ウチの子供は言葉が遅い? 言葉が遅い子の特徴と言葉を引き出すトレーニング方法

子供の言葉の発達順序

子供の月齢、年齢 語彙数 おしゃべりの例
生後2~10ヶ月 「アー」「ウー」など喃語発したり「あうあうあう」「ばぶばぶ」など同じ言葉を反復して発声する
生後10ヶ月~1歳半 10~100語 「ママ」「パパ」など意味のある単語を発するようになる
1歳半~2歳 100~300語 言葉と物の関係性を理解し始める時期。「ママ、とって」「ワンワン、きた」など2語文を話始めるようになる
2歳半~3歳 300~1000語 「公園でブランコに乗る」「パパと公園に行った」など3語文を話始める。またと多語文での質問も増えてくる
3歳~4歳 1000~1500語 「パパと動物園に行ってね、ライオン見たの」など一通りの話し言葉が完成する
4~5歳 1500~2000語 言葉だけで想像や十分な会話が可能になり、その日あったことを説明出来るようになる

子供は5歳までに平均で約2,000語の語彙数を取得すると言われており、月齢がによって話せる言葉が増えていきます。まず月齢によってどのような言葉を話すのかをご紹介しましょう。上の表でご紹介したように、月齢によって話せる単語が増えていき、少しずつ複雑な会話ができるようになってきます。

子供の言葉の発達が遅い原因

言葉が遅い原因
そもそも子供の言葉の発達が遅いのには何か原因があるのでしょうか? いくつかの原因をご紹介しますが、これはあくまでも一例です。すべてが下記の原因に当てはまるわけではありません。参考までにご覧ください。

子供の耳のきこえが悪い

子供の耳のきこえが悪い
子供は耳から聞こえたものを少しずつ覚えて言葉として発するようになるのですが、聞こえが悪いと言葉を覚えていくのが遅くなっていきます。耳の聞こえが悪いと難聴の可能性が疑われ、その場合は医療機関での受診が必要となります。ですが受診前に自宅で難聴の可能性があるかどうか確かめておきたいですよね。

乳児期に子供の耳の聞こえを確認するポイント

自宅で確かめるポイントとしてまず乳児期では以下の通りです。

  1. 音の出るおもちゃに興味を示さない
  2. 人の声に反応しない
  3. 大きな物音がしても不快感を出さない

幼児期に子供の耳の聞こえを確認するポイント

次に幼児期でのポイントは以下の通りです。

  1. 話し声が大きい
  2. 聞き返しが多い
  3. テレビの音を大きくしがち

これらに当てはまる場合、難聴の可能性が否定できないので医療機関の受診をおすすめします。また、難聴だけではなく中耳炎や耳垢が原因で言葉が遅れている場合もあります。滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)という種類の中耳炎は、痛みや耳だれがなく、本人も周りも気が付かずに悪化していくことがあります。また、普段綺麗にしていても耳垢が詰まっていて聞こえが悪くなっていることもあります。中耳炎の場合も耳垢の場合も耳鼻咽喉科へ行くとすぐ良くなるので、もし気になることがあれば医療機関を受診してみましょう。

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単におしゃべりが好きではない

単におしゃべりが好きではない
実は子供にもおしゃべりが好きな子、おしゃべりが苦手な子がいるのです。おしゃべりが苦手な子は話せる言葉が多くても口数が少ないので「言葉が遅れているのかな?」と思われがちです。しかし、ここで無理におしゃべりをさせるのは禁物です。無理強いをされて更におしゃべりが苦手になる可能性もあります。よく、小さい頃は口数が少なかったのに今では口達者、おしゃべり上手という話もあるので今の時期は言葉をたくさん蓄える時期、と思いながら絵本やお話をたくさんしてあげてください。

子供の発達障害の場合も

言葉の発達が遅れていると「もしかして発達障害?」と気になってきますよね。発達障害か見極めるポイントをまとめましたので参考にしてみてください。最初にご説明した「言葉の発達順序」での月齢別の発達を参考にしながら以下の点を気にして見てみましょう。

  1. 1歳~1歳11ヶ月でできることがあまりできていない
  2. 現在の月齢よりも半年分以上発達が遅れている
  3. 音や話し声が聞こえにくそう
  4. 喃語(なんご)をあまり発しなかった
  5. 周りの物事に関心が薄い、もしくは過剰に反応することがある
  6. 家族と接していてもあまり楽しそうにしていない
  7. 一人遊びが好きでいつも一人で遊んでいる
  8. 言葉だけではなく認知や運動機能の発達に遅れを感じている

上記に当てはまる場合、専門家に相談するのも一つの手です。専門家に相談しても急に「障害ですね、療育しましょう」と言われるわけではありません。子供への接し方のアドバイスも頂けるので安心して相談してみてください。専門家へ相談する場合、市町村の保健センターや近所の子育て支援センター、かかりつけの小児科、乳幼児健康診査などが良いでしょう。乳幼児健康診査については実施日以外でも電話相談を受け付けているところもあるので、是非聞いてみてください。

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言葉の発達をうながす子供との向き合い方

言葉の発達をうながす子供との向き合い方
難聴や発達障害も当てはまらない場合、どうしたら言葉を話してくれるのか気になってきます。ここでは家族でできる言葉の発達の促し方をご紹介いたします。子供にあった方法をやりすぎない程度に実践してみましょう。

発達に合わせた言葉で話しかける

大事なのは言葉が遅れているからと言って焦らず、現段階の発達状況に合った言葉がけをしていくことが大切です。「にゃんにゃん」「わんわん」など擬音を使った言葉は月齢が低い子でも覚えやすく真似もしやすいです。子供の顔をしっかり見てコミュニケーションをとり、真似が出来たら褒めてあげましょう。

「言葉」に触れる機会を増やす

子供は言葉のシャワーを浴びてたくさんの言葉を覚え、理解し、話せるようになっていきます。絵本の読み聞かせはたくさんの言葉を聞くことができ、絵で言葉の意味も理解しやすいので、子供が言葉に触れるには適しています。また、子育てサロンなどに行くのも良いでしょう。子育てをしているママパパが子供を連れて集まるので悩み相談もしやすく子供同士新しい関わりが出来てきます。遊びを通して言葉だけではなくさまざまな部分の成長につながりますよ。

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子供が「要求」してくるよう誘導する

「のどが渇いたのね?お茶取ってきてあげるね」、「ボールがほしいの?取ってくるね」と子供の意思を先読みしていませんか? 先読みすると子供は言葉を使って伝えなくてもママが動いてくれるので、言葉を使う機会が減っていきます。解決策としては子供には先読みはせず「ママ、お茶」と言われても「ママはお茶じゃないのよ、お茶がどうしたの?」など意思が伝えられるように促してあげましょう。また、遊びの中でもおもちゃを手の届かないところへ置いて「ママ、●●取って」と言えるように促しながら遊ぶのも良いです。

言葉で悩んだママ達、成長した今はどう?

言葉で悩んだママ達、成長した今はどう?
ここまでさまざまな原因や対策をご紹介してきましたが、やっぱり実際の体験談も気になりますよね。ここでは過去に言葉の発達で悩んでいた先輩ママ達の体験談をご紹介いたします。

耳鼻科で耳垢を取ったら言葉がでるように

耳鼻科で耳垢を取ったら言葉がでるように
あるママの子供は滑舌が悪く、上手く話せない言葉がいくつかあったそうです。ある日、耳鼻科へ行って診てもらうと、なんと耳垢がびっしり詰まっておりそれが耳を塞いで言葉の遅れにつながっていたそうです。耳垢を取ってもらったらすぐに話せる言葉が増えていき、ママも一安心したとか。耳垢で耳が塞がっているというのは自宅ではなかなか気が付きにくいですよね。こういったことも言葉の発達が遅い原因になっているのかもしれません。

今でも口数が少ないから、単なる人見知りだったのかも

保育園や幼稚園、健診で言葉の遅れを指摘されても実は人見知りだった、なんてこともよくあります。現在6歳になる子供のママも健診でよく言葉の遅れを指摘されていました。その子自身3歳くらいまで家では喋るが、家以外ではあまり喋らないという人見知りでした。6歳になった今では人見知りがなくなり、家でも外でもよく喋る子になったそうです。保育園や幼稚園でも入園したての子供で恥ずかしがって話せない子や元々口数が少ない子もいるのでその子の性格によって言葉の違いが出てくるのですね。

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全く喋らなかったのに、ある時急に話し出すように

全く喋らなかったのに、ある時急に話し出すように
3歳くらいまでは全く話すことがなかったのにある日突然話始めるようになった、という体験談もあります。赤ちゃんの頃から言葉がけもしていて、認知や運動の発達も気になるところは特にないが、子供が話すことがあまりなくて心配していたママ。3歳児健診でも自分の名前が言えないなど不安だらけだったのですが、3歳過ぎたころに保育園へ入園したら一気に話す単語が増えていき、「なんで?」、「どうして?」とたくさん話をしてくれるそうです。保育園や幼稚園へ行ってたくさんの子供との関わりが増え、言葉がぐんぐん発達していったのでしょうね。

療育に通いはじめて半年でおしゃべり上手に

療育に通いはじめて半年でおしゃべり上手に
言葉をたくさん知っていても会話が続かない、お友達の言葉を無視してしまいコミュニケーションが上手くいかないときもあります。療育で言葉の遅れを取り戻したというママは健診で「言葉は問題ないが、コミュニケーションに問題があるかもしれない」という指摘を受けて大変ショックを受けたとか。しかし、健診の際に療育を勧められ実際に通ってみたら、わずか半年で上手にコミュニケーションがとれるようになりました。療育と聞くと少し不安になる方もいらっしゃると思いますが、不安がらずに通ってみるのでも一つの方法ですね。

まとめ


言葉の遅れの不安は少し解消されたでしょうか? 子供の発達というのは個人差が出てしますものです。もし、難聴や障害など気になることがあれば医療機関や専門外来へ行くのも良いです。パパママが不安なまま子育てをしていくのは良くないですからね。もし何も問題がなければ一安心です。たくさん言葉がけをしてお話上手になるのを待ってみましょう。