「満月の日に赤ちゃんを出産」する可能性は? 新月や大潮の日は? 統計や出生率、満月出産カレンダーをチェック!
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満月の日に赤ちゃんの出産が多いのは本当?
出産予定日が近づくと、いつ赤ちゃんが産まれてくるのか気になりますよね。きっちり予定日に産まれるわけではなく、数日前後することが多いです。そんなときに「◯日が満月だから、この日かもしれないね。」といったような話を聞いたことはありませんか? ただの迷信と思われがちですが、実際に満月の日は出産が多いという研究結果があります。
統計から見る満月の出産確率
満月の出産率の統計を取るにあたり、人間の場合は社会的影響のせいで週末の出産が多くなるため、正確なデータを取るのは難しいようです。東京大学大学院農学生命科学研究科で、ウシの出産について調査をしたところ「月の満ち欠けがウシの出産に影響を与える」との結果が出ました。
人間の出産にも月の満ち欠けが関係あるのか、についても気になりますよね。陣痛間隔計測アプリでの調査データがありましたので紹介しましょう。下記リンクで調査内容が確認できますが、人間でも満月は出産が微増するというデータとなっています。ただし、その差は1%以下と微増であり、誤差の範囲内ともいえるので、満月の日に出産が増えると断言するには少し弱いかもしれませんね。
「満月に出産が多い」は科学的な立証はされていない
満月は出産が微増しているという調査結果は出ましたが、なぜそういうことが起きるのかは解明されていません。自然のことには、まだまだ解明されていないものや、説明がつかないものも多くあります。科学的な立証はされていませんが、実際に陣痛が起きやすくなるということが多いため、昔から言い伝えられているようですね。
満月出産、実際どうだった?ママたちの体験談
実際に出産したママたちはどうだったのでしょうか。満月の日に生まれた人は多いのでしょうか。先輩ママたちの体験談を参考にしてみましょう。
- 38週で破水し、病院に入院したのが新月2日前で、新月当日に出産しました。
助産師さんも、満月や新月、天気が荒れているときは出産ラッシュになると言ってました。 - 入院先の助産師さんが引力の関係で出産が増えるのでは? と言っていました。台風など低気圧のときも出産が増えると話してくれましたよ。
- 私の場合は満月の日から産気づき、翌日のお昼過ぎに出産しました。助産師さんも「満月の日は忙しくなる」って言っていますね
- 病院の先生は「関係ないと思う!」って言っていますが、看護婦さんは「関係ある気がする」と言っていました。どっちなんでしょうね(笑)
- 先月出産したのですが、いつが満月かを調べていましたが、満月にはまったく関係ない日に産まれました
実際に満月に出産したというママも多くいましたが、医療現場の看護師さんや助産師さんが、そう言っていたという体験談がとても多かったです。満月だけでなく、天気が荒れているときに多いのも興味深い話ですよね。他には、周りの妊婦さんたちが満月の日に次々出産していく中、自分だけ全く陣痛がこなかったというママもいました。
なぜ「満月=赤ちゃんの出産が多い」といわれるの?
なぜ、満月の日には出産が多いといわれているのでしょう。確証のないものであっても、実際にその通りだったという声も多く聞きます。予想される話はいくつもあるようですが、その中でも一般的に有力な説をいくつかご紹介します。
月の引力が関係している?
都市伝説的にいわれているのは、月の引力が関係しているという説です。海の満ち引きも月の引力の影響といわれています。同じ「水」が関係している、妊婦さんのお腹の羊水が同じように影響するので、満月には出産が多いといわれているのです。しかし、この説については科学的な立証がされていません。
出産の現場で働いている人たちの声
産婦人科の医療現場で働いている看護師・助産師の方が「この日は出産が多いな」と感じる日は満月が多かったことから、こういった話が言い伝えられているようです。なんとなく……ではなく「満月の日は出産が急増する」と断言する医療関係者の方も多いようです。科学的根拠はないものの、実際に出産に関わる人が言っているのですから、信ぴょう性が高く感じられますね。
次のページでは2020年、2021年の満月カレンダーと、同様に出産が増えるとママの間で昔から言われている噂をご紹介します。