ソファ専門店「NOYES」のパパ社長が語る「はいチーズ!オンライン保育園」に協賛したわけとは…?
目次
子供を見ながらの在宅勤務で「オンライン保育園」の必要性を実感
――今回NOYESさんが「はいチーズ!オンライン保育園」のスポンサーになってくださった背景を教えてください。
お世話になっている業界新聞の記者さんが、「ぜひ紹介したい会社がある」といって引き合わせてくれたのが「はいチーズ!オンライン保育園」との出会いでした。NOYESにとって、子育て世代は重要なお客様でもあります。弊社もソファを通じた社会貢献活動をしていますが、今年は中止になりました。そんななか「オンライン保育園」は自分たちではできない企画力やスピード感だなと。我が家も3歳と5歳の子供がいます。今回の緊急事態宣言によって保育園が休園になったので、自宅で仕事をしながら子供を見ていましたけど、いやぁ、大変でした(笑)。
――ご自身もお子さんがいるなか、「はいチーズ!オンライン保育園」の必要性を感じることがあったのでしょうか?
保育園に行かれなくなった子供たちが、きょうだい喧嘩をすることが増えたり、在宅勤務していると「お仕事やらないで!」と駄々をこねたり…子供もストレスをためているのを肌で感じていました。そんななか、長男が普段行っている体操教室がオンラインでやってくれて、とても喜んでいたんですね。だから「オンライン保育園」の企画を伺ったとき、これは子育て中の家庭が求めているものだなというのが、すごく実感できました。
お金ではない企業価値を社員も期待している
――NOYESさんは平常時から社会貢献活動を活発にされていますが、どのような想いで取り組まれているのでしょうか?
はい。小学生や親子に向けたソファづくりのイベント、工場見学や絵本のコンクールなど、社会貢献活動はかなり意識してやっています。普段から「企業は社会に求められてこそ初めて企業になる」という考えが、社員に対しても私自身の使命感としてもあるんです。はっきりいって、社会貢献活動はお金にはなりませんし、どちらかといえばお支払いすることのほうが多いです。でも経費や売上にはならなくても「ソファを使って幸せになれること」は、NOYESの企業使命としてやらなければいけないと考えています。NOYESで働き続けてくれている社員には、そういった価値に対する期待感もあると感じています。
――新型コロナウイルスの影響で、予定していた銀座ショールームのオープンもままならない中で、協賛を引き受けることへの抵抗はなかったのでしょうか?
正直、2~3月ごろには感染が広がっていくなかで先行きが見えず、経営的な厳しさを感じましたし、それは現在も続いています。金銭的なことも含めて、社員の皆さんにも正直にお伝えしました。でもNOYESは18年間ずっと「顧客ファースト」をこだわってやってきた。いいことをすれば、ちゃんとお客様はついてくると信じてやってきたんですね。こんな大変な時だからこそ、NOYESが大切にしてきた価値に投資すること、「ソファを通じた幸せ」に対してあまり迷いはなかったですし、社員から不満が漏れることもなかったです。
ソファ職人が子供たちのためにペーパークラフトを作成
――協賛いただいた回は、ご提供くださったNOYESソファを使った体操や絵本コンクールの受賞作の読み聞かせもありました。社員の方々からどのような反応がありましたか?
最初は社員も「オンライン保育園」というしくみをイメージしづらかったように思います。でも始まってみると、子供がいる社員にはとくに画期的なアイデアに映ったみたいです。実際に子供にオンライン保育園の様子を見せている社員もいました。
さらにうちの職人が、子供向けにソファのペーパークラフトを作ってくれたんです。最初は子供向けのわりにすごく複雑な作りで、芸術的ではあったんですけど「子供が作れないよ」と却下しまして(笑)。子供が作りやすいよう、単純な構造に作り直してもらいました。社員はとても協力的です。
社長の役割は新しい道をつくっていくこと
――社会貢献活動に対する土壌が社内でもできているのですね。社内でたびたび牧社長から社員の方々へコミュニケーションを取っているのでしょうか?
はい。現場にはちょこちょこと顔を出して、つねに顧客ファーストにこだわって、お客様にどう見られるのか、どう思われたいのかということは細かく伝えています。ただ一方で、ショールームの運営などすでに現場がきちんと回っているようなことに口を出すことはやめています。私の役割は新しいことに挑戦したり、新しい価値を創り出すこと。「オンライン保育園」はまさにその取り組みの一つです。こうして新たな出会いがあったので、ここからまた新しいことが始まればいいなと思っています。
国産ソファの専門店「NOYES」はこんな会社
NOYESは、名古屋市に本社を構えるソファ専門店。デザインから生産まで一貫して国内で行い、ソファに使う羽毛や木枠などの素材はすべてNOYES独自の品質管理基準を設けるなど、素材にこだわり、よりよい座り心地のソファを追求しています。
時を経ても色褪せない、シンプルで洗練されたフォルム・座り続けても疲れない、人間工学に基づいた設計で、家族とともに丁寧に時間を重ねていけるソファを作り続けています。
マーケティング的な戦略だけでなく、牧社長や社員の皆様の想いを持ってご協賛いただいたNOYES様。協賛いただいた「はいチーズ!オンライン保育園×NOYES」では、NOYES様が主催する絵本コンクールの絵本を取り上げたり、ソファを使った体操など、NOYES様が掲げる「STAY HOME をENJOY HOMEへ」というコンセプトを体現したコンテンツを提供しました。