【3歳の七五三】女の子に人気の着物は? 着付けやヘアアレンジ、準備するものは?
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3歳女の子が七五三で着る被布とは?
被布(ひふ)とは、着物の上に着るベストのような丈の短い着物のことです。女の子の七五三は3歳と7歳で行いますが、それぞれ着る衣装が異なります。3歳の七五三の時は、一般的な着物に兵児帯という簡易的な帯を締めるため、兵児帯を隠すために着物の上に「被布(ひふ)」と呼ばれるベストのようなものを着るのです。7歳の七五三では大人と同じように帯を締めるため、被布は必要ありません。
3歳女の子の七五三着物(被布)の選び方
3歳の七五三で着る女の子の被布には、特に色や柄に決まりはないので自由に選ぶことができます。被布にはたくさんの種類があるため、どんな被布にしようか迷ってしまいますよね。被布を選ぶ際のポイントを見ていきましょう。
着物との色の組み合わせで被布を選ぶ
被布を選ぶ際は、着物と同系色のものや、着物の色や柄とケンカしないものを選ぶのがおすすめです。例えば着物が赤系であれば、被布は同系色かつ赤よりも薄いピンク色…といったように選ぶと間違いないですよ。以下、被布の人気色である白色とピンク色と、少し個性的な原色系の被布を選ぶ際のコツを見ていきましょう。
- 白色の被布
白色の被布は、どんな色や柄の着物ともケンカすることがないので合わせやすいです。。同じ白色の被布でも、合わせる着物の色によって大きく印象が変わるので、いろいろな色の着物を合わせて試してみてくださいね。被布についている飾り紐の色を着物や重ね襟の色と同色にすると、違和感のないコーディネートが出来上がります。
- ピンク色の被布
ピンク色の被布は女の子に人気のアイテムです。ピンク色の被布に合う着物の色は、赤・黒・水色・紫などです。ピンク色は色黒の女の子でも色白の女の子でも似合い、女の子らしさがグッとアップするのでおすすめです。もしもお姉ちゃんのお下がりなどで既に別の色の着物を準備していて、子供が「ピンク色の着物じゃなきゃ嫌だ」と言い出してしまった場合には、被布の色にピンク色を選んでみましょう。
- 原色系の被布
赤やオレンジ色などの原色を組み合わせたコーディネートは、洋服の場合だと悪目立ちしてしまうこともありますが、着物の場合だと、ぐっと華やかにかわいくらしくなります。赤色×白色のようにコントラストがハッキリした組み合わせを選んだり、赤色×緑色、オレンジ色×青色など補色の組み合わせも斬新で素敵ですよ。原色系の被布と原色以外の着物を組み合わせる場合は、着物に入っている色と同じトーンの色の被布を選ぶと馴染みやすいのでおすすめです。
デザイン
既に着物を持っている場合や、今回使用する着物を下の子にも着せたいと思っている場合は、着物のデザインで冒険するのは難しいこともありますよね。そんなときは被布のデザインにこだわって選ぶのがおすすめです。被布のデザインは、単色のものや古典的な柄の正統派なものはもちろん、パステルカラーや現代的なモチーフ柄などモダンなデザインもたくさんあります。同じ着物でも、合わせる被布のデザインで印象がガラッと変わりますよ。
ブランドの着物もおしゃれで人気
「JILL STUART」や「NATURAL BEAUTY BASIC」は洋服のブランドとして有名ですが、実は被布も取り扱っています。洋服ブランドの被布は、着物屋さんではあまり見かけないようなデザインがあり、とても素敵ですよ。レンタル対応をしているブランドもありますので、ママのお気に入りのブランドがあれば探してみてくださいね。
子供と一緒に選ぶ
女の子は3歳くらいになると好みがハッキリしてくる頃です。特に3歳の七五三を行う時期は、ちょうどイヤイヤ期の真っただ中でもあります。着物や被布が自分の好みじゃなかった場合に、子供が「この色は嫌!」となかなか着物を着てくれなかったり、せっかくの記念写真が泣き顔に…ということもあります。七五三をいい思い出にするためにも、着物や被布は子供と一緒に選ぶのをおすすめします。
3歳女の子用七五三着物(被布)のおすすめデザイン5選
3歳の女の子におすすめの被布1:被布セット ピンク×白
3歳の七五三では定番のピンク×白のコーディネートです。着物と被布には同じ花がデザインされており、統一感がありますね。色白の子はもちろん、色黒の子にも似合うコーディネートで人気の組み合わせです。
セット内容 | 着物/被布コート/袖なし長襦袢/草履/足袋/巾着/腰紐2本/髪飾り |
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3歳の女の子におすすめの被布2:陽気な天使 被布セット 紫
着物ブランド「陽気な天使」の着物と被布のセットです。紫のぼかしに祝いの花があしらわれており、黄緑色のアクセントがとても華やかな印象です。レンタル特典としてオリジナルフォトブックもつき、とてもお得ですよ!
セット内容 | 着物/被布コート/襦袢/草履/巾着/足袋/腰紐(3本)/髪飾り |
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3歳の女の子におすすめの被布3:Childoll 青地に花毬
爽やかな青地にピンクの花毬があしらわれた、繊細で上品な印象の着物と被布のセットです。青空にとても映えそうなデザインですね。水色の着物はクールな印象になりがちですが、柔らかいピンク色の被布や鹿の子花飾りが子供らしいキュートな装いにしてくれます。
セット内容 | 着物/被布コート/襦袢/草履/巾着/足袋/腰紐(3本)/髪飾り |
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3歳の女の子におすすめの被布4:JILLSTUART 被布セット ピンク地に花束
JILL STUARTの着物と被布に必要な小物がセットになった豪華な商品です。ピンクの被布には刺繍が入っており、上品で高級感がありますね。着物は少し落ち着いたピンク色で、大人っぽい印象になりそうです。
セット内容 | 着物/被布/長襦袢/重ね衿/髪飾り/巾着/草履/腰紐(2本)/足袋 |
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3歳の女の子におすすめの被布5:被布フルセット 和風モダン古典
着物には白菊を大きくあしらい、モダンでありながらレトロな雰囲気のある着物と被布のセットです。子供らしさの中に大人っぽさも感じられる不思議なデザインですね。口コミでは「写真映えした」という声が多くあり、注目を浴びること間違いありません。
セット内容 | 着物/被布コート/袖なし襦袢/草履/足袋/巾着もしくはバッグ/腰紐2本/髪飾り |
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3歳女の子用七五三着物のおすすめレンタル店
被布を選ぶ際は着物屋さんに行って選ぶのもいいですが、種類が豊富なネットで選ぶのもいいですよ。お店によって特典などが異なるため、いろいろ吟味してみてください。
e-きものレンタル
e-きものレンタルは昨年実績2000件超を誇るきものレンタルのお店です。着物や被布だけでなく、着付けに必要な小物もすべてそろっており、さらに新品の足袋と着付けマニュアルのプレゼントもあるため、初めて着付けにチャレンジするママも安心して利用できますよ。デザインも伝統的なものからモダンなものまで豊富にそろっているため、「子供が気に入って大喜びだった」という声が多く見られました。
RENCA
RENCAは60000点と日本最大級のラインナップを誇るお店です。セットには襦袢や腰紐といった着付けに必要なアイテムのほか、草履や足袋、巾着なども入っています。東京・大阪・名古屋の3都市であれば16時までに注文すれば翌日午前中に届くスピード発送なのも魅力的ですね。プラス1000円のあんしんパックを購入すれば、「お料理をこぼしてしまった!」「着物の袖が枝に引っ掛かってほつれてしまった」といったトラブルが起きても修理代はかからないため、安心して1日を過ごせそうですね。
夢館
夢館は「宅配レンタル」と「着付け来店レンタル」の2つのサービスを行っているお店です。京都の近くにお住いの方であれば、プロに着付け&ヘアメイクをお願いしているのもいいですね。また、「レンタル中に着物を汚してしまうのが不安」という方にはプラス1000円で「きもの安心保険」に加入することができます。
hataori
hataori(ハタオリ)は日本最大級の着物レンタモールです。基本的にフルセットレンタル・往復配送料無料なので、初めてネットでレンタルをする方も安心して利用できますよ。また、「事前に着物の色やデザインを確認したい」という方向けに「下見プラン」があり、こだわり派の方も納得のサービスです。
3歳女の子の七五三着物の着付け方法
3歳の七五三では正式な帯を締めないため、比較的簡単に着付けることができます。美容院や着物屋さんに着付けをお願いするのもいいですが、「子供が人見知りで知らない人に着物を着付けてもらうのは不安」という場合は、ママが着付けてあげてもいいですね。用意するものは長襦袢、着物、被布の3つです。
- 長襦袢を羽織り、左の袖が上に来るように袖を合わせます。
- 長襦袢の上から着物を羽織り、長襦袢の袖を着物の袖の中に通します。この時、長襦袢が着物の袖からはみ出さないように、綺麗に重ね合わせてください。
- 着物の右衿についている仮紐を左の袖の付け根にある身八つ口から外に出します。
- 先ほど身八つ口から出した仮紐と、左衿についている仮紐を背中で交差させ、前で蝶々結びします。
- 衿合わせを整えたら上から被布をかぶり、ホックを留めて出来上がりです。
七五三でスムーズに着物を着せるポイント
3歳の子供はたいてい着物に着慣れていないため、「終始ぐずっていた」「じっとしていられなかった」ということも多いです。当日子供がぐずって慌ててしまわないためにも、子供に着物を着せる時のポイントを押さえておきましょう。
着物や足袋に慣れさせておく
子供に着物を着せる際、1番ネックになるのは足袋や草履ですよね。履きなれていない足袋や草履に抵抗があり嫌がる場合も多いため、数日前から子供に足袋や草履を履かせて、慣れさせておきましょう。七五三当日はスムーズに履いてくれやすくなりますよ。
また、子供が着物自体を嫌がってしまう場合もあるので、七五三の数週間前から着物をいつも見える場所に飾っておいて、「七五三では着物を着てお姫様になろうね」などと何度も声をかけて子供をその気にさせてあげる方法もいいでしょう。
当日着物や足袋を嫌がったら妥協してもOK
せっかくの七五三なので、やはり綺麗に着飾った子供の姿が見たいと思ってしまいますが、完璧にこだわる必要はありません。中には「足袋や草履を嫌がったので、普段履いている靴を履かせた」「着物を着る時に服を脱ぐのを嫌がったので、着物の下にズボンをはいていた」という家庭もあります。1番大切なのは子供が笑顔でいることなので、小さいことにはこだわらずに妥協してしまうのも1つの手です。
子供が着物や草履にどうしてもなじめなそうであれば、前撮りで被布を着て、お参りは洋装で行くなど、子供に無理をさせない方法を選択してもいいでしょう。
マニキュアなどのアイテムで気持ちを盛り上げる
3歳と言えども内面は立派な女の子です。爪にマニキュアを塗ってあげたり、軽く口紅を塗ってあげたりして気分を盛り上げてあげるのもいいですね。また、当日はいつも外には持ち歩かないお人形などを子供に持たせて「特別感」を出してあげるのもおすすめです。
お菓子やおもちゃなどの奥の手を使う
「事前に着物やメイクに慣らしておいたのに、ぐずってしまった!」という場合に備えて、ちょっとしたお菓子やおもちゃを準備しておくのも1つの手です。お菓子をあげる場合は、着物が汚れにくいグミなどがいいですよ。また、100均でも買える紙風船やピロピロ笛などのおもちゃを持参すれば、ぐずったときのあやしアイテムとして使えるだけでなく、写真撮影の時に小物としても使えるのでおすすめです。
次のページでは、3歳女の子の七五三のヘアスタイルや髪飾りについてご紹介します!