窓サッシを簡単に掃除する方法は? おすすめの道具や洗剤も紹介
窓のサッシの汚れの原因は?
窓サッシの汚れのおもな原因は、外から舞い込んでくる土ボコリや花粉、排気ガスのススなどです。室内で出た糸くずや髪の毛、ホコリなどもサッシに溜まって汚れの原因となります。また、冬場など窓にできた結露が原因でサッシにカビが生えてしまうこともあります。サッシにできたカビを放置しておくと、カーテンや室内の壁にまでカビの繁殖が広がってしまうこともあり、さらにアレルギー発症など健康に害を及ぼす可能性もあるので注意が必要です。
窓のサッシの掃除方法は?
窓サッシを掃除するのに必要な道具、普段の掃除方法と念入りに掃除したい場合の掃除方法について見ていきましょう。
サッシ掃除に必要な道具
窓のサッシ掃除には、家の中にある身近なものが役立ちます。ブラシでは取り切れないサッシの隅に溜まったゴミも、つまようじや使い古しの歯ブラシがあればきれいに取り除くことができます。歯ブラシやストッキングは使い古しのものでもいいので、サッシ掃除のために捨てずに取っておくといいですね。なお、窓のサッシ掃除に使う洗剤については後ほど詳しく紹介します。
- 掃除機
- 掃除ブラシ
- 使い古しの歯ブラシ
- 竹串やつまようじ
- 綿棒
- 水を入れたペットボトル
- スポンジ
- 使い古したストッキング
- 雑巾・タオル
- キッチンペーパー
- 重曹、クエン酸など
普段の窓サッシの掃除方法
窓サッシのゴミやホコリをブラシでかき出してから掃除機で吸い取り、そのあと濡らした雑巾やキッチンペーパーなどでサッシを水拭きして完了です。定期的にこれだけ掃除しておくだけで、サッシをきれいに保つことができます。
念入りに掃除する方法:サッシのレール・溝・隙間
まずはブラシでサッシの汚れをかき出し、掃除機でゴミを吸い取りましょう。サッシの細かい部分は、綿棒やつまようじ、歯ブラシなどを使って汚れをかき出します。その後、スポンジや丸めたストッキングなどを濡らし、汚れをこすり落としていきます。汚れを落としたら、水を入れたペットボトルでサッシの汚れを室外に洗い流しましょう。
サッシにカビが生えてしまっている場合は、重曹とクエン酸で除去することができます。同量の重曹とクエン酸を粉のまま混ぜて、サッシのカビが生えた部分にふりかけ、その上からペットボトルに入れた水を少量かけます。ブクブクと発泡するので、そのまま30分ほど置いておきます。発生する泡をしばらく置いておくことで、泡が汚れやカビを浮き上がらせ、カビを取りやすくすることができます。その後雑巾で水拭きして汚れを拭き取り、最後に乾いた雑巾で乾拭きして完了です。それでもカビが落ちない場合は、カビ取り洗剤を使って掃除しましょう。
念入りに掃除する方法:窓枠
窓枠とは、窓ガラスのステンレス製の枠ではなく窓の周囲を覆っている枠のことで、だいたいが木製で部屋の内部に設置してあります。窓枠に沿って雑巾で水拭きして汚れを拭き取ります。もしも窓枠にカビが発生してしまっている場合は、住宅用中性洗剤か食器用洗剤を薄めたものをカビにスプレーしてしばらくおき、その後雑巾で拭き取ります。最後に、再発防止のため消毒用エタノールやカビ取り剤を使って殺菌しておきましょう。
窓のサッシ掃除に役立つおすすめ道具は?
窓のサッシを簡単に掃除するために、道具を使うのもおすすめです。
サッシ掃除におすすめな掃除グッズ1:高圧洗浄機
想像以上に汚れている窓のサッシの掃除には、水の圧力でゴミを取り除く高圧洗浄機がおすすめです。網戸やベランダの掃除をする際に、一緒に窓サッシも掃除します。やり方は簡単! 大きなゴミは事前に取り除いておき、取り切れない小さなゴミを高圧洗浄機を使って水圧の力で吹き飛ばしていきます。高圧洗浄機なら、水だけで簡単にサッシの汚れを落とすことができます。
サッシ掃除におすすめな掃除グッズ2:スチームクリーナー
高圧洗浄機が水の圧力を使ってゴミを取り除くのに対して、スチームクリーナーは、蒸気を吹き付け汚れを落とします。サッシの溝に頑固な汚れがこびりついてしまっている場合も、高温スチームが汚れを浮き上がらせるのでさっぱりきれいになります。
サッシ掃除におすすめな掃除グッズ3:ペットボトルと一体化できる掃除ブラシ
高圧洗浄機とスチームクリーナーは便利ですが、準備や片付けの手間がかかります。ササっとサッシ掃除を済ませたいという人におすすめなのが、ペットボトルブラシです。空いたペットボトルに水を入れ、専用の掃除ブラシをつけてサッシの汚れが気になるところをブラシでこするだけ。汚れが浮いてきたら濡れた雑巾で拭き取れば終了です。ペットボトル用のブラシは100均でも購入できるのでチェックしてみましょう。
サッシ掃除におすすめな掃除グッズ4:スポンジ
「スポンジは大きくてサッシの溝には入らないのでは?」と思うかもしれませんが、ひと手間かけるだけでサッシ掃除に役立つスポンジへと大変身します。やり方は、キッチン用スポンジに、1~2cm程度間隔を空けながら深さ2cm程度の切り込みを格子状に入れます。切り込みを入れたスポンジは窓のサッシにいい具合に入るので、狭い部分の汚れをきれいに落とすことができます。
サッシ掃除におすすめな掃除グッズ5:マスキングテープ
掃除した部分をきれいなままキープし、次の掃除を簡単にする方法としてマスキングテープが役立ちます。サッシの掃除が終わったら、マスキングテープをサッシに丁寧に貼っておきます。汚れたらマスキングテープをはがして新しく貼り替えるだけで、簡単に掃除が完了します。マスキングテープは半年に1回程度取り替えるようにしましょう。
サッシ掃除におすすめな掃除グッズ6:木工用ボンド
どうしてもサッシの隅にあるゴミが取り切れない、という時に便利なのが木工用ボンドです。取り切れないゴミの上に厚めに木工用ボンドを塗り、ボンドが乾いたらはがします。木工用ボンドに小さなゴミがついて、ゴミをきれいに取り除いてくれます。
次のページでは、窓のサッシ掃除に便利な洗剤や掃除頻度についてご紹介します。