新生児はくしゃみが多い? 原因・対処法を解説
新生児のくしゃみ対処法
赤ちゃんのくしゃみがよく出る場合は、赤ちゃんのいる部屋の環境を整えてみましょう。
室内環境を整える
新生児のくしゃみは温度差や空気の乾燥などで出やすくなるので、室内の温度や湿度を赤ちゃんに快適なように整えましょう。室温は、夏場なら外気より4~5度低い程度、冬場なら20~25度程度が目安です。また、湿度は50%前後を目安にします。ダニが湿度の高い環境を好むため、湿度は60%を超えないようにしましょう。空気の乾燥は冬だけではなく、冷房を使う夏場も注意が必要です。湿度が高い時は除湿機を使用し、乾燥している時は加湿器を使用するのがポイントです。加湿器がない場合でも、洗濯物を室内に干したりやかんなどでお湯を沸かしたりすることで部屋の湿度を高くすることができます。
ハウスダスト対策をする
こまめに部屋の掃除をしているつもりでも、目に見えないハウスダストはたくさん舞っています。掃除する前に窓を開けて、ホコリが溜まりやすいフローリングや布団、カーテンなどの掃除をしっかりおこないましょう。また、布団にはダニやダニの死骸がついているため、晴れた日に天日干しすることをおすすめします。布団を干すだけではダニの死滅が難しいといわれているため、干した後は布団の表面に掃除機をかけるとダニアレルゲンの数が減少します。
赤ちゃんのための室内環境~シックハウスやアレルゲンの対策~|東京都福祉保健局
くしゃみが出た状況をメモしておこう
新生児のくしゃみが気になった時は、アレルギーの可能性もあるため状況をメモに残しておくと安心です。メモを取る時は、くしゃみが出始めた日やよく出る場所、時間帯、また掃除をした後や授乳後などどんな行動をした時に出やすいのかを書き残しておくと受診時に医師へ伝えやすいです。赤ちゃんが生まれてから毎日育児日誌を付けている人は、時間帯でくしゃみの回数などを記録しておくのもおすすめです。
まとめ
新生児はまだ未熟なため、鼻の中の分泌物やホコリ、外気のちょっとした刺激などでくしゃみをします。くしゃみ以外に鼻水や咳、高熱などの症状ががないなら、しばらく様子を見ていきましょう。部屋の温度や湿度、床や布団の掃除などに気をつけることで、赤ちゃんのくしゃみの回数が落ち着くこともあります。ただし、赤ちゃんに気になる症状がある時は、迷わず医療機関を受診することが大切です。