サラリーマンのお小遣い平均額は? 男性会社員のお小遣いはいくらが妥当?
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サラリーマンのお小遣いはいくらが妥当?
「パパに渡してるお小遣い、ひょっとして多い? それとも少ない?」と疑問になることはないでしょうか。お小遣いは毎月発生するものなので、家計へダイレクトに影響します。ほかの家庭のお小遣い事情も気になるものの、お金の話はなんとなく聞きづらいですよね。この記事では新生銀行が行った「2019年サラリーマンのお小遣い調査」をもとに、サラリーマンのお小遣いについて特集します。お小遣いの管理の仕方、節約術などもご紹介しますので、家計の見直しにぜひ役立ててくださいね。
サラリーマンのお小遣い平均額
2019年の男性サラリーマンのお小遣いは平均36,747円。これは新生銀行が1979年に調査を開始して以来、過去2番目に低い金額です。お小遣いの金額は年齢や家族構成、ライフスタイルによって大きく差が出ます。まずはお小遣いの平均額を年代別、家庭状況別に詳しくみていきましょう。
サラリーマンのお小遣い:年齢別の平均額
【男性サラリーマンのお小遣い 年代別平均額】
平均額 | |
---|---|
全体 | 36,747円 |
20代 | 37,548円 |
30代 | 37,436円 |
40代 | 33,938円 |
50代 | 38,051円 |
【男性サラリーマンのお小遣い 出費平均額】
ランチ代(1食分) | 飲み代(1ヶ月分) | |
---|---|---|
全体 | 555円 | 13,175円 |
20代 | 516円 | 13,048円 |
30代 | 551円 | 10,867円 |
40代 | 589円 | 12,903円 |
50代 | 564円 | 15,958円 |
上の表はサラリーマンのお小遣いと出費の平均額について、年代別にまとめたものです。
20代に比べて30代はお小遣いの平均額がやや減少し、さらに1ヶ月の飲み代も大きく減っています。20代では独身の割合が多いですが、30代になると結婚して家庭を持つ人が増え、自由に使えるお金が確保しにくくなることが要因の一つといえるでしょう。
男性サラリーマンの中でお小遣いの平均額が最も低いのは40代。この世代は子供の教育費や住宅ローンなど、家庭内で大きな出費が増えやすいことが背景にあるとみられます。50代になるとお小遣いの平均額が一気に上がって年代別でトップに。また、1ヶ月の飲み代も50代が一番高くなっています。年収が増え、家庭内の出費も落ち着いてくるためお小遣いが確保しやすいと考えられます。
サラリーマンのお小遣い:男性の家庭の状況別平均額
全体 | 36,747円 | |
未婚 | 43,608円 | |
既婚・子供なし | 共働き | 37,597円 |
主婦・無職 | 25,022円 | |
既婚・子供あり | 共働き | 30,813円 |
主婦・無職 | 32,469円 |
男性サラリーマンの家庭状況別にみると、未婚男性のお小遣いが既婚者を大幅に上回る結果になりました。自分のために使えるお金の額は、家庭を持つかどうかが大きく影響することがわかります。また、子供のいる家庭では、子供の年齢によってお小遣いの平均額が変わるというデータも出ています。特に未就学児のみがいる家庭のお小遣い平均額は最も低く26,296円で、その後子供の年齢が上がるにつれて徐々にお小遣いが増加する傾向がみられました。ただし、いずれにしても全体の平均額36,747円を下回るケースがほとんど。育児にかかるお金が家計に大きな負担となっていることがうかがえます。
サラリーマンのお小遣いは今後は減少傾向?
今後のお小遣い予定 | 割合 |
---|---|
上げる・上がる予定 | 10.3% |
変わらない(現状維持) | 59.1% |
下げる・下がる予定 | 7.0% |
わからない・決めていない | 23.6% |
2019年の男性サラリーマンのお小遣い平均額は前年に比べて3,000円以上低くなっています。また、今後のお小遣いアップの可能性については、「上がる予定」と答えた男性サラリーマンは約1割にとどまったのに対し、「変わらない」の回答は約6割を占める結果となりました。
多くのサラリーマンが、お小遣いについて今後も厳しい状況が続くと考えているようです。パパのお小遣いがあまりに少ないのもかわいそうですが、かといってお小遣いをすぐに増やすのはなかなか難しいもの。まずは賢いお金のやりくり術を身につけることから始めてみましょう。
次のページでパパのお小遣いをやりくりするポイントをご紹介します。