ぬいぐるみの処分はどうしてる? 納得のいく方法でお別れしよう!
ぬいぐるみを整理しよう
愛らしくて癒しにもなるぬいぐるみは、小さな子供にとって大切な遊び相手です。子供の好きなキャラクターやプレゼントでいただいたものなど、ぬいぐるみを飾っている家庭も多いでしょう。しかし、毎日のように触れあっていたぬいぐるみも、子供の成長にともなってだんだんと遊ぶ機会が減ってきます。ふと気づけば部屋の隅でホコリをかぶっていた、ということも。
綿や布でできたぬいぐるみは、放置しているとホコリが付着するだけでなくダニが発生する場合があります。大好きだったぬいぐるみが、アレルギーの原因になっては悲しいですよね。そのため、使わなくなったぬいぐるみは整理をしましょう。子供の成長以外にも、引越や大掃除などで部屋を片づける時は、ぬいぐるみ整理のいいタイミングです。子供と一緒に、ぬいぐるみを整理してみましょう。
ぬいぐるみを処分する方法
子供が長年愛用していたものや、結婚式の電報で送ってもらったぬいぐるみなど、処分をどうしたらよいのか迷いますよね。処分の方法はいくつかあります。気持ち良くぬいぐるみとお別れができるために、どのような処分方法があるかチェックしてみましょう。
自治体の家庭ゴミに出す
綿と布でできているぬいぐるみは、家庭ゴミ(可燃ゴミや普通ゴミ)として処分することができます。金属製のパーツがたくさんついたものは、その部分を取り外してから出しましょう。また大きさが30cmを超えるものは、粗大ゴミの扱いになります。事前に自治体に申し込みの上、処分が必要になるので確認をしましょう。また一度に大量にゴミに出すのも良くありません。自治体のルールを確認し、マナーを守って処理してくださいね。
ボロボロになったとはいえ、今まで大切にしてきたぬいぐるみです。生ゴミやほかのゴミと一緒にまぜて捨てるのではなく、ぬいぐるみは別にして捨てたいですね。また、ゴミに出すときに後ろめたさを感じる人もいるでしょう。そんな時は、感謝の気持ちを持って塩を袋に一緒に入れたり、ぬいぐるみに塩を直接振りかけたりして、お清めするといいですよ。透明なゴミ袋にそのまま入れずに、紙袋や包装用紙などで包み、外から見えないようにして入れる気づかいも大切です。
ぬいぐるみを寄付する
家庭では不要になってしまったぬいぐるみも、大切に使ってくれる子供たちが世界中にはいます。個人的に、直接寄付できる場所や人を探すのは大変ですよね。そんな時は、専門の団体にお願いしましょう。専門の団体は、全国でぬいぐるみを集荷し必要としてる人に届ける活動をしています。申込不要で発送ができたり事前申込が必要だったりと、利用の流れには団体ごとに違いあるので確認してください。寄付するぬいぐるみは、極端に汚れていたり破損しているものは避けて送るのがマナーです。送料は自己負担で、ダンボールの縦・横・高さの3辺の合計や重さ、差出地・宛先地によっても金額は違ってきます。郵便局や運送会社に確認しましょう。
フリーマーケットで売る
フリーマーケットは、全国各地さまざまな場所で行われています。住んでいる地域の近くで開催されていないか、検索してみましょう。インターネットや電話から申込が可能で、出店料は数百円~数千円と開催エリアや規模によってまちまちです。自分で売るので商品を並べるためのレジャーシートやお釣り、値札など事前の準備も必要です。フリーマーケットは購入者と直接やりとりができます。大切にしていたぬいぐるみがどんな人の手に渡っていくのか見られるので、安心して譲ることができますね。
フリマアプリに出品する
最近ますます種類が増えてきているフリマアプリは、自宅にいながら家の中の不要なものを出品できるので便利です。誰でも気軽に利用することができ、もちろんぬいぐるみも出品できます。出品するぬいぐるみの写真をスマートフォンで撮影し、説明文を入力して販売金額を設定します。ぬいぐるみが売れた場合は、販売価格の3.5~10%程度が手数料として売上金額から自動的に差し引かれる仕組みです。送料は出品者負担が多いため、金額は送料込みで設定します。
梱包して発送した商品は直接購入者の方に届くので、洗えるぬいぐるみは事前に洗ってきれいにしておき、丁寧な梱包を心がけましょう。フリマアプリ大手は約7000万以上ダウンロードされており、たくさんの人に見てもらえるのが嬉しいですね。
リサイクルショップで買い取ってもらう
リサイクルショップは登録や申込などの事前準備が必要なく、いつでも誰でも使わなくなったものを持ち込むことができるので便利です。個人で売買するフリーマーケットやフリマアプリに比べると、売上としては少なくなります。しかし、そのまま捨ててしまうよりも必要な人の手に渡るほうが嬉しいですよね。
子供服やおもちゃを展開しているリサイクルショップも多いので、ぬいぐるみと一緒にサイズアウトした服や使わないおもちゃも一緒に買い取ってもらうことができます。ショップによっては無料で出張買取査定を行っているところもありますよ。買い取ってもらいたいものが大量にある場合は、利用を検討してみましょう。
ぬいぐるみを神社で供養してもらう
思い入れがあるぬいぐるみは捨てるのはもちろん、寄付したり売りに出すことも気が引けてしまう人もいるでしょう。そんな時は、ぬいぐるみの供養をしてくれる神社にお願いする方法があります。ぬいぐるみや人形には古くから魂が宿るともいわれており、神社で供養してもらえると気持ちの整理もつきやすくなります。家の近くにぬいぐるみの供養ができる神社がない場合、宅配便として郵送できる神社もあるので探してみましょう。
ぬいぐるみの寄付を募っている団体
きれいな状態のまま使わなくなったぬいぐるみはありませんか?そんな時は、ぬいぐるみの寄付を募っているサイトを利用しましょう。使わなくなったぬいぐるみは、誰の役にたてるのです。ぬいぐるみを寄付することで、ワクチン募金や各種支援団体への寄付を行っている団体もあり、社会貢献にもなります。
セカンドライフ
公式ページでは365日24時間申込が可能で、全国からぬいぐるみの寄付を行うことができます。ぬいぐるみはほぼ100%再利用してもらえるので、どこかで誰かに遊んでもらえるのは嬉しいですよね。そしてセカンドライフに寄付をすることは、募金活動にも繋がります。依頼1件につきワクチン1人分が発展途上国の子供に届けられるのです。2020年10月現在の累計で120,538名分のワクチンが寄付されています。
いいことショップ
いいことショップでは、申込不要でぬいぐるみを寄付することができます。ぬいぐるみが入ったダンボール1箱につき100円が各種支援団体に寄付されます。取り扱い内で希望の寄付先がある場合は、送り状の備考欄に寄付先を記載しましょう。そうすることで、希望の寄付先に支援ができますよ。自分で寄付先を選べるのが特徴的で、2020年10月現在では「新型コロナウイルス感染症危機対応募金」も臨時の寄付先になっています。 届いたぬいぐるみは世界各国で再利用され、寄付の実績はホームページにて公表されています。
リバティー
リバティーはぬいぐるみを寄付する際、希望する日時に自宅まで集荷に来てくれます。梱包用のダンボールが手元にない場合は、無料で届けてくれ送料以外の費用はかかりません。集まったおもちゃやぬいぐるみは選別され100%リユース・リサイクルされています。申込1箱につきユニセフに1件のワクチン募金が行われ、売上の一部は日本赤十字社の活動資金のために寄付されています。
ぬいぐるみ供養をしている神社仏閣
大事にしてきたぬいぐるみも子供の成長や時間の経過とともに、使わなくなってしまったり壊れてしまう時は訪れてしまいますよね。今までありがとうという感謝の気持ちを伝えてお別れをするために、神社やお寺で供養をお願いする人も増えてきています。どのようにぬいぐるみを預け供養してくれるのか確認してみましょう。
長福寿寺
長福寿寺は400年もの人形供養の歴史があり、日本唯一の人形・ぬいぐるみを火葬する専用の火葬炉があるのが特徴です。3ヶ月もの間読経供養をし、毎月18日と24日には特別供養を1〜7日には特別供養護摩を焚き供養から火葬までを僧侶が全て執り行ってくれます。宅配は年中受つけしており送料は自己負担です。
日蓮宗 法華道場 光胤山 本光寺
本光寺は4月の第2週日曜日の13時から本堂にて「人形供養大祭」が開催され、誰でも参加することができ参列者は1人ずつ焼香をして最後のお別れをします。魂を抜いて供養した後お焚き上げ供養を行ってくれます。宅配・持込とも年中受付していますが、事前にインターネットからの申込が必要となり送料は自己負担です。
富士浅間神社
富士浅間神社は毎月ぬいぐるみ・人形の御霊を天に帰す式典が執行されています。電話かメールにて事前に申し込みを行い、宅配は送料自己負担で年中受付をしています。月に一度の式典にて執行が完了した際には、文書にて連絡をしてくれます。希望者には完了の文書と合わせて、お札・お守りを同封してくれますよ。
次のページでは、ぬいぐるみのセカンドライフについてご紹介します。古いぬいぐるみもクリーニングやリフォームで長く使えることも!