家庭菜園におすすめの野菜9選 初心者ママでも失敗しない始め方を解説
目次
初心者必見! 家庭菜園の始め方
家庭菜園は野菜を育てて収穫を楽しめることから、「子供に食育ができる」ということで注目が集まっています。プランターと鉢を使えば庭が手狭な家でも家庭菜園ができ、マンションやアパート住まいの人はベランダ栽培が可能です。まずは家庭菜園の始め方と、やり方などを詳しく見ていきましょう。
家庭菜園に必要なもの
家庭菜園を始めるのに必要なものをまとめました。下記の表を参考にして、必要なアイテムをそろえていきましょう。
プランター、鉢 | プランター、鉢で栽培する場合に必要。育てる野菜に合わせてサイズを選ぶ。 |
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土 | 野菜の培養土(ばいようど)を選ぶ。 ※培養土は、基本用土と補助用土が混ぜてある土のこと |
肥料 | 緩効性化成肥料(かんこうせいひりょう)はにおいが少ないのでおすすめ。液体肥料でも可。 |
鉢底石 | 鉢底に敷いて排水性をよくする。 |
鉢底ネット | 底穴が大きい場合は鉢底ネットを敷いて用土の流出を防ぐ。 |
ジョウロ | ノズルの先に小さな穴が開いているハスロつきのものを選ぶと便利。 |
園芸用のハサミ | 収穫をする時や手入れの際に使う。 |
支柱(しちゅう)、紐 | つるが伸びる野菜、背丈がある野菜を育てる時に必要。 |
移植ゴテ、土入れ | 移植ゴテはシャベルのこと。土入れは鉢やプランターに土が入れやすいくなるので、あると便利。 |
種まきの仕方
種まきには主に3つの方法があります。「すじまき」は指などで土に一本の筋をつくり、そこへ種まきを行う方法。「点まき」は種を等間隔に配置するまき方。「ばらまき」は土の上に種をばらまく種まき方法です。
育てる野菜によって種まきの仕方が異なるため、種袋の裏面をチェックしてから方法を選んでください。また、種によって発芽するのに光が必要なもの(好光性種子・こうこうせいしゅし)、光で発芽しにくくなるもの(嫌光性種子・けんこうせいしゅし)があります。種まき後に土をかける時は、種がどちらの性質を持つのか確認しましょう。
苗の選び方
苗から育てる方はいい苗を選ぶことが大切です。植えつけ後の育ち具合や野菜の収穫量が左右されるので、下記を参考に健康的で生育旺盛な苗を選びましょう。
- 葉の色が濃くツヤがある
- 葉が大きく厚みがある
- 茎が太い
- 全体がグラグラしない
- 節間が短い
苗の植えつけ方法
元気な野菜苗を選んだら、ポットから根鉢(ねばち)を出して、プランターや鉢に植えつけます。根鉢の大きさに合わせて穴を掘り、深植えに注意して苗を植えつけましょう。野菜の種類によっては、根をいじられることを嫌うものがあるので、根鉢を崩さないように優しく扱ってください。土を入れた後は、割り箸や棒を土に差し込んで軽く揺すると、細部まで土が入り込みます。
家庭菜園は子供に「食育」ができる学びの場
「食育」とは、「食」に関する知識や食を選択する力をさまざまな経験を通して学び、健全な食生活を実現する人間を育てることと、農林水産省で定義されています。家庭菜園は家庭で手軽に実践できる食育の場。
子供と一緒に取り組むことで「育てる・収穫する・食べる」という経験ができ、成長過程や育て方など多くのことが学べるのです。とはいえ、家庭菜園は毎日のお世話が肝心であり、「子供がすぐに飽きてしまう」といったケースもあるでしょう。子供が長続きする工夫やパパママからの疑問点などを解決します。
子供ができるお手伝いは?
お手伝いは子供ができる範囲内でやらせてあげるのが基本です。穴を掘ることや種まきなどは小さい子供でも簡単にできます。小学校入学前の子供には、水やりの日課などを与えることで、責任感や継続する力を養えるでしょう。なお、年齢に関わらず、子供が興味を持ったお手伝いとやりたいことには積極的にチャレンジさせてあげると、子供の意欲向上に繋がるはずです。
育てる野菜は好き・嫌いどっちがおすすめ?
家庭菜園初心者のパパママからは、「好きなもの、嫌いなもの、どちらの野菜を育てるのがいいの?」という声を多く耳にします。子供が飽きっぽい性格の場合は、好きな野菜を育てるのがおすすめ。収穫を迎えるまでの日々が待ち遠しいと感じることで、お世話に対するモチベーションが長続きします。
一方、子供の嫌いな野菜を育てることで、野菜を克服するケースも。一生懸命育てた野菜に愛着が湧き、嫌いな野菜でも食べられるようになるのです。迷った時は好きな野菜と嫌いな野菜の両方育ててみるといいでしょう。
家庭菜園初心者向け! ベランダ栽培におすすめの野菜3選
ベランダ栽培は一般的に、狭いスペースでも育てられる野菜を選びます。日光が当たりにくい場合は、フラワースタンドなどを使って高さを出し、野菜にまんべんなく日光を行き渡らせましょう。
ミニトマト
ベランダでミニトマトを育てる場合は、リングのある支柱を使ってつるを絡ませて、あんどん仕立てにするのがおすすめ。狭いスペースでも十分に栽培できます。ベランダ栽培は気軽に収穫できるのもメリット。子供も喜んで収穫のお手伝いをしてくれるでしょう。
リーフレタス
リーフレタスは採れたてのシャキシャキ感が魅力の野菜です。外側の葉をちぎって収穫すると、より長く収穫ができ、料理やサラダにも活用できます。種まきから2ヶ月ほどで収穫できるため、子供と一緒に育つ過程を観察しながらお世話をしましょう。
ラディッシュ(二十日大根)
彩りのいいラディッシュは、二十日大根と呼ばれるだけに種まきから1ヶ月ほどで収穫できる野菜です。サイズが小さいので、プランター代わりに牛乳パックやペットボトルなどを使って育てるのもおすすめ。ママにとっては経済的なのも嬉しいポイントですね。
聖新陶芸 フレッシュフィール
家庭菜園用の栽培キットを利用すれば、ラディッシュやミニトマト、レタスなどの野菜をもっと手軽に栽培できます。底面給水システムが採用されているので、水やりもラクラク。
次のページでは、家庭菜園初心者でも簡単に育てられるおすすめの野菜3選、おすすめの果物3選を紹介します。