写真を一緒に見ながらほめる

子供の自己肯定感を高める! 話題の「ほめ写」を子育てに取り入れる方法

子供の写真を飾ってほめると、自己肯定感が高まる!

子供の写真を飾ってほめると、自己肯定感が高まる!

子供を持つママやパパは、「思いやりのある子に育ってほしい。」「物事を前向きに乗り越えられるようになってほしい。」そんな思いを抱えている方も多いと思います。
しかし、「日本は諸先進国に比べて自己肯定感が低い」という調査結果が内閣府から発表されていて、国としてもその対応策を講じることが急務とされています。
日本は諸先進国に比べて自己肯定感が低い
※内閣府ホームページより

自己肯定感とは、「自分には価値があるんだ」「自分は愛されているんだ」といったように自分の価値や存在意義を前向きに受け止める感情や感覚のこと。
自己肯定感が低いままだと自分を否定的に捉える傾向や、ネガティブな思考に傾きやすいといった影響があると言われています。

子供の自信を育み、豊かな人生を送るための基盤となる自己肯定感を高めるために、重要な鍵となるのは「ほめる」ことです。
でも、「どうやってほめたらいいの?」と具体的なほめ方がわからない人でも、写真を活用して簡単に「ほめ」を実践できる方法をご紹介します。

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ほめ写って何?

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「ほめ写」は子供の写真プリントを家の中に飾り、それを見ながらほめてあげることで自己肯定感を高めようという、新しい子育て習慣です。
ほめ写を推進する「ほめ写プロジェクト」には、教育評論家の親野智可等氏をはじめとした子育ての専門家たちが参画しており、30社を超える企業が賛同しています。(2020年3月時点)

写真を飾っている家庭の子は、自己肯定感が高い

写真を飾っている家庭の子は、自己肯定感が高い
ほめ写プロジェクトが行った調査によると、実際に写真を飾っている家庭の子は、自己肯定感が高いという調査結果が出ています。

また、自己肯定感が特に下がるタイミングは、小学校入学時と言われています。
小学校に入学すると、環境が変わることで子供自身も他人と比較をし始めてしまい、自分ができないことに意識が向かってしまうことも。
そこで、子供が保育園・幼稚園のうちから「ほめ写」を実践するのがオススメ!
日常の何気ない写真や保育園・幼稚園の行事で頑張っている様子などををプリントアウトして、子供の目に入るところに飾っておきます。言葉でほめられていない時でも、写真を見ることで、ほめられた思い出を反芻し、自己肯定感向上に役立てることができます。

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どうやってほめたらいいの?

どうやってほめたらいいの?

ほめ写に適した「ほめる」には「条件ほめ」と「無条件ほめ」の2種類があります。

条件ほめ

子供が頑張った時や何かを達成した時に、一緒に喜んだり、子供の努力についてほめることです。「上手に書けたね」とか「早く走れたね」というように、子供ができたことに対してほめると良いでしょう。

無条件ほめ

特別なことがなくても、子供の存在自体をほめてあげることです。「好きだよ」「一緒にいれて嬉しいよ」といった、周囲からの無条件の愛情やほめ言葉が、子供の自己肯定感を育みます。
この2種類のほめ「条件つきのほめ」と「無条件のほめ」の両方を意識して、バランス良く写真を選ぶのがオススメです。

ほめ写のためにどんな写真を選ぶといいの?

では、実際にどんな写真を選ぶといいのでしょうか?ここでは、子供が多くの時間を過ごす保育園・幼稚園でのよくあるシーンを例に挙げてご紹介します。

「条件ほめ」には頑張っている・熱中している写真

「条件ほめ」には頑張っている・熱中している写真
子供が運動会やお遊戯会などで頑張っている写真は、努力や達成をほめる「条件つきのほめ」に向いています。何かを成し遂げたときの写真は、努力の過程も相まって、強く記憶に残ります。

「無条件ほめ」には家族や周囲の愛情を感じる写真

無条件ほめ」には家族や周囲の愛情を感じる写真
園で先生やお友達と一緒にいる写真、家族と過ごしている写真などは、普段の存在そのものを肯定する「無条件のほめ」に向いています。家族や周囲の人々が喜んでいる様子などを見ると、愛されている実感を覚え、自信につながります。

自宅で簡単にできる、ほめ写のやり方

「ほめ写」は写真を自宅で子供の目に付く場所に飾って、子供と一緒に見て、ひとこと添えるだけ。
特別な言葉ではなく「あの時頑張っていたね」「上手にできたね」といった簡単なコメントで大丈夫なので、気軽に始めましょう。

「ほめ写」のやり方は、簡単な3ステップです。

Step 1.子供が写っている写真を選ぶ

写真を選ぶ

子供の写真を撮ったり、園で撮影した写真から「条件ほめ」か「無条件ほめ」にあいそうな写真を選びます。子供と一緒に選ぶのがおすすめです。子供自身が良いと思う写真を飾ると、本人も写真を見るのが楽しみになります。
はいチーズ!のマイページなら、子供の写真がまとまって保存されているので、写真選びも簡単です。

Step 2.子供の目に入る場所に写真を飾る

子供の目に入る場所に飾る
写真をプリントしたら子供部屋やリビングなど、子供が日常的に過ごすスペースに貼ります。1枚だけでなく、何枚も貼ることで「ほめ」のバリエーションも広がります。

Step 3.写真を一緒に見ながらほめる

写真を一緒に見ながらほめる

子供と一緒に写真を見ながらほめましょう。「この時、とても上手だったね!」「にこにこのお顔を見ていると嬉しくなるよ」といった、ちょっとした一言で十分です。また、子供とお話しができるようになったら、「この写真のどんなところが好き?」「どうして、この写真を選んだの?」などと聞いてみましょう。写真をきっかけに会話をすることで、コミュニケーションを深めながら子供の考えを知るよい機会となります。

「ほめ写」をやってみたママの体験談

「ほめ写」を実際にやってみたママの体験談をご紹介します。

子供自身に写真を貼ってもらって、壁一面を「ほめ写」コーナーにしました。息子をほめ続けていたら、3カ月目くらいから、息子のほうからもほめてくれるようになりました。
私が買ったばかりのスカートをはいていたら「いいスカートだね」と言ってくれたり、料理している私を見て、「ママの手ってすごいよね。だって、こういうふうにナベをもって、おいしい料理をつくれるから」などと話しかけてきたり。具体的な理由もつけて、日々ほめてくれるようになりました。
3才にしてお互いのよさを認め合える関係になっているのは、ほめ写の効果だと日々実感しています。小さな成長もほめ写で認めてあげることで、自分の日ごろの小さながんばりも認めることができて、私自身の自己肯定感もアップしました!(3歳男の子のママ)

まとめ:写真を通じて、子供の自己肯定感を育みましょう

「ほめ写」によりほめられることで、子供の自己肯定感が育まれ、何事に対しても「自分ならできる!がんばれる!」と思える前向きな気持ちが芽生えてきます。
ほめるのは苦手、と感じるパパ・ママでも写真があれば簡単に「ほめ写」を実践できます。この記事を参考に、ご家庭で今日から「ほめ写」を育児に取り入れてみてください。

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FUKU

福岡県福岡市出身、女子美術大学デザイン科卒業。趣味は旅行と写真と博物館、特技は絵を描くことと、こどもと話すこと。 今日もどこかで「カメラマン!」と呼ばれながら子供たちと話し、写真を撮っています。 どうぞよろしくお願いします。