赤ちゃんの体温が高いけど大丈夫? 平熱と発熱の目安

赤ちゃんの平熱はどのくらい?

赤ちゃんの平熱はどのくらい?
0歳代の赤ちゃんは新陳代謝が活発なので、平熱は大人と比べて0.5度ほど高いのが一般的です。体の成長が著しい生後1ヶ月くらいは特に高く平均で36.7~8度、3~4ヶ月経つと少しずつ下がり36.5~6度に落ち着きます。体温は個人差があるので37度が平熱の赤ちゃんがいるのも珍しいことではありません。平熱が高めか低めか、どのタイプの赤ちゃんか下記の表を参考にしてみてください。

乳児の平熱平均値表

乳児の月齢 各検温時間の体温
昼食前 就寝前
4~5日 36.70 36.71
1ヶ月 36.63 36.75
3~4ヶ月 36.47 36.41
6ヶ月 36.44 36.43
1~2歳 36.43 36.32

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赤ちゃんの体温の特徴

赤ちゃんの体温の特徴
小さな体は非常に繊細にできていて、ちょっとしたことで体温が上下します。安定するまでは赤ちゃんの体温調節に細心の注意を払ってあげましょう。

寝起きや睡眠時は低い

ヒトの体温は1日の中でも多少変動していて規則性があります。午後夕方にかけて体温は上がり、夜になると下がるので眠くなります。眠りの深い夜間がもっとも低く、朝になり体温が上がり始めると目が覚めるというリズムで確立されています。

ところが0歳の赤ちゃんはこの体温リズムが整っていないので大人と同じような1日の規則的な変動がありません。赤ちゃんの体温の特徴は、泣いたり母乳やミルクを飲んだりすると上昇し眠くなると下がるといった、生活行動に影響を受けやすい点です。赤ちゃんが温かく感じるのは1日のほとんどを睡眠に費やし眠るために手足から熱を放出しているためで、眠りにつけば体温は下がり起きるまで低いものなのです。

環境温度の影響を受けやすい

未熟な体温調節機能のために、赤ちゃんの体は「熱を失いやすく、熱がこもりやすい」という特徴を持っています。寒い季節に、冷えるよりは温かい方が良いと服を何枚も着せたり、暑い季節に冷房を長時間当てたりするのは返って赤ちゃんの体に良くありません。冬の温めすぎ、夏の冷やしすぎ、これにより体温も簡単に上下してしまいます。大人が心地良い環境温度が赤ちゃんにもちょうど良いので、パパママが快適な室内環境を作りましょう。

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赤ちゃんの体温の正しい測り方

赤ちゃんの体温の正しい測り方
体温を測定する前に、測定に適した環境作りをします。食後や運動の後、外出から帰ってきた直後は体温が上昇しているので検温を避け、30分以上待ちましょう。検温するワキ下の汗や汚れを拭き取り清潔な状態にし、ワキ下の中心に体温計の感温部を下から押し上げるように測ります。以下、体温計の種類と特徴です。

体温計の種類 商品の種類 特徴
実測式体温計 水銀体温計や一部の電子体温計 測定する部分の温度を忠実に表示します。
ワキの検温で約10分かかります。正確な体温をはかるため長い測定時間を要します。
予測式体温計 電子体温計 検温初期の体温の温度変化を分析し、ワキの検温では約10分後の体温を予測します。実測式より数値の誤差はありますが、計測時間は約20秒とかなり短縮されました。
耳式体温計 電子体温計 鼓膜の温度を赤外線センサーで感知し測ります。1秒で完了するので乳幼児には最適の検温方法です。誤差は出やすいですが、およその値を確認できます。

ママと赤ちゃんが測りやすい方法が見つかったら、今度は赤ちゃんの正確な平熱を把握しましょう。検温の仕方と注意点です。

  • 一日一回一週間検温します。
  • 1歳までは1日の体温変動は大きくないので、食前や機嫌が良い決まった時間帯に測ります。
  • 赤ちゃんの平熱が、平均より高めか低めか覚えておきましょう。
  • 1歳になるまでの一年間で平熱が徐々に低くなるので、最初の3ヶ月は月に1~2回、その後は2、3ヶ月に一回の検温をするとより正確な平熱を知ることができます。

平熱・発熱の目安と病院へ行く判断基準

平熱・発熱の目安と病院へ行く判断基準
赤ちゃんの平熱を把握すれば、体調の変化と発熱に気付きやすくなります。病院に行くべき症状を覚えていざという時に慌てないようにしておきましょう。

37.5度以上は発熱

感染症法では37.5度以上は「発熱」、38度以上は「高熱」と定められています。しかし1歳未満の赤ちゃんは、ちょっとした外部からの影響で体温が上昇するので、服を一枚はずしたり、湿らしたタオルで軽く首やワキなどを拭いたりして熱が下がり落ち着くなら、それは「発熱」ではないと思われます。しばらく涼しく心地よい状態にして様子を見ましょう。

発熱していても「元気」なら様子見

平熱は個人差があり特に赤ちゃんは高めなので、37.5度以上あっても機嫌良く遊んでいる赤ちゃんもいます。月齢が若い赤ちゃんほど容体は急変しやすいので、熱が高めの状態の時は常に気を付けて見守ってください。

38度以上の高熱、他に症状があれば受診

38度以上の高熱、他に症状があれば受診
平熱が高い赤ちゃんなど、38度を超えても比較的穏やかに過ごす子もいます。この場合は、水分をちゃんと取れているか、離乳食を少しでも口にできるかを観察し、診察時間内にかかりつけの医師に診てもらいましょう。しかし赤ちゃんが下記の症状になったら、診察時間外でもすぐに医者に診てもらう方が良いですよ。

時間外でも医者に診てもらった方が良い諸症状
37.5度以上 元気がない動きが鈍い 顔色が悪く、苦しそうである
食欲がなく、水分も取れていない 呼吸がいつもより激しい
意識がもうろうとしてぐったりとしている お腹に手を当てて丸くなっている(腹痛の恐れがある)
けいれん・ひきつけ・ふるえがある ひどく機嫌が悪い
38度以上 3ヶ月未満の赤ちゃんはどんな症状でもすぐに見てもらう

赤ちゃんの熱に備えて準備しておくと良いもの

赤ちゃんの熱に備えて準備しておくと良いもの
赤ちゃんの熱は突然上昇するものです。熱が上がってから必要なものを買いに出かけることは困難なので、赤ちゃんが元気な時に必要な物をそろえておくと慌てずにすみます。最低限次のものを用意しておきましょう。

  • 赤ちゃん専用の体温計
  • 赤ちゃんの体温を下げるための保冷剤数個
  • 水分補給のための乳児用イオン飲料
  • 特にインフルエンザだった場合は、ウィルスが除去される湿度を保つための加湿器

乳児用イオン飲料の作り方

乳児用イオン飲料はベビー用品各メーカーが販売しておりますが、家庭にストックが無い場合は手作りも可能です。発熱時は水分補給が大切なので下記作り方をぜひ覚えましょう。

  1. 湯冷まし1リットル、塩小さじ半、砂糖小さじ4を用意
  2. 1.を全て混ぜ合わせる
  3. 空きペットボトルなどの容器に移し冷蔵庫で冷やす

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0歳児の水分必要量

与える水分量は下記を参照にしてください。

0歳児の1日の平均的な水分必要量
月齢 1日の摂取量 1kg当たりの水分量
0~2ヶ月 400~500ml 125~150ml
3~5ヶ月 750~850ml 140~160ml
6ヶ月以降 950~1100ml 130~155ml
10~12ヶ月 1150~1300ml 120~135ml

夏期や発熱時は1~2割増しが理想です。

36度以下と低い場合も要注意

36度以下と低い場合も要注意
一方、赤ちゃんの平熱が36度以下の場合は低体温の疑いがあります。赤ちゃんは環境温度に影響を受けやすいので今一度室内が適温か確認します。赤ちゃんの低体温は何かしらの病気の可能性もあるので、低い平熱が続くようであれば、かかりつけの病院へ一度相談してみてください。

まとめ

赤ちゃんの平熱と発熱した時の対処の仕方を確認したら、今度は夜間診療可能な病院やタクシー会社などの緊急時連絡先リストを作成し心の準備をしておきましょう。パニックにならず冷静に対応するのが、赤ちゃんの発熱時には一番大切なことなのです。

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