マキシコシのチャイルドシートは新生児向け? 選び方とメリット・デメリットのまとめ
マキシコシとは? どんなチャイルドシートブランドなの?
マキシコシはオランダで誕生した、子育てママに欠かせないチャイルドシートの有名ブランドです。それも、ヨーロッパではその信頼性からかなりの人気を誇っています。すでにチャイルドシートの購入を検討されたことがある方ならご存知かもしれませんね。このマキシコシのチャイルドシートは、種類が豊富で使い方も幅広いのが特徴です。デザイン性も高く、きっとどれを選んで良いか迷ってしまうことでしょう。そのため、マキシコシのチャイルドシートについて安全性や機能面・使用可能期間など、ママに必要な情報をまとめてご紹介します。
マキシコシのチャイルドシートの安全性
チャイルドシートを選ぶ上で何よりも重視したいのはやっぱり安全性ですよね。大切な子供を守るためのものですから、安全性に妥協はできません。では、このマキシコシのチャイルドシートの安全性はどのようなものなのでしょうか。
「ISOFIX」とは?
チャイルドシートを取り付ける際、一般的には車に付いているシートベルトを使用することが多いですよね。この「ISOFIX」は、シートベルトを使わずにチャイルドシートを取り付ける世界共通規格のことを指しています。「ISOFIX」を採用しているチャイルドシートは取り付けが簡単で、取り付けの際のミスも防ぐことができます。さらに、シートベルトによるチャイルドシートの取り付けで起こりがちな、グラつきや緩みもISOFIX規格のチャイルドシートなら防止することができるのです。チャイルドシートの取り付けは意外とコツがいるものです。慣れるまでは不安を感じるママもいるでしょう。一般社団法人日本自動車連盟(以降JAF)の調査でも報告されている通り、チャイルドシートの取り付け方を誤っているケースは、全体の6割と大変高い割合を締めています。そういった危険を回避する上でも、「ISOFIX」は子供の安全を守る有効な手段といえますね。
日本の「Eマーク」を満たす「i−Size」対応
日本では、チャイルドシートのように一定の安全性を必要とするものに関しては厳しい安全基準が設定されています。その目印として、国土交通省が定める基準をクリアしたものには「Eマーク」が添付されています。もちろん、チャイルドシートの先進地域であるヨーロッパでも、明確に安全基準が設けられています。近年、従来よりも更に安全性が高い新基準としてヨーロッパを中心に新たに普及しつつあるのが「i−Size」です。この「i−Size」は日本の「Eマーク」の安全基準を満たすものとして、国土交通省に認められています。マキシコシのチャイルドシートもこの「i−Size」に対応しているものが多く、公式サイトでも情報を開示しています。チャイルドシートの購入の際には必ずこの「Eマーク」や「i−Size」が明記されているかどうかを確認しましょう。
新生児から使えるのは5種類
マキシコシのチャイルドシートの中で、新生児のうちから使用できるものは5種類あります。用途に合わせて選べるよう、それぞれの使い方や特徴などをご紹介します。
4WAYの多機能ベビーシート:マキシコシ ペブル
新生児から15ヶ月ごろまで使えるのが「ペブル」です。体重にすると0〜13kgまでが目安です。取付時方法は「ISOFIX」採用で、新生児の安全性にしっかりと配慮されています。チャイルドシート、ベビーキャリー、バウンサー、ベビーカーの4WAYの使用方法ができ(ベビーカーとしての利用の際は対応ベビーカーの併用が必須)、赤ちゃんが寝ている状態のままで移動も可能です。様々なシーンに合わせて使い分けをしたい方におすすめです。
対象月齢 | 0~生後15ヶ月 |
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対象体重 | 0~13kg |
サイズ | 幅×奥行×高さ:44cm × 68cm × 63cm |
重量 | 4.05kg |
メーカー商品サイト | こちら |
マキシコシ ペブルの取り付け方法はこちら
安全性とフィット感を重視:マキシコシ ペブルプラス
「ペブルプラス」は「ペブル」の新モデルで、対象年齢は新生児から15ヶ月ごろまでです。取り付け方法はもちろん「ISOFIX」を採用しています。更に、別売りされている車載専用パーツを併用することで、世界で初めて「i−Size」に対応したモデルです。また、横方向からの衝撃に対しての安全性を強化した素材を使用しており、万が一の衝撃から頭頸部を守ってくれるのも安心できるポイントですね。新生児でも安心できる安全性と、クッション性に富んだ素材による乗り心地の両方を重視したい方におすすめです。
対象月齢 | 0~生後15ヶ月 |
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対象身長 | 45~75cm |
サイズ | 幅×奥行×高さ:44cm × 73cm × 56cm |
重量 | 4.55kg |
メーカー商品サイト | こちら |
マキシコシ ペブルプラスの取り付け方法はこちら
軽量&多機能性:マキシコシ カブリオフィックス
マキシコシの中でも軽量なタイプのチャイルドシートが「カブリオフィックス」です。その重量は3.5kgで、子供を乗せたまま運ぶ際に負担が少ないモデルです。対象年齢は0〜12ヶ月ほどとなっており、ペブルと同様に4WAYで使用ができます。取り付け方法はやはり「ISOFIX」採用です。サンキャノピー(日よけ)が標準で付いており、子供を移動させることが多い方におすすめです。
対象月齢 | 0~生後12ヶ月 |
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対象体重 | 0~13kg |
サイズ | 幅×奥行×高さ:44cm × 71cm × 57cm |
重量 | 3.5kg |
メーカー商品サイト | こちら |
マキシコシ カブリオフィックスの取り付け方法はこちら
安全性重視のロングユース:マキシコシ アクシスフィックスプラス
新生児から4歳までと、マキシコシの新生児から使用できるチャイルドシートの中で最も長く使用できるのが「アクシスフィックスプラス」です。取り付け方法はこちらも「ISOFIX」を採用しています。更に「i−Size」に対応している上、マキシコシではじめての360℃の回転シートとなっています。狭い車内での乗せ降ろしが楽で、前向きと後ろ向きでの使用が可能ですよ。用途は少ないけれど、長期間使用したい方に向いていますね。
対象月齢 | 0~4歳 |
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対象身長 | 45~105cm |
サイズ | – |
重量 | -kg |
メーカー商品サイト | こちら |
マキシコシ アクシスフィックスプラスの取り付け方法はこちら
最軽量&リーズナブル:マキシコシ シティ
マキシコシのシリーズで最軽量の3.2kgを実現したのがこの「シティ」です。価格もリーズナブルで、新生児から12ヶ月ごろが使用の目安です。装着方法はシートベルトによる固定のみですが、対応ベビーカーとの組み合わせで汎用性が広がりますよ。日よけのサンキャノピーを標準装備しており、外出時にはとても便利です。外出やお散歩用に、もうひとつ安価なチャイルドシートが欲しい場合などにおすすめです。
対象月齢 | 0~生後ヶ12月 |
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対象体重 | – |
サイズ | – |
重量 | 3.2kg |
メーカー商品サイト | こちら |
マキシコシ シティの取り付け方法はこちら
チャイルドシートの選び方
マキシコシのラインナップをみてもわかるように、チャイルドシートには様々な種類があります。用途による使い分けが必要だということがわかりましたよね。では、実際にチャイルドシートを選ぶ際にはどんな点に注意をすれば良いのでしょうか。
チャイルドシートをどう使いたいのかを考える
まず、ママ自身がどんな使い方をすることが多いのかを考えましょう。チャイルドシートを車に装着したままの状態が多いのか、子供をシートごと車から連れ出すことが多いのかによっても選び方は異なります。マキシコシの商品で考えると、「使用方法はひとつでも長く使いたい」というなら「アクシスフィックスプラス」が最も長く使用できます。逆に、「1歳くらいを目処に買い替えても良いので様々な用途で使用したい」、というなら「ペブル」や「ペブルプラス」が良いですね。このように、使い方や何を重視するかをきちんと把握することで、選ぶべきモデルが見えてきます。
子供がチャイルドシートを気に入ってくれない場合もある
また、チャイルドシートを購入する上で避けられないのが子供との相性です。子供によってはシートに体がフィットせず、不快に感じることがあります。座り心地などが気に入らない場合、チャイルドシートに全く座ってくれないこともありますよ。チャイルドシートに乗せるたびにご機嫌ななめのようではママも大変です。けれど、安価なものではないので頻繁にいくつも買い換えるわけにもいきませんよね。安全性は勿論考慮すべきポイントですが、デザインや汎用性・価格についてはあまりこだわらず、子供が気に入ってくれるものを選ぶのもひとつのポイントです。
まとめ
マキシコシのチャイルドシートが、安全性や使用感ともにヨーロッパでとても人気な理由がわかりましたよね。チャイルドシートは車でのお出かけの際に必ず必要なものです。せっかくの楽しいお出かけが更に快適になるよう、子供もパパママも納得のできる一点が見つかると良いですね。