意外と知らない? お正月飾りの名前と意味 折り紙で手作り飾りを作ってみよう!
目次
子供に教えたい! 「お正月」の意味
お正月とは、一般的に正月行事をする期間である1月1日から1月7日の「松の内」まで、もしくは1月15日の「小正月」までのことを指します。お正月には「年神様(としがみさま)」というその年の神様をお迎えし、まつるためのさまざまな伝統行事が行われます。
年神様とは元旦に家にやってきて、家に生きる力や幸せ、健康をもたらしてくれる神様です。年神様をまつり迎える準備として、お正月が近づくとしめ縄や門松などのお正月飾りを用意します。お正月の料理や飾りにはそれぞれ意味や由来がありますが、知っているママは少ないのではないでしょうか。そこで今回はお正月飾りの種類と意味に焦点を当ててみていきましょう。
お正月飾りの種類と意味
お正月飾りにはどのようなものがあるのでしょうか。代表的なお正月飾りとその意味をみていきましょう。
〆飾り(しめかざり)
〆縄にさまざまな縁起物を飾りつけたお正月飾りのこと。本来は新しいわらを使って作り、松、竹、梅、橙、伊勢海老、昆布など地域によって異なる縁起物を飾ります。〆飾りは神聖な場所を示すための印であり、年神様が迷わないための道しるべとしての意味合いも。門や玄関、神前などに飾るものがあります。
〆縄(しめなわ)
〆縄は神様をまつる神聖な場所であるということを示し、〆縄を飾ることで結界となり、不浄なものを持ち込ませないようにする役目があります。〆縄は玄関先や神棚に飾るのが一般的ですが、地域によってさまざまなしきたりがあるため飾るときには確認するようにしましょう。
鏡餅
丸い餅を重ねたものをさし、餅が丸い形をしているのは、三種の神器のひとつである銅鏡と人の魂をかたどったものを表しているといわれています。餅を重ねるのは、円満に年を重ねる、めでたさを重ねるなどの意味が込められているからで、飾る場所としては、床の間などの玄関から遠い上座に当たる位置や神棚に飾るのが一般的。ただし住宅事情にもよるので、玄関や居間からなるべく離れていて年神様に失礼のない場所に飾るようにしましょう。
門松(かどまつ)
松・竹・梅などを使ったお正月飾りのことで、年神様のよりしろとして飾り、栄えを祝うために立てるもので門のわきに立てるのが一般的です。門松に使われる松は「まつる」にちなんだ樹木としておめでたい意味合いを持っており、竹は生命力の象徴として用いられます。梅は新春に咲くため新年にふさわしい花であり、門松には紅梅と白梅を飾るのが一般的です。
子供と一緒にお正月飾りを手作りしてみよう!
さまざまな意味を持つお正月飾りですが、子供にはあまり馴染みがありませんよね。そんなときは、お正月飾りを手作りしてみましょう。お正月飾りを手作りすれば、子供も興味を持ちよりお正月を楽しめるはず。折り紙で作れるお正月飾りを集めたので、ぜひ作ってみてくださいね。
折り紙で作る手作りお正月飾り:かがみ餅
材料
白い折り紙1枚、オレンジの折り紙(16分の1サイズ)1枚
餅の作り方
- 白い面を裏にして三角に折っておりすじをつけ、おりすじに合わせて上下を折る。
- ひっくり返して縦長に置き、上下の角と角を合わせて半分に折る。
- 折り紙をうら返し、下部を真ん中の線に合わせて折る。
- ひっくり返し、折りたたまれている部分を広げる。
- 再びうら返して横長に置き、角を線に合わせて2ヶ所折る。
- 縦長に向きを変え、細い部分の角を折り目に合わせて折る。
- 両端の角を小さく折って餅部分を丸くする。
- 上下の向きを変えて、下の角を折り目に合わせて折る。
- 左右の角を小さく折り丸くし、ひっくり返したら餅部分の完成。
みかんの作り方
- オレンジの折り紙の白い面を表にして、対角線上に十字の折り目をつける。
- 折り目の中心に合わせて四つ角を折る。
- 上下の角を中心に向かって折る。
- 左右の角は少しだけ折り曲げ、ひっくり返したら完成。
折り紙で作る手作りお正月飾り:干支「丑」
材料
灰色の折り紙1枚
作り方
- 白い面を表にし、上下左右それぞれの端を合わせて折りすじをつける。
- 真ん中の線と下の端が合うように長方形に折り、軽く折りすじをつける。
- 2の折りすじに合わせて細長く折る。
- うら返して3で折った部分が下になるように置く。真ん中の線に合わせて左右を折る。
- 上の折ってある部分の1枚を、それぞれ左右のふちに合わせて三角に開く。
- 三角に折った下部のふちを折りすじに合わせて、ななめの折りすじをつける。折りすじに沿って折りたたむ。
- 下の角を2ヶ所小さく折る。
- ひっくり返し、サインペンなどで顔を書けば完成。
折り紙で作る手作りお正月飾り:羽子板
材料
羽子板に使いたい色の折り紙1枚、持ち手部分の折り紙(4分の1サイズ)1枚
作り方
- 白い面を表にし、三角に折って折りすじをつける。
- 向きを変えて1と同様に三角に折り、真ん中部分にだけ折りすじをつける。
- 折りすじの中心に合わせて上の角を折る。
- 下の角を上の中心に向かって折り、真ん中部分にだけ折りすじをつける。
- 下の角を4の折りすじに合わせて折る。
- 右部分を上下の三角の角に合わせてななめに折る。反対側も同様に。
- 下の三角部分を折り戻して、ひっくり返したら羽子板部分の完成。
- 持ち手用の折り紙の白い面を表にして、縦長の長方形になるように半分に折りすじをつける。
- 折りすじに合わせて両端を折ったら持ち手部分の完成。
- 最後に持ち手部分に羽子板をさし込み、テープやのりなどで留めればできあがり。
次のページでは、通販で買えるお正月飾り4選、お正月飾りについてのQ&Aを紹介します。