でべそはなぜできる? 赤ちゃんがでべそになる理由と対処法のまとめ

赤ちゃんのでべそとは? これって病気?

でべそとは
初めての育児で、自分の赤ちゃんが突然でべそになってしまったらとっても心配ですよね。「もし治らなかったらどうしよう」、「あとが残って病気になってしまったら…」とネガティブな考えばかりが頭をよぎってしまいます。でも、安心してください。日本形成外科学会でも公表している通り、赤ちゃんのでべそとのほとんどは臍ヘルニアや臍突出症と呼ばれるもので、病気ではありません。臍ヘルニアは、腸が本来あるべき位置から盛り上がり、へその下にはみ出している状態。それに対して臍突出症は腸は関係しておらず、へその周りの皮膚や皮下組織の余りが盛り上がっている状態のことを指します。

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日本形成外科学会 疾患紹介ページ

赤ちゃんがでべそになる原因

赤ちゃんがでべそになる原因
でべそについては心配ないものだとおわかりいただけたと思いますが、なぜでべそになるのか、その理由がわかっていないと納得できませんよね。赤ちゃんのでべそのほとんどは臍ヘルニアと呼ばれるものなのですが、でべその原因は赤ちゃんのお腹の組織がまだ未熟だからです。へその下には筋肉があるのですが、産まれて間もない赤ちゃんは、その筋肉がまだ弱いため隙間ができているのです。

大人であればへその下にある筋肉がしっかりと閉じているため、その隙間から腸が盛り上がってしまうことはありません。でも、赤ちゃんの場合はまだ隙間が残っているため、お腹にガスが溜まったり便秘になったりという原因でお腹が膨張し、結果として腸が上へ上へと飛び出したようになるのです。臍突出症の場合はへその内部に余分な皮膚などが溜まっている状態で、見た目的にはほとんど変わりませんが、臍ヘルニアとは異なったものです。

赤ちゃんのでべそは自然に治る

赤ちゃんのでべそは自然に治る
大切な赤ちゃんのことなので、どうにかしてでべそが早く治らないかと試行錯誤するママも多くいらっしゃることでしょう。けれど、そこは落ち着いて対処してあげるのが肝心です。なぜなら、でべそのほとんどは赤ちゃんの成長とともに自然に治っていくからです。

でべそが目立つ時期

赤ちゃんがまだほとんど動かず眠ってばかりの生後3ヶ月くらいまで、でべそは目立っていく傾向にあります。おっぱいを飲んで眠って、を繰り返しているのでお腹にガスが溜まりやすいうえ、ゲップやおならをしたくても、まだ自由に体を動かすこともできません。生後1週間から3ヶ月まではでべそが目立ってもあまり気にしないようにしましょうね

でべそが治っていく時期

元気に泣き始めたり手足を大きく動かすようになると、お腹の筋肉も徐々に鍛えられ、でべそは少しずつ目立たなくなっていきます。ほとんどの場合、生後6ヶ月から1歳を迎えるくらいまでの間には自然に治っていくでしょう。ただ、やはり個人差はありますので、あまり心配しすぎず、ママもおおらかな気持ちで過ごしてくださいね。

赤ちゃんがでべそになったら気をつけたいこと

赤ちゃんのでべそは心配ないとお伝えしてきましたが、普段の生活の中で気をつけてあげたいポイントはいくつかあります。最初に紹介した日本形成外科学会のWebサイトでの説明にもある通り、過度なケアには十分に気をつけなくてはいけません。

赤ちゃんがでべそを触らないように気をつける

こちらはとても重要なポイントです。赤ちゃんが自分の手ででべそを触ってしまうことはできるだけ予防しましょう。べでそを引っ張ったり引っ掻いたりしてしまっては爪で傷が付く恐れがありますし、ばい菌が入ってもいけません。特に、赤ちゃんは手を口に入れたりものを触ったりしていることが多いですから、できるだけ洋服で覆ったり、腹巻きをするなどして直接手が触れないようにしておきます。沐浴させる際にもお腹にガーゼを一枚当てておくなどして保護しておくと安心ですね。

ミルクの後のげっぷをしっかりさせる

げっぷがお腹に溜まってしまうこともでべその原因のひとつです。赤ちゃんのお腹は容量がとても小さいので、少量の空気でもお腹が圧迫されてしまいます。ミルクの後や赤ちゃんが苦しそうにしているときはげっぷがしっかり出ているか様子を見てあげましょう。

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便秘気味のときは赤ちゃんのお腹をマッサージしてあげる

げっぷと同様に、便秘もお腹の膨張に繋がります。腹筋が弱い赤ちゃんは、おならや排泄もなかなかうまくできません。いつもよりお腹が張っているな、と感じたときには優しくマッサージして、ガスや便がたまらないようケアします

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赤ちゃんによく運動させてあげる

でべそになる原因の部分でご説明したように、へその下の筋肉を鍛えることが、でべそ改善に役立ちます。特に足をぐっと上に持ちあげるような遊びを積極的に取り入れて、スムーズな運動を促してあげましょう。腹筋を刺激することは便秘の改善にも繋がりますので一石二鳥ですよ。

赤ちゃんのでべそが治らないときの対処法

でべそが治らないときの対処法
赤ちゃんが1歳を過ぎたのに、全くでべそが治る気配がない場合、どうしてうちの子だけ?と慌ててしまうかもしれません。でも、赤ちゃんがいちばん頼りにしているのは他ならぬママです。事前にきちんと対処法を把握しておくことで、いざというときも落ち着いて対処ができるのです。

民間療法は試さない

でべその治し方を知りたいあまり、インターネット検索などで情報収取するママは多いと思います。でも、その方法は本当に正しいものなのでしょうか。誤った方法で、逆効果になったりしないでしょうか。インターネットの情報は正しいものもあれば根拠のないものもあります。不安なときは判断力も鈍りがちなので、一旦落ち着いて、専門の医療機関の指示を仰ぎましょう。

かかりつけの小児科に相談する

赤ちゃんのでべそのことで医療機関の受診をしたい際は、まず、日頃お世話になっている小児科の先生に相談することをおすすめします。いつも診てくれている先生であればママにとっても信頼できる要素になりますし、適切なアドバイスをしてくれるでしょう。見慣れている先生であれば赤ちゃんも不安になりにくいですよね。日本小児科学会でも、かかりつけの小児科に相談することを推奨しています。

手術は慎重に

どうしてもでべそが治らず、いざ手術を考えることもあるでしょう。その際に気をつけたいのはその時期です。ママとして、一刻も早くキレイにしてあげたい気持ちはわかりますが、赤ちゃんの体にも心にも影響のあることです。小児科の先生や専門の医療機関と良く相談の上で、焦らずじっくりと検討しましょう。

まとめ


子育て中の多くのママが抱える悩みのひとつであるでべそですが、正しく理解することで過剰な心配を避ける事ができますよね。ママが穏やかで幸せな気持ちでいることが、赤ちゃんにとって何よりの安心材料ですよ。そして、常日頃からパパや周りの人たちとのコミュケーションをよく取り、ひとりで抱え込まないようにしてください。特に、初めての育児では不安になることが多いかもしれませんが、「でべそなんてよくあること」くらいの大きな気持で対処してあげてくださいね。