子供用ライフジャケットおすすめ9選 選び方と正しい使い方は?
目次
水遊びに行くなら子供用ライフジャケットを用意しよう
キャンプや海水浴など水遊びは楽しい反面、常に危険と隣り合わせだということを忘れてはいけません。浮き輪があれば安全だと思うかもしれませんが、浮き輪は常につかまっていないといけないため、手が離れてしまった時のことを考えると恐ろしいですね。
ライフジャケットは「着る」ものなので、正しく着用すればより水の事故のリスクを減らすことができるのです。ライフジャケットを着用することで、水の事故の死亡率が激減したという国土交通省のデータもあります。
ライフジャケットの着用義務範囲の拡大について|国土交通省海事局 安全政策課
子供用ライフジャケットの選び方
子供に合ったライフジャケットを選ぶ際、どんなことに気をつければいいのでしょうか。価格よりも、安全性・機能性を重視して選びたいですね。
子供用ライフジャケットの選び方1:浮力体式か膨張式か
子供用ライフジャケットには、2種類のタイプがあります。
ライフジャケットのタイプ1:浮力体式
ライフジャケットと聞いて、真っ先に思い浮かぶのはこの「浮力体式」タイプでしょう。ジャケットに発泡プラスチックなどの固形物が付属していて厚みがあり、水の中でも浮くことができます。水の中に落ちてもすぐに浮くことができるので、万が一パニックになった時でも安心です。
ライフジャケットのタイプ2:膨張式
炭酸ガスの浮力を利用したライフジャケットです。膨らませていない時は薄手でコンパクトなため、動きやすいのが特長です。
ジャケットについた紐を引いてジャケット内にガスを充満させ膨らませる手動式と、水に落ちた衝撃で自動的にガスがジャケット内に充満して膨らむ自動式があります。
子供が水に落ちた際にパニックを起こした場合、ライフジャケットの紐を引くという動作ができない可能性があります。そのため、子供に誇張式のライフジャケットを用意する場合は自動式がおすすめです。
子供用ライフジャケットの選び方2:認定マークがあるかどうか
国土交通省など専門機関の安全基準を満たしていると確認された商品には、認定マークが付いています。認定マークの種類に気をつけて、安全性が保障された商品を選びましょう。
桜マーク
国土交通省は、「体重に見合った浮き上がる力があること」「顔を水面上に維持できること」など、ライフジャケットについてさまざまな安全基準を定めています。国土交通省が試験を行い、安全基準を満たしていることが確認できた商品には「桜マーク」が与えられます。
2018年からは小型船舶に乗船する場合、年齢に関わらず桜マークが付いたライフジャケットを着用することが義務付けられました。海釣りなど船舶を利用したレジャーに行く際には、必ず「桜マーク」が付いたライフジャケットを準備しましょう。
CSマーク
「CSマーク」は、船舶を利用しないレジャーで使用する際の安全基準を満たしていると日本小型船舶検査機構に認定された証商品に与えられる認定マークです。船を利用する場合には「CSマーク」の付いたライフジャケットは使用できないのでご注意ください。
子供用ライフジャケットの選び方3:体にぴったりしたサイズ
子供用ライフジャケットは、子供の体にぴったり合ったサイズを選びましょう。長く使えるように大きすぎるサイズを選ぶと、体が抜けてしまったり、水中でライフジャケットが鼻と口を覆ってしまう可能性があります。子供が大人用のライフジャケットを着用した場合、ライフジャケットだけが水面に浮き、顔や身体は沈んでしまうことも考えられ、大変危険です。子供用のライフジャケットは股下ベルトで体に密着させることができるものがおすすめです。
子供用ライフジャケットの選び方4:子供の体重に合った「浮力」
子供の体重 | 浮力 |
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15kg未満 | 4kg以上 |
15kg以上40kg未満 | 5kg以上 |
40kg以上 | 7.5kg以上 |
ライフジャケットの浮力は子供の身体が水面でしっかり浮くことができるかを判断する基準となります。子供用ライフジャケットの浮力について、国土交通省は上記のような基準を定めています。
大人用のライフジャケットは、淡水で7.5kg程度の鉄片を水中で浮き上がらせる力(浮力)を持っています。大人は浮力が7.5kg以上あれば、水面上に顔を出すことができるのです。子供のライフジャケットを選ぶ際は、子供の体重に見合った浮力を備えているものを選びましょう。
子供用ライフジャケットの選び方5:色や機能もチェック
ライフジャケットは、赤・黄・橙色など目立つ色を選ぶと、子供の姿を見失った時に早く発見することができます。迷彩柄も人気ですが、山中にある川など木々が多い場所だと紛れて目立たなくなってしまうことがあるので、避けた方がいいでしょう。
背面に取っ手が付いているタイプだと、子供を救助する時に役立ちます。
「沈む」危険のある景品表示法に違反する製品に注意
2019年、子供用ライフジャケットの浮力について、実際の性能より優れているように不当な表示をしていたとして、製造元であるラムセス社の規定違反が指摘されました。同社の製品には注意するとともに、桜マークなどの安全性の保障となるマークが付いている商品を選び、製品の品質・安全性を確認しましょう。
ママがおすすめする子供用ライフジャケット9選
ママは子供のためにどんなライフジャケットを選んだのでしょうか。ママおすすめのライフジャケットを厳選しました。対象年齢は目安なので、サイズを選ぶ際は子供の身長と体重に合ったライフジャケットを選びましょう。
ライフジャケットのおすすめ1:モンベル フリーダムKid’s
日本の人気アウトドアメーカー、モンベルの子供用ライフジャケットです。後頭部を支えるように付属している枕は水中で頭部の浮力を補助し、後頭部やあごの保護にも役立ちます。股ベルトだけではなく肩部分にもベルトが付いており、より体に密着するつくりになっています。股下ベルトにはクッションが付いているので、股や太ももがベルトで擦れて痛くならないのも嬉しいですね。
対象年齢 | 2歳ごろ~小学生 |
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タイプ | 浮力体式 |
サイズ | 身長:85~155cm/胸囲:48~79cm |
浮力 | 85~125:3.0kg/125~155:5.0kg |
カラー | ディープピンク・プライマリーブルー・イエロー |
モンベル フリーダムKid’s(85~125cm)
モンベル フリーダムKid’s(125~155cm)
ライフジャケットのおすすめ2:AQA ライフジャケット キッズ3
水抜け用メッシュ素材を使用し、動きやすさを重視しながらも十分な強度を備えた素材で作られた子供用ライフジャケットです。RAC(NPO法人・川に学ぶ体験活動協議会)の公式認定品となっています。海でのスノーケリングやクルージング、釣りなど多様なレジャーに使用できます。大手スポーツ用品店「ゼビオ」でも扱っているので、比較的入手しやすいのも嬉しいですね。
対象年齢 | 3歳ごろ~小学生 |
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タイプ | 浮力体式 |
サイズ | 体重:15~40kg/胸囲:45~75cm |
浮力 | 5.6kg |
カラー | ネイビーボーダー×ブルー・イエロー×ブルー 他2色 |
ライフジャケットのおすすめ3:AQA ライフジャケット インファントDX3
AQAの低年齢用ライフジャケットです。前出の「キッズ3」と同じ機能を備えながら、後頭部を水中で支える枕が付属されています。3歳以下の子供は頭部が不安定なので、より安心できる機能ですね。大きな星柄が可愛く目立ちやすいので、うっかり見失うことがあっても発見しやすいでしょう。
対象年齢 | 3歳以下 |
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タイプ | 浮力体式 |
サイズ | 体重:15kg以下/胸囲:50cm以下 |
浮力 | 4.0kg |
カラー | スカイブルー・ピンク・ブルー |
ライフジャケットのおすすめ4:FINE JAPAN ジュニアフローティングベスト
緊急時にすぐに引き上げられる背面取っ手付きのライフジャケットです。サイズが幅広く展開されており、低年齢から小学生高学年まで使用できます。カラーバリエーションが豊富なので、子供に選んでもらうのもいいでしょう。両肩に反射板がついているので、暗い中でも目立ち、安全性の高い商品です。
対象年齢 | 3歳~小学生 |
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タイプ | 浮力体式 |
サイズ | 身長:90~150cm以下/ウエスト:74~118cm以下 |
浮力 | S:2.8kg/M:3.5kg/L:4.3kg/LL:5.0kg |
カラー | イエロー・オレンジ・ブルー 他8色 |
ライフジャケットのおすすめ5:Bluestorm ライフジャケット
国土交通省認定の桜マークが付いており、着用して船舶を利用することができます。バックルを留めてベルトを締めるだけで着用できるので、子供1人でも簡単に着ることができるのが特長です。股下ベルトがついているので安全性が高く、船舶だけでなくいろいろなレジャーを楽しむことができますね。
対象年齢 | 幼稚園児 |
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タイプ | 浮力体式 |
サイズ | 身長:100~120cm以下/体重:15~25kg以下 |
浮力 | 6.7kg |
カラー | レッド・イエロー・フラワー 他1色 |
ライフジャケットのおすすめ6:ReefTourer 子供用 シュノーケリングベスト
国立室戸青少年自然の家と共同開発された子供用スノーケリングベストです。浮力とバランスに優れ、泳ぐときは姿勢を保ちやすく、体の力を抜くと自然と直立状態になります。股部分だけではなく、肩、脇部分にもベルトが付いているので、体格に合わせてサイズを調整でき、長く使用することが出来るのが嬉しい点です。股下ベルトは斜め掛け構造になっているので、股に食い込むことなく安心して使用できます。
対象年齢 | 4歳ごろ~小学生 |
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タイプ | 浮力体式 |
サイズ | 身長:95~165cm以下/体重:15~25kg以下 |
浮力 | Sサイズ:3.4kg/Mサイズ:5.4kg |
カラー | イエロー |
ライフジャケットのおすすめ7:EYSON 子供用 インフレータブルライフジャケット
自動膨張式の子供用ライフジャケットです。肩掛けタイプで軽く動きやすいので、釣り用に重宝するでしょう。外装のカバーと空気が入る気室が分離するので、簡単に洗濯できます。ホイッスルが付属しているので、子供に使い方を教えて携帯させておけばより安心ですね。膨張式のライフジャケットはガスボンベセットが付属しています。ガスの残り具合に注意しながら使用しましょう。
対象年齢 | フリー |
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タイプ | 自動膨張式 |
サイズ | 体重:80kg以下/胸囲:115cm以下 |
浮力 | 8.0kg |
カラー | オレンジ・グレー迷彩・ピンク迷彩 |
ライフジャケットのおすすめ8:子ども用救命胴衣 TV-12c-3Sサイズ
国土交通省の定める型式承認を取得し、桜マーク認定がされているライフジャケットです。黄色や赤で見つけやすいことや、股ベルト、長めの引き上げストラップ、リフレクター(反射板)などの装備がついている点がポイントです。細かいサイズ展開がされているので、子供のサイズに合ったライフジャケットを用意することができます。
対象年齢 | 幼児 |
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タイプ | 浮力体式 |
サイズ | 身長:100cmまで/体重:15kgまで |
浮力 | 5.0kg |
カラー | レッド・イエロー |
ライフジャケットのおすすめ9:子ども用救命胴衣 TV-12c-SSサイズ
1つ前で紹介した商品とはサイズが異なり、小学校低学年用の子ども用救命胴衣(ライフジャケット)です。海水浴などのレジャーから防災準備としても利用できます。
対象年齢 | 小学校低学年 |
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タイプ | 浮力体式 |
サイズ | 身長:90~120cm/体重:15~40㎏ |
浮力 | 5.7kg |
カラー | レッド・イエロー |
次のページでは、子供用ライフジャケットの正しい使い方とポイントをご紹介します。