食費節約を無理なく実践! 買い物から献立までをまとめてご紹介します
食費節約の基本
家計の管理の中で大部分を占めるのが食費です。気をつけてはいるものの、気づくと「予算をオーバーしてしまった」ということや、「いつも同じものばかり買ってしまっている」という経験はありませんか?ここでは、食費節約の基本についてどのような方法があるのか改めて考えてみたいと思います。
買い物前に予算を決める
食料品を買いに行く時、「足りなかったらどうしよう」という思いから多めにお金を持って行く人も多いのではないでしょうか? セール品があるとつい買ってしまうもの。これが無駄遣いの元になるので、月の予算を決め、いつ買い物に行くかのスケジュールを決めることからはじめましょう。買い物に行く回数を決めたら月の予算で割ると、1回あたりの予算を決定します。
例えば、月の食費の予算が50,000円の場合、週に2回買い物に行くなら、1ヶ月に8回買い物に行くことになります。1回分の予算を計算してみると、50,000円÷8回=6,250円になりますが、月末に余裕を持たせるためにも、端数を切って6,000円にすると分かりやすのではないでしょうか。買い物の予算を計算し、意識するようにしましょう。
買い物前に献立を決める
1回分の予算を決めたら、その金額だけをお財布に入れて買い物に行きます。いつも行くスーパーのチラシなどをチェックした上で、特売品を使ってできるものを考え、献立を決めてから買い物に行くのがポイントです。最初に献立を決めておけば、無駄な買い物をしなくて済むためです。実践あるのみ、まずはやってみましょう。
保存できる食材を知る
食料品を買いに行く時、野菜や肉、魚などの生鮮食品は新鮮なうちに使うのがベストです。しかし、よくみると中には保存できるものや保存の仕方を工夫すれば食費の節約につながる食材もたくさんあります。例えば、野菜なら根菜類は常温で保存が可能ですし、肉は小分けにしてラップに包み冷凍保存しておくという方法が可能です。特売の商品を買った時などは、保存方法について考える、またはスマートフォンで保存方法について検索する習慣をつけておきましょう。
コンビニの利用は控える
食費の予算を決めて買い物に行くようになると、無駄な買い物が減りますが、その分買い忘れも出てきます。片栗粉が切れていた場合、「近くのコンビニにサッと行って買ってこよう」と思ってしまう人も多いのではないでしょうか。しかし、コンビニで売っている食料品はご存知の通り定価で売られていることがほとんどなので、便利ですが食費の節約にはなりません。コンビニが近くにある人は、コンビニを利用する回数を見直し、なるべくスーパーで買い物するようにしましょう、
食費節約のカギはまとめ買い
食費節約の基本をご紹介しましたが、すぐにできるものばかりです。そしてこれらを実践しつつ、節約のカギとなるのがまとめ買いになります。「毎回予算がある中でまとめ買いってできるの?」と思ったあなた。いろいろ制限があるとできるのか不安になるものですよね。
ここで言う「まとめ買い」とは、安いものを大量に買うということではなく食材に着目して冷凍保存する方法のことです。冷凍保存すれば、一品足りない時に加えることができますし、食費を使い過ぎたという時は買い物に行かず調理することができます。食費節約のカギとなるまとめ買いについて、具体的にはどのようなことなのか詳しくご紹介していきましょう
まとめ買いすべき食材
まとめ買いに向いている食材はいろいろありますが、一番おすすめしたいのがきのこ類です。しめじやエノキダケなどは食物繊維が豊富で値段が変動せず価格が一定という特徴があります。もちろん冷凍保存も可能!そんな食材に着目し、安く売っている場所を調べて買い、石づきを取って冷凍します。味噌汁や炒め物にそのまま使えますし、冷凍すると旨味がアップするという嬉しいポイントも魅力です。
その他にも、玉ねぎはスライスや刻んで1回分ずつ小分けにして冷凍できるのでおすすめです。夏野菜の定番トマトは、旬な時期に購入してトマトソースとして冷凍するといろいろな料理に使えて便利!安いものを見つけた時には保存できるかどうかスマホでチェックする癖をつけておくと、食費の節約につながります。気になる保存期間の目安ですが、冷凍保存で1ヶ月程度を目安に使いきるようにしましょう。冷凍庫に保存したものはストックして終わりではなく、上手に使ってこそ食費の節約につながるので、安いものはまとめ買いで保存を意識してみてくださいね
買い足した方が良い食材
まとめ買いをして冷凍保存をするようになると、料理のレパートリーも増えていくものです。気づくと冷凍庫がストックでパンパンの状態は、保存が習慣になっている証拠。でも、買い過ぎは注意が必要ですし、冷凍に向かない食材もあります。水分が多い野菜や傷みやすい食材は、冷凍保存せず、適宜買い足すようにしましょう。予算を決めて食材を吟味するようになると、まとめ買いに適した食材と、その都度買い足すべきものが分かってきます。気になったらその場で調べて食材メモを作ってみてはいかがでしょうか。
まとめ買いと区別すべき「ストック買い」
冷凍保存用のまとめ買いは、慣れてくると手際も良くなり、「次にあれを作る時に使おう」と想像しながら小分けをする楽しさも生まれてきます。しかし、ここで注意したいのが、「まとめて買うとお得」という発想から残っているのにストックとして買ってしまう、いわゆるストック買いをしてしまうことです。ケチャップにマヨネーズ、さらには缶詰なども安いからとストック買いをしてしまうと、食費を圧迫してしまうことにもつながります。安い時に買うのも大事ですが、なくなりそうになったら価格をチェックして最安値で買った方が断然コストカットになります。まとめ買いとストック買いは似ているようで別物。来月でも良かったということもあるので、慎重に判断するようにしましょう。
ひと手間かけるとより効果的
食費の節約は、毎日の積み重ねです。給料日後は予算がある時期なのであれもこれも買いたくなるものですが、食材にひと手間かけて予算内に抑えられるように実践していく必要があります。具体的にはどんな点に注意したらいいのでしょうか。
野菜の冷凍は下処理する
栄養バランスを考えて、毎回野菜を使ったおかずを作りたいものですが、天候によって金額の変動が大きいので冷凍しておくと経済的です。しかし、野菜は食材によって調理方法や保存方法が違います。冷凍する場合下処理の有無でおいしさも変わってくるので、こちらの本をキッチンに置いておくと料理のバリエーションも増えるかもしれません。
味付け冷凍で献立も楽に
もう一品欲しい時、時短でおかずを作るのに重宝するのが、味付けした状態で冷凍するという方法です。これならレンジでチンするだけで簡単ですし、おいしくて節約できしかも時短!という三拍子そろっています。食費を抑えつつ美味しいものを作りたい人必見です。
子供のおやつは手作りしてみよう
最後は、子供用のおやつについてです。子供のおやつにスナック菓子やせんべいを常備しているなら、手作りのおやつで節約してみませんか。手作りは親子のコミュニケーションにもなりますし、手作りで作ったお菓子は、添加物を使わないので体に優しいというメリットも。すぐに食べ終わってしまう袋菓子とはさよならして、親子でクッキングをしてみましょう。
節約は無理のない範囲で楽しく取り組もう
食費の節約は、簡単なようで知恵と工夫が必要です。やりはじめると節約にはまってしまう人もいますが、ストレスを感じてしまっては健康的ではありません。楽しみながら取り組むのが一番!スーパーに買い物に行く前や後で、食材について調べてみると新たな発見がたくさん見つかるので、無理のない範囲で楽しみながら取り組むようにしましょう。
まとめ
食費を節約するというのは、1日だけでは成し遂げることができません。値段とどんな料理に使えるのか、そして保存方法や保存した後の使い道など、料理の幅を広げるチャンスがたくさんあるので、ぜひ楽しみながら節約してみてくださいね。