子供のおさがりのマナー もらったらお礼は必要?いらないときの断り方は?
おさがりを譲る側のマナー
汗をかいたり食事中に汚してしまったりして、子供は1日に何度も着替えます。子供服は何枚あっても便利なうえに、すぐにサイズアウトしてしまいがち。おさがりをもらえることは経済的にもありがたいもの。しかし、おさがりを譲ったことでかえって相手の手間をとらせてしまったり、実はありがた迷惑だった…なんていうことも。おさがりを譲るときのチェックポイントをまとめてみました。
おさがりが必要かどうか聞いてみよう
おさがりを譲る側は、相手に喜んでもらえるだろうと思いがち。でもデザインにこだわりがあったり、中古の服は着せたくないというママもいることを忘れないで。必要かどうかを尋ねずに渡してしまうと、受け取った側が必要なかった場合は、処分に困ったり着せたくないのに着せていたりと、余計な手間をとらせてしまうかもしれません。おさがりを渡す前に必ず「こんなものがあるんだけど、使いますか?」や「もしよかったら」という言葉を添えて必要なものだけ譲るのが鉄則です。
おさがりはきれいな状態のものに限る
子供服は汗や汚れなどが知らず知らずのうちについているもの。とくに衣替えのときに出てきたたおさがりは、衣装ケースなどに長期間保存されていることもあります。汚れやシミがないかチェックし、おさがりは必ずきれいに洗ってから渡しましょう。自宅で洗濯する場合は、香りが強い柔軟剤は使わないようにして。
また、高価なものや思い入れがあるものでも、毛玉・シミ・色褪せが目立つものは渡さないようにします。下着・靴下などの直に肌に当たるものは、袋に入っているような新品でない限りはおさがりにせずに自分で処分します。自分自身がおさがりをもらったときにうれしいものを、きれいな状態で渡すようにしましょう。
ブランド品や思い出の品で誰かに大切に着てほしいという場合はクリーニングに出してから譲ってもいいでしょう。
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おさがりを渡す時期やサイズに気をつけて
コートやセーターなどかさばる冬服を、夏など早すぎる時期におさがりとして渡してしまうと、もらった側は保管場所が必要になります。できればこれからの季節で使えるものを渡してあげると親切。また、サイズアウトしたものを全部処分してしまおうと、相手にとって大きいサイズまで渡すと、数年間の相手のタンスを占領してしまうことになるので注意。すぐに着れそうなサイズのおさがりを渡すようにしましょう。
おさがりのその後は干渉しない
おさがりの服を着てくれているだろうかと、渡したあとは何となく気になってしまいがち。でも、おさがりを渡したらそれはすでに相手のもの。あまり使っていないようでも、処分していていても、売っていたとしても、一切干渉しないようにしましょう。おさがりを渡した後に「あの服着てる?」などと尋ねてしまうのもNG。相手が気を使ってしまって使いづらくなってしまいます。元々は処分する予定の服だったはず。「使ってくれてありがとう」と感謝の気持ちを持っていたいですね。
おさがりをもらう側のマナー
何枚あっても足りない子供服をゆずってもらえると、とても助かるもの。中には高価なブランド物の子供服や、相手にとって思い入れのあるものもあるでしょう。いただいたおさがりは、上手に活用させていきたいものです。今度はおさがりをもらったときのマナーを考えてみましょう。
不必要なおさがりは貰わない
いくらあっても助かるおさがりですが、使わないものまでもらってしまうと無駄になってしまいます。再利用してほしいと譲ってくれたわけですから、使うものだけを受け取りましょう。自分は使わないものであっても、他のママは使うものだったりするかもしれません。せっかくもらっても使わないと処分しなければいけなくなります。もし必要ないものまでおさがりで渡されそうになったら、「使わなかったらもったいないので」と一言伝えてみましょう。
おさがりをもらったらお礼を
おさがりにいただいたものや、おさがりをくれた人との関係性にもよりますが、「気を使わないでね」と言われても、やはりお返しはした方が良いでしょう。お礼に品物を渡す場合は、よほど高価なものを譲ってもらった場合でない限り、1000円前後のプチギフトやお菓子などで十分。家族みんなで食べられるお菓子などが喜ばれますが、アレルギーがあったりする場合もあるので日用品でもいいでしょう。あまり気を使わなくても良い相手なら、旅行に行った時にお土産を買うなど、あまり気負わずに感謝の気持ちを伝えましょう。子供服を1枚もらうなど、お礼をするほどでないときには、そのおさがりを使ったときの様子を伝えるとともに、お礼を伝えるだけでもいいでしょう。
おさがりはいらない、おさがりをあげたくない場合のマナー
おさがりは助かるものですが、誰かが使っていた物を着せるのに抵抗があるママや、ファッションにこだわりのあるママも多いです。良かれと思っておさがりを譲ってくれるので「おさがりはいらない」と伝えるのは難しいことも。また、逆に「おさがりが欲しい」というママにお断りをする場合もあります。どちらの場合も、その後のお付き合いがスムーズにいくように上手に伝えたいですね。
おさがりがいらない場合の断り方
おさがりのいる・いらないに関わらず自分に譲ろうと考えてくれたことに、まずは感謝を伝えたいもの。「おさがりが苦手なママもいる」ということも、ママたちの間ではだいぶ知られてきました。関係性によっては、おさがりがいらない理由を正直に伝えて断るのもいいでしょう。
「いらない」と言いにくい間柄の場合、「おばあちゃんがたくさん買って来ちゃうからタンスがパンパンで困ってる」、「子供が気に入ったものしか着てくれないし、使わなかったらもったいないので」と断ると、角が立ちません。断りきれずに受け取っても、使わないのならば再利用できずに終わってしまいます。できれば有効に活用できるように、きちんと伝えましょう。
おさがりが欲しいママに断る場合
おさがりが不要の人がいる一方で、「もらえるものは何でももらいたい!」という、おさがりをねだってくるママもいて、困ってしまうこともあるでしょう。もちろんおさがりを譲るかどうかは自分自身で決めて良いものですし、渡さなければいけないものでもありません。断る場合は「親戚の子に渡すと約束している」と家族内の理由にするか、「思い入れがあるから子供のものは手元に残しておきたい」と伝えると断りやすいでしょう。
おさがりに対する考えはいろいろ
おさがりは仲間内でどんどん譲り合っているママたちもいれば、一切やらないママもいて考え方はさまざま。できるだけ相手の負担にならないようやり取りできると良いですね。本来、おさがりは子育て世代にとってはお金を節約できて、捨てずに再利用できる便利なシステムです。自分に合ったやり方で、上手に活用していけるといいですね。