【タイプ別】妊娠検査薬おすすめ10選!フライング検査は? いつから使える?
目次
妊娠検査薬の使える時期はいつから?
市販の妊娠検査薬(通常タイプ)は、次の生理開始予定日から約1週間後を目安に使うよう各メーカーが推奨しています。妊娠検査薬は、尿に含まれるhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンを検出して妊娠を判定します。尿中のhCG濃度が十分に増えないと妊娠検査薬が反応しないため、あまり早い時期に妊娠検査薬を使うと正しく判定できないことがあるのです。
妊娠検査薬を使う目安の「次の生理開始予定日から約1週間後」を計算する際、生理周期が一定の人は次の生理開始予定日もすぐにわかりますね。生理不順や生理周期に幅がある人も、検査をする目安の時期を計算する方法があります。順に見ていきましょう。
生理周期は安定+前回の生理開始日がわかる場合
普段の生理周期をもとに次の生理開始予定日を計算し、その1週間後を目安にします。たとえば前回の生理開始日が9/1で生理周期が27日なら、次の生理開始予定日は9/28であるため1週間後の10/5あたりに妊娠検査薬を使います。
生理周期に幅がある・月経不順+前回の生理開始日がわかる場合
生理周期に幅があったり月経不順だったりする場合も、ひとまず前回の生理周期をもとに次の生理開始予定日を予測します。たとえば前回の生理開始日が9/25で生理周期が24日だったとしたら、次の生理は10/19に始まると予測し1週間後の10/26あたりに妊娠検査薬を使います。
生理周期も前回の生理開始日も忘れた・わからない場合
一番最近、妊娠の可能性がある性行為をした日から3週間後を目安にします。たとえば10/7に性行為をした場合、妊娠検査薬は3週間後の10/28あたりに使います。
妊娠検査薬のしくみ
そもそもなぜ妊娠検査薬で妊娠の有無がわかるのでしょうか?妊娠検査薬は、尿中のhCG(ヒト絨毛性ゴトロナドピン)という妊娠した女性に特有のホルモンを検出します。hCGは妊娠初期に活発に作用して妊娠を維持するもので、妊娠していない女性や男性には分泌されません。そのため、尿中に含まれるhCGの有無を調べることで妊娠の判定ができるのです。
受精卵が子宮内に着床し妊娠が成立すると、すぐに胎盤が作られ始め同時にhCGの生産も始まります。着床当初のはhCGの分泌はごくわずかですが、妊娠が成立して1週間ほどするとhCGの分泌量が増加し、次の生理開始予定日あたりから尿中にもhCGが存在するようになります。さらに1週間ほど経つと尿中のhCG濃度が十分に高くなるので、市販の妊娠検査薬でhCGを検出できるようになるというわけです。
ただし、妊娠検査薬はあくまで尿中のhCGを検出するだけの補助的な検査キットであり、妊娠検査薬で陽性反応が出たからといって正常に妊娠しているとは限りません。子宮外妊娠などの異所性妊娠の可能性もあります。妊娠検査薬で陽性反応が出たら早めに産婦人科を受診し、正常に妊娠しているか、子宮外妊娠など異常がないかを確認してもらいましょう。確実に妊娠していることがわかれば、飲酒や喫煙を避けたり、感染症予防に努めたりなど、赤ちゃんのために必要な対策を早めに取ることができます。
まとめ
妊娠検査薬は、内容量や測定時間、結果の表示方法の違いなど、さまざまなタイプのものが販売されているので、自分に合った妊娠検査薬を選ぶことができます。妊娠を待ちわびる人は、妊娠検査薬を早く使いたいと気持ちがはやるかもしれませんね。しかし判定結果をより正確にするため、尿中のhCG濃度が十分に高まる時期まで待ってから、正しいタイミングで妊娠検査薬を使うことをおすすめします。