赤ちゃんの温泉デビューはいつから?パパママが注意するポイントや赤ちゃん連れにおすすめの日帰り温泉も紹介
目次
赤ちゃんはいつから温泉に入れるの?
赤ちゃんが温泉に入れる月齢は明確に決まっているわけではありません。1ヶ月検診で健康上問題がないと医師から診断を受けていることが目安ですが、医師によっても意見がわかれます。パパママにとっても赤ちゃんのへその緒がしっかりと乾燥し、沐浴も卒業してからの方が安心でしょう。一般的には赤ちゃんの首が座り、さらに腰も座っている生後6ヶ月以降に赤ちゃんを温泉に連れて行くパパママが多いようです。
1歳までは温泉NGと言う医師もいる
医師専用コミュニティサイト「MedPeer」にて、2014年に3536名が回答したアンケート調査によると「1歳になるまで、赤ちゃんが温泉に入るのは控えた方がいい」とする意見がありました。その理由として、「いろいろな感染リスクをともなうため」とする医師が目立ちました。ほかにも、大人と同じ温泉に長湯をすることで、赤ちゃんの体温上昇による体への負担、泉質によるため刺激の強い温泉は避けた方がいいとする意見なども挙がっています。
赤ちゃんはいつから温泉に入れる? 医師3500人にアンケート調査(Medpeer)
赤ちゃんを温泉に入れるメリット
普段とは違う環境でお風呂で温まるというのは、赤ちゃんにとってはいい刺激になります。また育児に疲れているパパママも赤ちゃんOKの温泉であれば、心も体もリラックスできるでしょう。
赤ちゃんを温泉に入れる時に注意したいポイントは?
大人にとっての温泉は、冷え性の改善やリラックス効果が期待できます。しかし赤ちゃんなど体の小さな子供にとって入浴は、体を清潔にすることが目的です。赤ちゃんを温泉へ連れていく場合、おもに以下のような注意点があります。
赤ちゃんを温泉に入れるポイント1:泉質 肌に刺激の少ないお湯からチャレンジ
泉質は温泉に溶けている物質の濃度や種類などによって異なり、溶けている物質が少ない温泉を単純温泉、それ以外の温泉は酸性泉、塩化温泉など物質によってわかれています。強アルカリ性や強酸性などの泉質は、大人が温泉に入ったときに刺激が強いと感じるため、赤ちゃんも避けた方がいいといわれています。単純温泉で「美人の湯」としても知られる弱アルカリ性の温泉はママに優しいうえ、赤ちゃんの肌にも刺激が少なくおすすめです。
赤ちゃんを温泉に入れるポイント2:温度 やけどに注意! 源泉かけ流しの場合は気をつけて!
赤ちゃんがちょうどいいと思う温度は、ママのお腹の中にいたときの温度(約37~38度)だといわれています。そのため、一般的に大人が気持ちいいと感じる42度くらいの湯温では赤ちゃんにとって熱すぎます。温泉によっては45度以上、42~45度など湯温によって浴槽がわかれている温泉などもありますが、どのような場合でも赤ちゃんに熱いからといって大浴場に水を加えて温度を下げるのはマナー違反です。はじめからぬるめの温泉に泊まる、貸切風呂などを利用する、もしくは貸出品としてベビーバスが場合には使用し、利用者みんなが気持ちよく過ごせるようにしましょう。
赤ちゃんを温泉に入れるポイント3:マナー 温泉によって赤ちゃんのルールが違う
近年では乳幼児OKの温泉も多くありますが、中には「おむつの外れていない赤ちゃんは入れない」と定めている温泉施設もあります。健康回復を目的とした泉質をもつ温泉宿や閑静で落ち着いた空間の宿泊施設などは、安全面や客層などへ配慮し、赤ちゃんや小さい子供が入れないケースが少なくありません。現地に到着してから、実は赤ちゃんと一緒に入れなかったなどということがないように、事前に電話やホームぺージなどで確認するなどしっかり調べておきましょう。
次ページでは赤ちゃん連れ温泉の注意点やおすすめの日帰り温泉を紹介します!