デコパージュ上履きの作り方とコツ 初心者でも手軽にリメイク!
目次
デコパージュとは?
デコパージュとは、紙を切って専用液で貼る手芸の技法をいいます。もともとデコパージュは、フランス語で「切り抜く・裁断する」という意味の「Decouper」が語源とされ、古くから装飾工芸として用いられてきた技法です。上履きのリメイクには、アクリル絵の具で絵を描いたり、ワッペンやビーズを縫いつけたりさまざまな方法があります。しかし、絵に自信がない人や手芸初心者には難しそうですよね。そんな時におすすめなのが、デコパージュなのです。ペーパーナプキンなど好みの柄の紙や布を切り取って貼るだけなので、簡単なうえに低コストとあって、ママたちの間で人気を集めています。
デコパージュ上履きの作り方
デコパージュ上履きは、インスタやブログ記事などでたくさん紹介されていますが、どれもおしゃれで「難しそう…」と思っているママも多いのではないでしょうか。デコパージュ上履きは、材料と作り方さえ分かれば思ったよりも簡単に手作りできます。まずは基本の作り方を確認していきましょう。
必要な材料
デコパージュ上履きに必要な材料は、上履きを除いてすべて100円ショップで用意することもできます。
【材料】
- 上履き
- 好きな絵柄のペーパーナプキン
- 布用デコパージュ専用液
- デコパージュ専用トップコート
- 平筆
- 使い捨て容器(プリンなどの空き容器や使い捨ておかずカップなど)
- ハサミ
デコパージュ専用のペーパーも販売されています。こちらは、子供に人気のトーマスが描かれた、デコパージュ専用ペーパーです。大小さまざまなサイズの絵柄やアルファベット文字もあるので、名前も入れることができて男の子におすすめです。
作り方
デコパージュ上履きを作る前に、まずペーパーナプキンを好みの形にカットしてデコる部分をシミュレーションしておきましょう。
- ペーパーナプキンは2枚重ねになっているので、好きな形に切ったあと剥がして1枚ずつにします。ペーパーナプキンをカットする前に1枚に剥がしてしまうと、ハサミで切りづらくなるので気をつけてください。
- 使い捨て容器に布用デコパージュ専用液を入れます。平筆に布用デコパージュ専用液をつけて、ペーパーナプキンを貼りたい部分に塗ります。布用デコパージュ専用液を塗り終えたら、液が乾く前にペーパーナプキンを貼りつけましょう。貼りつけるとペーパーナプキンに多少シワがつくことがありますが、あとから目立たなくなります。
- 使い捨て容器に入れたデコパージュ専用トップコートを平筆につけて、ペーパーナプキンを貼りつけた部分を約4回重ね塗りします。ペーパーナプキンは端がめくれやすいため、爪楊枝などでしっかり押さえながら塗りましょう。
動画で作り方をチェック!
こちらはさらにアレンジしたデコパージュ上履きの作り方です。ワンポイントにレースやワッペンをつけてもおしゃれですね。
デコパージュ上履きを上手に作るコツ
デコパージュをしてみたけれど「すぐ剥がれてしまった」「シワになっておしゃれ感がない」といった失敗もよく聞きます。デコパージュ上履きにはちょっとしたコツがあるので、作る時の参考にしてみましょう。
上履きはキャンパス生地を選ぶ
土台となる上履きは、キャンパス生地の上履きを選びましょう。上履きの素材にはいろいろありますが、無地ならなんでも大丈夫というわけではありません。ツルツルした塩化ビニール素材は、ペーパーナプキンなどを装飾しても剥がれやすく、またシワになりやすいです。せっかくきれいにデコパージュしても、すぐ取れてしまうので避けましょう。
専用液の重ね塗りは乾いてから
「重ね塗り」をする時は、専用液が乾いてからにしましょう。デコパージュ上履きに装飾したペーパーナプキンやマスキングテープなどは、専用液を何度も重ね塗りすることで取れにくくなります。1回デコパージュ専用トップコートを塗ってから、30分~1時間後にもう1回塗る、というのが理想的です。
仕上げに防水スプレーを吹きかける
きれいに仕上げたデコパージュ上履きを長持ちさせるためには、最後に防水スプレーを吹きかけるのがおすすめです。防水スプレーは1回よりも、できれば2~3回繰り返して吹きかけましょう。子供が履いている間に水がかかっても安心ですし、汚れ防止にもなりますよ。
ペーパーナプキン以外のアイデア
デコパージュをしたいけれど、気に入ったペーパーナプキンが見つからないということもあるでしょう。デコパージュはペーパーナプキン以外でも行うことができますよ。
マスキングテープを使ってデコパージュ
サイズや柄が豊富なマスキングテープを使用して、デコパージュする方法もおすすめです。マスキングテープなら、ペーパナプキンのように絵柄を切り取る手間もかかりません。ペーパーナプキンと同様に、専用液やトップコートを使用して貼りつけましょう。
描かれているモチーフが、1枚1枚シールのように切り離して使うことができるマスキングテープです。好きなところに貼ってコーティングするだけなので、簡単に仕上がります。
印刷したコピー用紙を使ってデコパージュ
子供が描いた絵や手書きの文字、写真などもコピー用紙に印刷すれば、デコパージュに使用することができます。
- コピー用紙に、子供が描いた絵や写真など使用したいデザインを印刷します。印刷するときはインクにじみを防ぐために、コンビニなどのレーザープリンターを使用してください。印刷した後に、不要な部分を切り取りましょう。
- 印刷面にデコパージュ専用液を筆で塗っていきます。乾燥したらもう1度塗り、これを5回ほど繰り返してください。表面にコーティングされたような厚さができれば大丈夫です。
- 専用液がしっかり乾いたら、水が入ったパットにコピー用紙を1時間ほど浸けます。
- 浸け置きが終わったら印刷面を下にして置き、乾かないうちに裏側の紙を指で擦って剥がします。破けないように注意しましょう。紙を擦り取って印刷部分だけが残ったら、乾燥させます。後は、ペーパーナプキンと同様に上履きに貼りつければ完成です。
折り紙を使ってデコパージュ
最近は、スイーツ柄や和柄などさまざまな柄がプリントされた折り紙が販売されています。これらを使って上履きにデコパージュすることも可能です。折り紙は比較的薄いので、ペーパーナプキンのようにそのまま気に入った絵柄をカットして貼りつけることができまます。種類によっては厚みが気になる場合は、前述のコピー紙を使用したデコパージュのように、印刷部分だけを剥がして使用するといいでしょう。
可愛らしい花柄がたくさん入った折り紙です。デコパージュに使用して余ったら、残りは折り紙として遊ぶことができるので、無駄がないですね。
マッキーや油性ペンを使ってワンポイントアレンジもおすすめ
デコパージュに、手描きのイラストを加えたアレンジもおすすめです。油性ペンを使用して、子供が大好きなアンパンマンやポケモンなどのキャラクターを描けば、オリジナル上履きが完成します。直接上履きに絵を描いたあとに布用のトップコートを塗れば、洗った時のにじみや色あせが防げます。上履きに大々的に絵を描くのはハードルが高くても、デコパージュと合わせてワンポイント程度なら描きやすいですね。
次のページでは、デコパージュ上履きのお手入れについて解説!