女性が持っていると有利な、おすすめの資格とは? 転職に活かせるおすすめの資格10選
目次
女性におすすめしたい資格1:秘書検定
秘書検定とは、企業の経営者や役員の秘書として必要な知識や能力に関わる資格です。合格するためには一般常識やビジネスマナー、文書作成や電話応対のスキルなど、社会人として必要な知識、技能を身につける必要があります。3級、2級、準1級、1級の4段階で、級数が上がるにしたがって、より高度な知識と技能が要求されます。
秘書検定の資格取得にかかる費用と資格取得までの流れ
独学で秘書検定資格を取得する場合、テキストや過去問題集を各1,500円ほどで購入すれば勉強できます。通信講座は1万3,000〜3万円代くらい。通学の場合は、講座の日数や内容によって数千円〜5万円代と幅があります。検定試験は2月(2級、3級のみ)、6月、11月に行われます。準1級と1級は、筆記試験に加えて面接試験も行われます。
秘書検定の資格が活かせる転職先
秘書検定を目指すことで身につく知識や技能は、どんな職種にも役立ちます。それまで積んできた経験にプラスαするためには、準1級以上の資格があるとよいでしょう。
女性におすすめしたい資格2:医療事務
医療事務とは、病院やクリニックの事務全般を行う仕事です。特別な資格を持っていなくても従事できますが、医療事務の民間資格が数十種類あり、それらを持っていたほうが就職、転職の際に有利になります。
医療事務の資格取得にかかる費用と資格取得までの流れ
数ある医療事務の資格のうち、どの資格を取得するかによって学び方も違ってきます。そのため、まずは具体的にどの資格を取得したいかを決めましょう。通信講座や通学の場合、費用はおよそ5万〜10万円。代表的な資格は以下のとおりです。
- 診療報酬請求事務能力認定試験
- メディカル クラーク
- 医療事務検定
- 医療事務実務士
- 医療事務管理士(医科)
- 医事コンピュータ技能検定
医療事務の資格が活かせる転職先
大きな病院はもちろん、街のクリニックや診療所でも働くことができるので、転職先は数多くあります。
女性におすすめしたい資格3:調剤薬局事務
調剤薬局事務とは、調剤薬局の事務全般を行う仕事です。調剤報酬明細書(レセプト)を作成する業務も担うので、専門的な知識も必要になります。
調剤薬局事務の資格取得にかかる費用と資格取得までの流れ
調剤薬局事務の資格は複数ありますが、資格内容にそれほど大きな差はないようです。それぞれの資格ついてよく調べたうえで、どれを取得するかを選びましょう。通信講座は3万〜4万円、通学は4万〜4万5,000円くらいが目安。代表的な資格は以下のとおりです。
- 調剤報酬請求事務技能認定
- 調剤事務管理士
- 調剤薬局事務士
- 医療保険調剤報酬事務士
調剤薬局事務の資格が活かせる転職先
調剤薬局事務の資格があれば、未経験であっても転職の際に有利です。調剤薬局は個人病院やクリニックの近くにあるもの、大きな病院の近くにあるもの、ドラッグストアのチェーン店に付属するものなど多種多様です。
女性におすすめしたい資格4:介護職員初任者研修(旧:ホームヘルパー2級)
ヘルパーの資格として認知度の高い「ホームヘルパー2級」は、現在「介護職員初任者研修」という名称に変更されています。介護の仕事をするうえで最初に取得するべき資格です。
介護職員初任者研修の資格取得にかかる費用と資格取得までの流れ
カリキュラムを修了し、試験に合格すれば資格取得が可能です。介護職員初任者研修は自宅学習とスクーリング(通学)の併用で学ぶ場合がほとんどで、取得までの期間は4ヶ月に設定しているところが多いようです。土日コースや夜間コースを設けているスクールもあるので、働きながら介護職員初任者研修の資格取得を目指すこともできます。必要な費用は5万〜15万円くらい。スクールによっては資格取得後に関連の施設に就職することで受講料が全額返金されたり、政府による教育訓練給付金の受給対象となって割引される場合もあります。
介護職員初任者研修の資格が活かせる転職先
これからの超高齢化社会において、介護の仕事の需要はますます高まっていきます。介護職員初任者研修の資格を取得すれば、すぐに訪問介護・施設介護の両方の現場で活躍することができるでしょう。介護の現場以外にも高齢者が多い医療の現場や、百貨店や飲食店、ホテルなどのサービス業でも学んだことを活かすことができます。
女性におすすめしたい資格5:介護事務
介護事務とは、介護施設での事務全般を担う仕事です。受付のほか、介護報酬請求業務など、さまざまな手続きを任されます。
介護事務の資格取得にかかる費用と資格取得までの流れ
介護事務は資格がなくてもできる仕事ではありますが、資格を取っておいて損はないでしょう。介護事務の資格は何種類もあり、基本的に主催団体が指定している講座を受講しないと受験できません。そのため、勉強の方法は通信講座か通学のいずれかになります。通信講座は3万円代、通学は5万円以上するところが多いようです。介護事務の資格取得のために必要な期間は、数日通学するという短期間のものから、通信講座で4ヶ月というものまであります。代表的な資格は以下のとおりです。
- 介護事務実務士
- ケアクラーク
- 介護事務管理士
- 介護報酬請求事務技能検定試験
- 介護保険事務管理士
介護事務の資格が活かせる転職先
介護事務の資格を取得すると、老人ホームやデイサービスセンター、グループホーム、訪問介護ステーションなど、介護関連のさまざまな施設で働くことができます。
女性におすすめしたい資格6:簿記3級
簿記とは、会社の日々の経営活動を記録・計算・整理する技術のこと。全国商業高等学校協会が行う「全商簿記」と、日本商工会議所が行う「日商簿記」の2つの資格があります。転職やキャリアアップのために簿記を取得するのであれば、日商簿記がおすすめです。簿記3級は、基本的な経営活動の記録等を行う商業簿記について学びます。
簿記3級の資格取得にかかる費用と資格取得までの流れ
独学、通信講座、通学の3つの学習方法があります。通信講座は6,000〜3万円代、通学は4万〜6万円代。試験は年に3回あります。
簿記3級の資格が活かせる転職先
簿記を学ぶことによって、経理や経営企画の業務に必要な知識が身につきます。財務諸表を見る力が身につくので、転職先の企業を選ぶ際にも役立ちます。また、相手先の経営状況を把握したうえで提案ができるようになるので、営業部門などさまざまな部署、さまざまな業種で知識を活かすことができます。
女性におすすめしたい資格7:保育士
保育士とは、保育所や児童福祉施設などで、保護者に代わって未就学児の保育を行う仕事です。出産後も働く女性が増え、今後ますます需要が高まると予想されています。
保育士の資格取得にかかる費用と資格取得までの流れ
保育士の資格は国家資格であり、3つの取得方法があります。保育士養成学校に通学して卒業する方法、通信制の大学を卒業する方法、それから保育士試験を受けて取得する方法です。中卒、高卒の場合は、一定の実務経験を積んで受験資格の要件を満たす必要があります。保育士の資格取得にかかる費用については、通学する場合は年間100万円ほど、通信制の大学の場合は30万〜50万円ほど。通信講座で学ぶ場合は3万〜8万円ほど。試験は年に2回あり、前期・後期ともに筆記試験と実技試験があります。
保育士の資格が活かせる転職先
保育所や各児童福祉施設で働くことができます。その他、ベビーシッターや保育ママ、商業施設や病院・企業内の託児所、子供を相手にするサービス業など、さまざまな場所で活用できます。
女性におすすめしたい資格8:歯科助手
歯科医院で受付や電話応対、器具の準備、治療の際のサポートなどを行う歯科助手。資格がなくても就ける仕事ではありますが、専門知識も必要です。
歯科助手の資格取得にかかる費用と資格取得までの流れ
歯科助手の資格は、すべて民間資格になります。運営する団体によって取得できる資格、必要な講座数や試験、かかる費用などが違います。代表的な資格は以下のとおりです。
- 歯科助手技能認定
- 医療事務管理士(歯科)
- 歯科アシスタント検定
- 歯科助手検定試験
歯科助手の資格が活かせる転職先
活躍の場は歯科医院になります。日本の歯科医院の数はコンビニよりも多いというデータがあり、求人も数多くあります。
女性におすすめしたい資格9:ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナー(FP)は、お金のスペシャリストとして、ライフイベントに伴う資金計画の相談に乗るのが仕事です。金融機関で企業内FPとして勤務する場合と独立して働く場合とがあります。
ファイナンシャルプランナーの資格取得にかかる費用と資格取得までの流れ
ファイナンシャルプランナーの資格には、国家資格であるFP技能士(1〜3級)と民間資格であるCFP、AFPがあります。FP技能士は一度取ると生涯有効ですが、CFPとAFPは2年ごとに更新が必要です。転職に役立てるには、2級FP技能士を目指したいですが、そのためには3級FP技能士に合格、AFP認定研修を修了、2年以上の実務経験のいずれかの要件を満たす必要があります。
2級FP技能士を取得した場合、AFPとして登録することができます。最も権威のあるCFPを取得するには、2級FP技能士とAFPの両方を取得し、実務経験を積まなければなりません。いずれの資格も独学で取得することは不可能ではありませんが、試験対策等も含めて通信講座(数万円〜10万円代)で数ヶ月かけて学習するほうが効率的でしょう。1級・2級・3級、およびAFPは年3回、CFPは年2回試験があります。
ファイナンシャルプランナーの資格が活かせる転職先
ファイナンシャルプランナーの資格を持っていると、銀行、保険、証券、不動産系の会社で歓迎されます。金融、経済のリテラシーが高いと認識されるため、顧客の信頼を得やすくなります。
女性におすすめしたい資格10:マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)
事務作業に欠かせないマイクロソフトオフィスのスキルを認定する資格が、マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)です。Word、Excelに関しては「スペシャリスト(一般)」「エキスパート(上級)」の2つのレベルがあります。
マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)の資格取得にかかる費用と資格取得までの流れ
自分に適した科目、レベルを決めて、独学にするか、通信講座を利用するか、通学して勉強するかを決めます。独学の場合はテキスト代のみですが、通信講座、通学の場合は数万〜十万円代までと、受ける科目数などによってかかる費用が違ってきます。取得までの期間は1〜4ヶ月を見込んでいるところが多いようです。試験は毎月1〜2回と、かなり頻繁にあります。
マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)の資格が活かせる転職先
企業内の事務職や経理職、法律事務所や税理士事務所への転職に活かせます。その他、小売店の店長やマネジャー職、PCインストラクターなどでMOS資格を要求されることがあります。
通信講座で資格取得の勉強をするコツ
働きながら資格を取りたい場合は、時間の融通がきく通信講座で学ぶのが最適です。ただし、怠けずに日々学習の時間を取り、継続させることが大切。通信講座での勉強を成功させるためのコツをいくつかご紹介します。
資格試験の難易度をチェックする
まず、その資格の難易度をチェックしましょう。級数がいくつかある場合は、どの級数が自分に適しているかを、さまざまな情報を元に判断します。
自分に合った勉強スタイルを選ぶ
通信講座の中にも、テキスト教材で学ぶもの、オンライン講座で学ぶもの、DVDで学ぶものなど、いろいろな勉強スタイルがあります。どの方法が自分に適しているかを考えて、具体的にどの講座を受講するか決めましょう。
試験日から逆算して資格の勉強のスケジュールを組む
目指す資格と級数を決めたら試験日を調べ、どのタイミングで受験するかを決めます。そして、受験日を元に逆算し、日々の学習をどう進めていくかきちんと計画しましょう。
家族にも資格の勉強に協力してもらう
資格取得までに約4ヶ月くらいを設定している講座が多いようです。その間は、学習をなるべく優先できるよう、家族にもいろいろな面で協力してもらうことが大切です。
まとめ
今まで経験したことがない業界でも、資格を取ることで転職に有利になる場合があります。気になる資格があったら、まず資料請求をするところから始めてみてはいかがでしょうか。