給食を食べるのが遅いのには理由があった。時間内に給食を食べられるようにするヒント

給食を食べるのが遅いと心配するパパママ

給食を食べるのが遅いと心配するパパママ
小学校の給食と言えば、みんなでワイワイ楽しく食べているイメージがありますが、実は、給食に関して悩みを持つ保護者も増えています。どんなことで悩んでいるのかというと、給食が時間内に食べられず、食べ終わるまで遊べない子供や、食べ終わらないので給食当番が片付けられず、文句を言われるケース。

さらに、残すのはダメ、時間内に食べ終わることを厳守するクラスなど、小食の子供にとっては、食べることが苦痛になり「学校に行きたくない」という心境にまで追い込まれている子供もいます。そんな我が子の姿を見て、いてもたってもいられず、どうしたら給食を時間内に食べられるのか情報収集に没頭している人も少なくありません。

給食の量と食べる時間

給食の量と食べる時間
小学校という集団生活の場では決められた時間を守って生活するのが基本ですが、意外と見落とされているのが、子供が食べる量と食べる時間についてです。
毎月献立表が配られますが、量についてはチェックしていない人は少ないのではないでしょうか。文部科学省の「学校給食の食事内容」によると下記の手順で献立が作られ、年齢に応じた栄養価を満たし、給食費との調整を行い月間の献立が確定されます。

主食

米飯、パン、麺のうちいずれか

おかず

(主菜)魚介類、肉類、卵類、豆類、豆製品等

(副菜)野菜、芋類、藻類、きのこ類、小魚類、種実類、果物類等

その他

デザート

では、これらは具体的にどのくらいの量なのでしょうか。SNSで投稿されている例をご紹介して行きましょう。

View this post on Instagram

2019.3.19 今日は、年度最後の給食でした!6年生にとっても、転出あるいは退職される先生方にとっては、ほんとのほんとに最後の給食となりました。全身全霊を込めて作らせていただきましたが、そのわりには質素でしたね〜😂 #米粉のカレーライス #ひじきと青大豆のサラダ #シャーベットセレクト でした! 今日なぜ米粉にしたかというと、最後はアレルギーの子も、皆んな同じものを…ということで乳製品バターを使わないで作りましたよ!みんなと同じものが食べれる❣️って、喜んでおかわりしていたようです!良かった❣️ 今日は完全完食❣️ ありがとう😊 2枚目の写真は昨日のお手紙!毎日みんなのお手紙読むと、すごく嬉しい!この内容は今までなかったぞというくらい可愛くて、嬉しかったので(^。^) 今日は完全完食❣️ ありがとう😊 #小学校給食 #まごころ込めてます #一年間ありがとうこざいました #チームワーク #メンバーに感謝 #お疲れ様でした #良い春休みを #schoollunch #non_san_schoollunch

A post shared by non-san (@non_san_schoollunch) on

「これくらいなら子供にちょうど良いのでは?」と思うかもしれませんが、実は、給食を食べる時間にも秘密があるのです。小学校の時間割は、各学校の判断で弾力的に運用することが認められています。ここでは一般的なモデルケースとして子供たちが生活している時間割を見て行きましょう。各学校によって、時間割は違いますが、注目して欲しいのが給食を食べる時間です。こちらのモデルケースでは、12:15に4時間目が終わり13:00までが給食の時間になり、45分の時間が確保されています。しかし、もう少し細かく見て行くと問題点があるのがわかります。

1時間目

8:45~9:30

2時間目

9:35~10:20

中休み

10:20~10:40

3時間目

10:40~11:25

4時間目

11:30~12:15

給食

12:15~13:00

昼休み

13:00~13:20

掃除

13:20~13:40

5時間目

13:40~14:25

6時間目

14:30~15:15

終わりの会:

15:15~15:25

下校

15:25

4時間目が終わってから授業の片付けをし、机を給食用に並べ手を洗いに行きます。給食当番は配膳の準備をし、準備が整ったら配膳スタート。自分で取りに行くクラスもあれば、給食当番が配るクラスもあります。小学校のクラス編成は、小学1年生は最大35人までです。小学校2年生から中学校3年生までは最大40人という規定があります。

つまり、各クラスでは40人前後の給食を配らなければ行けないのです。全員に給食が行き渡るまでにはおおよそ10分かかり、遊んで準備をしない子がいた場合、15分から20分かかることも。そこから「いただきます」をして食べ始めますが、片付けの時間を逆算すると下記のようなスケジュールの中で給食を食べなければ行けないのです。

  • 12:15~12:30(15分):片付け・配膳
  • 12:30~12:45(15分):いただきます
  • 12:45~13:00(15分):片付け・下膳

給食を食べる時間は15分程度ということが分かります。片付けと配膳が遅れればその分食べる時間も少なくなりますし、給食当番を交代で担当するとなると、手際の良し悪しで配るスピードなども変わってきます。さらに、友達との話に夢中になって食べるのが遅れてしまうと、15分で食べるというのは非常にタイトなスケジュールになるのではないでしょうか。

給食を食べるのが遅い理由

給食を食べるのが遅い理由
給食の量と食べる時間を見た上で、次は食べるのが遅い理由について見て行きたいと思います。

給食を食べるのが遅い理由1:量が多い

給食はクラス単位で作られ、配膳されますが、単純に子供の食べる量が多いということも考えらえます。ご飯や汁物は取り分ける形なので、家庭によって食べる量が違うので、食べる量の差が出てしまいます。配膳したものを食べるため、結果的に量が多くて残してしまうこともあるでしょう。量が多い場合の対処法については後程ご紹介して行きます。

給食を食べるのが遅い理由2:嫌いな食べものがある

給食を食べるのが遅くなる原因のひとつに、嫌いな食べ物も大きく影響しています。嫌いなものはどうしても箸が進まなくなってしまうものです。苦手だから最後に食べようと残しておいたけど、最終的に食べないと「ごちそうさま」ができず時間内に食べ終わらないという結果に。苦手な食べものの克服の仕方についても後にご紹介したいと思います。

給食を食べるのが遅い理由3:おしゃべりに夢中になってしまう

仲の良い友達や、面白い友達と一緒の班になってしまうと、どうしてもおしゃべりに夢中になってしまい、食べるのが後回しになってしまうということも少なくありません。これは担任の先生も配慮していますが、楽しくて食べるのを忘れてしまうというのも、子供ならではと言えるのではないでしょうか。

給食を食べるのが遅い理由4:集団で食べるのが苦手

おしゃべりに夢中になる子もいれば、集団でワイワイ話すのが苦手という子供もいます。一人で静かに食べたい子や、時間をかけてゆっくり食べるタイプの子には集団で食べるための練習が必要かもしれません。

給食を食べるのが遅い理由5:食べる時間が足りない

最後は、食べるスピードについてです。給食は全部食べられるけど、ゆっくり時間をかけて食べるのでどうしても時間内に食べ終わらないという子も少なくありません。

何が原因か分かれば、対処ができるのでまずは時間内に食べられない理由を考えてみいましょう。

給食を時間内に食べられるようにする方法

給食を時間内に食べられるようにする方法
皆さんが一番知りたいと思っている、子供が給食を時間内に食べられる方法について考えてみましょう。時間内に食べられない理由を把握した上で見て行きましょう。

残してもいいことを伝える

給食の量が多い子は、担任の先生から残さないで食べようと指導を受けているケースや、残しては行けないと思って最後まで食べようと努力していることが考えられます。調理の人が一生懸命作ってくれた給食ですが、作ってくれる人がいることや、食べることの大切さなどを伝えた上で、残してもいいことを伝え、安心させてあげましょう。食べきれない時には残してもいいが、残さない方法を伝えることも重要です。ではどうすれば残さないで食べきれるようになるのでしょうか。

最初に量を減らしてもらう

残さないで食べるためには、量の調整が必要です。子供が食べきれる量を最初に調整するように話します。具体的には、揚げ物やフルーツなど個数が決まっているものは別として、汁物などは「少な目にして」と一声かけて少なくしてもらいます。これは恥ずかしいことではありませんし、もっと食べたいと思う子に食べてもらえばいいということを伝えましょう。

家庭でテレビを見ながら食べをやめる

話に夢中になってしまい、食べるのが遅くなってしまう場合は、家庭でテレビを見ながら食べをやめ、話しながら食べる練習をします。向き合って食事をすれば、子供が食べる量や早さが分かるので、週に1回でもいいので、テレビをつけないで食事をする日を作ってみてはいかがでしょうか。

嫌いなものは家庭で克服

嫌いなものには必ず理由があります。パパママが避けているものかもしれませんし、食べず嫌いの可能性も。嫌いな理由を聞き、食べられるように調理を工夫して家族一緒に食べる時間を持ちます。その際、「これはこう言うところがおいしいね」と具体的においしい部分を分かりやすく伝えてあげるのがポイント!そしてパパママがおいしそうに食べている姿を見ると、食べてみたいという興味が沸いてくるものです。すぐには克服できませんが、長期的に取り入れてみましょう。

食べる時間を意識させる

給食の時間は限られていますし、準備や配膳が遅れればその分食べる時間も短くなってしまいます。学校は集団生活なので、時間を見て動くよう指導されています。家庭でも食べる時間を伝え、時間を意識して食べるように促して行きましょう。

成長と共に食べる量も変わる

成長と共に食べる量も変わる
給食を時間内に食べられないと、給食当番にも迷惑をかけてしまいますし、何より「仲間はずれにされないか」といじめも考えてしまうものです。でも、子供の食べる量や時間には個人差があるので、あまり神経質になる必要はありません。成長と共に食べる量も変わり、「あんなに悩んだのはなんだったの?」と思うほど、食べられるようになることも十分考えられます。子供が時間内に食べ終わらない理由を見つけ出し、家族でサポートしてあげましょう。

家庭での食事の時間を意識しよう

家庭での食事の時間を意識しよう
家族の食事の時間は、親子でコミュニケーションが取れる他、食べ物の大切さや、おいしさを伝えられる食育の時間でもあります。テレビを消して、学校での様子を聞くなど、食事の時間を意識してみませんか?子供の成長が感じられる場面を見つけられるかもしれません。

まとめ


給食を食べるのが遅いのには必ず理由があります。その理由に着目し、家族で考えるきっかけにしてみてください。また、クラスが変われば雰囲気も変わり、楽しく時間内に食べきれるようになることもあります。成長と共に食も変わるので心配し過ぎず家族で食について考える機会を作ってみましょう。