子供におすすめの「9マス将棋」は何歳から遊べる? 遊び方や関連本を紹介
「9マス将棋」とは?
将棋には思考力を鍛えたり、集中力や根気強さなどが身についたりするといわれています。しかし、いざ将棋を始めてみたいと思っていても、「難しそう…」と感じてなかなか手が出ないという人も多いのではないでしょうか?
そんな将棋のとっつきにくさを解消するべく生まれたのが、プロ棋士の青野照市さんが考案した「9マス将棋」です。大人はもちろん子供も将棋に親しめる商品として、2017年に発売されて以来、大人気の知育玩具です。
9マス将棋の遊び方
9マス将棋は、3×3マスの盤と「王」「飛車」「角」「金」「銀」「桂」「歩」「香」の8種類の駒で対戦する将棋です。駒は16枚ですが、初期配置は40通りもあり、将棋のルールを知らない初心者から上級者まで楽しめます。
駒の動かし方や「王」が取られたら負けといった基本的なルールは通常の将棋と変わりませんが、駒が「成る(駒をパワーアップさせるために表から裏にひっくり返すこと)」ことができる場所が異なります。
9マス将棋の対象年齢は?
9マス将棋の対象年齢は6歳から大人までです。
9マス将棋の魅力
9マス将棋は発売以来、大人気のロングセラー商品ですが、その魅力はどこにあるのでしょうか? 1つずつ見ていきましょう。
9マス将棋の魅力:将棋の基本が覚えられる
9マス将棋のルールは通常の将棋とほとんど変わりません。9マス将棋は将棋よりも駒が少ない分シンプルでありながら、駒がどのように動くかや駒を進めるコツなど将棋の基本が学べる点が魅力です。
9マス将棋の魅力:難易度が選べて長く遊べる
9マス将棋は初期配置だけでも40通りあり、配置によっては入門から上級編まで難易度が変わります。上級者向けの初期配置ではプロでも思わずうなってしまうほど奥が深い世界です。初心者は入門編から少しずつステップアップしていけるので、子供でも飽きずに楽しく上達できます。
9マス将棋の魅力:1人でも2人でも遊べる
9マス将棋は2人で対局するゲームですが、1人で詰将棋(王将を詰む手順を見つける練習)のように楽しむこともできます。駒の進め方や相手の動き方をじっくり研究できるので、「対戦する自信がない…」という人はまず1人で始めてみましょう。
9マス将棋をさらに楽しむ関連グッズ
9マス将棋は単体でも充分楽しめますが、「もっと上達したい」「もっと楽しみたい」という方に向けた関連商品がたくさん発売されています。いくつかご紹介するのでぜひ参考にしてみてください。
9マス将棋カード
9マス将棋カードには56種類の初期配置が書かれており、カードをシャッフルしてめくって出てきた初期配置と同じ形で対戦を始めます。どの初期配置が出るかによって得意不得意や難易度が変わりますので、ゲーム性が一気に高まるのがポイントです。9マス将棋と9マス将棋カードはパッケージが似ているため、購入する時は間違えないように注意してください。
9マス将棋の本
9マス将棋の本は9マス将棋の考案者である青野照市さんが手がけた本で、9マス将棋のルールや実戦で役に立つ駒の進め方などが詳しく収録されています。初心者はもちろん上級者向けの問題も掲載されているため、「9マス将棋の腕を磨きたい」という人におすすめの本です。
次のページでは、9マス将棋以外におすすめの子供向け将棋を紹介します。