでしょう。その時は、様子を見ながら少しずつ寝返りの練習をさせてみましょう。くれぐれも無理はせず、赤ちゃんのペースに合わせて寝返りの練習してください。
赤ちゃんの寝返りの練習方法1
仰向けになった赤ちゃんの片足をそっと持ち上げてもう一方の足の上に交差させ、腰から体を横向きにします。肩や背中に手を添えて優しく押し、上半身の重心を移してうつ伏せにします。初めのうちは赤ちゃんが腕を体の下から上手に抜けないこともあるので、パパママは赤ちゃんの腕を無理に引っ張らないよう気をつけて手伝ってあげます。
赤ちゃんによって、右回り・左回りのどちらかに寝返りしやすい方向があります。顔を左右どちらかによく向けているなど、普段の様子も観察して好みの方に回転するよう試してみましょう。
赤ちゃんの寝返りの練習方法2
赤ちゃんが自ら体をひねって寝返りをしそうな動きが見られる時は、パパママが軽く補助してあげる方法もあります。赤ちゃんが足を横に向けようとする動きに合わせて支えてあげたり、下半身の重心を移せるようになったら上半身を回転させるのを手伝ってあげたりと、赤ちゃんのペースに合わせて少しずつ促してあげましょう。
赤ちゃんがあまり寝返りをしそうにない場合は、まだ寝返りに必要な筋力や運動神経が整っていないのかもしれません。その場合は強引に赤ちゃんの体勢を変えさせると、体に負担をかけてしまう恐れがあります。赤ちゃんによって、うつ伏せを嫌がったり視界が変わるのを怖がることもあります。いずれにせよ、決して焦らず力を入れずに、赤ちゃんとのスキンシップを楽しむ気持ちで触れてあげるといいですね。
次のページでは、赤ちゃんの事故を防ぐために注意することを解説します