産後クライシスは夫婦の危機! 原因は何? 乗り越え方は海外事情がヒント
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産後クライシスで離婚を考えた方がいい時
子供が最優先のママに対して、生活リズムがあまり変わらないパパは、なぜそこまでママがイライラしているのかわからないことがほとんどです。もっと子育てに協力してよと思うママとは逆に、パパは「自分は被害者だ!」と考え、帰宅時間をわざと遅くしたり忙しくないのに休日出勤したりと、関わらないようにしてしまうケースもあるでしょう。そうなると、二人の関係は冷え込むばかりで、改善はされません!
しかし、本当に産後クライシスだけが原因なのでしょうか?育児に協力しないや話し合いを避ける、家によりつかないなどのサインがあれば、離婚の原因として考えても問題ないでしょう。ほかにも、暴力や暴言といったDVがある、お金を渡さない場合は、将来を考えると離婚するべきケースです。悩んでいるときは一人で抱え込まず、思い切って誰かに相談してみましょう。友人や親に話しにくいならば、自治体の相談窓口を利用することをおすすめします。
産後クライシスでママが変化! おびえる夫の体験談
産後クライシスによる恋愛感情の低下は、慣れない育児で日々疲れて、気持ちが冷めてしまっているママだけの問題ではありません! 最近では、パパにも産後クライシスがじわじわと浸透してきて、「二人の溝を深めてしまう前になんとかしたい…」と悩むパパも増えてきています。また、産後クライシスによりママの変わった姿に、おびえるパパも多いでしょう。
ママの小言で帰宅におびえる夫
筆者は初めての産後から1ヶ月が経過した頃、パパから「話したくない」と言われた経験があります。育児で手一杯だった時期で、やって欲しいことをお願いしただけでしたが、パパは「言葉にトゲがある、命令口調にイライラする」と思っていたようです。自分でも気づかないうちに「あれやって、まだ終わらないの?」「(夜勤後すぐ)洗濯と買い物してきて」など、パパだって仕事で疲れていることを知らずにガミガミと言っていたのです。パパは私から毎日ストレスをぶつけられ、仕事から帰ることが少しずつ嫌になり、次第に帰る時間が遅く…。知らない間に家で過ごす時間におびえていたのです。
産後クライシスはパパの原因が大きいと思っていましたが、筆者のようにママの言動や行動にも問題があることも…。ときにはママも胸に手を当てつつ、産後クライシスを夫婦で上手に乗り越えることが大切です。
限界! 産後クライシスの乗り越え方と対策
最悪は離婚にまで発展してしまう産後クライシス。愛情が回復するような努力を双方がしない限り、どちらかの片方の努力だけではなかなか関係の回復は見込めませんし、時間が解決する問題ではありません! 「我が家は大丈夫!」と思っていたけど産後クライシスになってしまった場合、乗り越え方と対策を知っていれば最悪のケースを防ぐことは可能です。産後クライシス対策を、サービスやグッズも含めてご紹介します。
夫婦のコミュニケーションは産前から取ろう
どんな夫婦も産前は「産後クライシス」にはなりたくない、と思っているもの。ところが、多くの人が陥ってしまうのが現実です。できれば産前のうちから、子供が生まれることによって夫婦関係にどんな変化が起きるのか知っておくと、その後のすれ違いが少なくなります。産後も子供の成長によって状況はどんどん変わるので、時期に応じてこまめに話し合いをするようにしていくとよいでしょう。
「なかなか前向きな話し合いができない」「何から話したらいいのかわからない」パパママは、夫婦で話し合うポイントなどをまとめた「世帯経営ノート」など、既成のツールを使ってみるのもいいでしょう。「わたしたちとして、どうするか?」という視点でビジョンを話し合うことにより、一歩踏み込んだ対話ができるのでおすすめです。
育児のシェアをしよう
ママに比べてパパは仕事で育児の時間が少ないため、何をするべきか必要かイメージできないケースが多いです。そんな時は、育児日記のようにログがつけられるアプリがおすすめ! ママ一人で使うのではなく、パパにシェアする機能があるものもあるので、夫婦一緒に育児ができます。数あるアプリの中の「ぴよログ」なら、睡眠時間やミルクの量、タイミングなどもパパと共有できるので、日中はノータッチなパパにも「育児の大変さ」が伝わります。
家事のシェアをしよう
育児は赤ちゃんに合わせて行動が必要ですが、家事なら日中居なくても帰宅後や休日にできるため、パパと簡単にシェアできます。ただし、育児同様に家事をあまりしないパパへ急にお願いしても積極的に動けません! そこでおすすめなのが「家事を見える化してシェアすること」です。夫婦で家事負担を振り分けられるアプリ「家事ノート」を使えば、やるべきことがすぐわかります。家事や育児を可視化できるので、今までママが一人で引き受けていた家事をパパに振り分けられ、ママの一日でありがちな「家事が進まずイライラする」気持ちを落ち着かせられます。
まとめ:産後クライシスは助け合いが必要
ママのパパへの愛情は、出産後に夫婦仲がうまくいかないと、そのままでは回復は見込まれません。しかし、パパが家事育児に協力的であれば、ママの心身の負担は減り、産後クライシスになっても愛情の回復は可能です。仕事の環境や、伝統的な考え方など、日本ではなかなか簡単にはいかないかもしれません。しかし、今後の結婚生活に及ぼす影響を考えれば、真剣に向き合わざるを得ません。ママだけではなくパパも積極的に家事育児に参加して、産後クライシスを乗り超えましょう。